尾木直樹のレビュー一覧
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ネタバレタイトルから見ると、ラフな内容に見えますが、
読んでみると、内容が多岐に渡っていて
少し、期待していたものとは違いました。
子どもを叱って育てるのではなく、「褒める」と言う点においてや
子どもが何かをした、困っている時に「どうしたの?」と言う
言葉掛けをすることをとても強調しており、これは子どもとの
やり取りだけでなく、大人の人間関係においても大切な物であると
感じました。
今、物事に対して「表面」だけの判断が当たり前の時代に
例え、悪い事をしても「どうしたの?」と言葉掛をすることは
人の心にアプローチし理解する際には実に有効な言葉だと思います。
子どもを評価する際、内申書に重きを置いてしまい -
Posted by ブクログ
別に凹んでも良いと思いますけどね、人間だもの。
という偏屈心は置いといて、サラッと読める割には胸にくる箇所が多々ありました。
「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
親鸞の短歌。夜中に突然嵐が来て散ってしまう桜の花と同じように、明日があるかどうかはわからないもの、人生ははかないもの、という意味。
尾木直樹氏の母親は、宿題をやりたくない幼い彼に対し、上記の歌を挙げ、「明日があるかどうかわからないんだから今日宿題をやれ」と説いたそうです。
私としては宿題以上に、人生の教訓という面で気に入りました(笑)
素敵なエピソードですよね。
先人の言葉で説き伏せる教育心。見習いたいです。 -
Posted by ブクログ
教育評論家の尾木直樹先生と、長くアメリカで教授をし現在では桜美林大学の名誉教授を務める諸星裕先生の、大学教育へ向けた対談集。
日本の大学ではいま驚くべき現象が起きている。便所飯、モーニングコール、初年時教育などだ。大学側が学生を「お客様」として扱い、教育しようという意識が低い。学生側にも問題がある。いつまでも自立しない子どもたち。大学教育はどうあるべきか。TVでも有名な、ふたりの教育者が語る。
非常に読みやすく、勉強になる本。3時間ほどで読むことができた。海外での大学のとらえ方の件なんかは特にいい。北欧では高校を出て一端社会に出てから学びたいことがでてきたら大学に入るし、イギリスでは合格が -
Posted by ブクログ
いつも「ホンマでっかTV」で見ていた尾木ママの本
すごい可愛らしい方だなぁって思っていたけれど・・・ホントはその道ではスゴイ人なんだよね^_^;
でも「偉そうぶらない」ところがステキですよね
「ま、いっか」これはなかなか「魔法の言葉」ですね♪
途中にはさまれているコラム「いのちの授業」がジーンときます
本なんだけど 実際に尾木ママがニコニコしながら語りかけてくれてるような錯覚におちいる一冊でした(すごくスルスル読めます)
「凹まない生き方論」なんて、ちょっと凹み気味だからついつい手に取っちゃったよ
毎日が笑顔になる「ま、いっか」の素が沢山入っています♪
買ってよかったなp≧▽≦q -
Posted by ブクログ
まず、少しズレた感想だが、
学校のあり方から社会のあり方まで
様々な現代が抱える問題がギュっと
凝縮されていて、それが僅か47ページに
解決となる糸口まで綺麗に纏まっている
ところに驚いた。
「世の中の当たり前」や「今までの流れ」に
このまま流されてはいけないと立ち止まる
きっかけをくれた。
内容が濃く、感想を書ききれないが、
道徳の教科化を問題視している点は、
大いに納得。挨拶の仕方など、
教科書にこれが正解!的なことが
書かれていること自体ナンセンス。
型にはまったやり方で道徳の授業を
行うのではなく、対話形式で自由に
自分の意見を言えるような授業を
教職員にはして欲しい。
この世に