長山靖生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代の若者が悩む二重の決めつけ
→世間からの決めつけ=今時の若者は。。
→自身の意識の中=どうせ。という決めつけ
決めつける理由=決めないと進めないから
何かしないと変わらない世の中
社畜が正しいのか?寝ないで働くこと=美徳と考える経営者が多くないか?
働きたいけど怖いから働けない=真面目にとらわれた結果。
中間管理職、事務職の不要=就職難
自己決定=自己責任に変わる世の中。
だが決めないと変わらない現実。。
その結果、ネットなどを通して他者を攻撃する。。
ゆとり社員批判
生まれた時から不景気で、それに抗うことなく期待せずに生きてきた。無関心、ストレス耐性が弱いとみなされてきた。
縦 -
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先鋭なる信長、奸智の秀吉、政治・経済・軍事を司る最強の徳川家に、天皇家はいかに対峙し、皇統を存続させてきたのか。神楽・和歌、書道など伝統諸芸の家元を掌握し、圧倒的な「文化力」を育むとともに、お蔭参りや御所参詣を巷に大流行させる「ブランド力」を発揮。公家や女官の艶聞も逆に力に変えていった江戸期の歴代天皇。今なお被災地で放たれる天皇の言葉に宿る力の謎に迫る。
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まさにタイトルどおり、なぜ今まで脈々と受け継がれてきているんだろう。戦国武将や有力者たちは、天皇を殺して自分がその地位につこうとは思わなかったのか。そんな謎がちょっぴり解明。
歴史のタイミングが半分、天皇とい -
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ネタバレSFだけでなく、その周辺領域としてのマンガやアニメ、幻想文学やファンタジー、さらには現代アートや演劇まで戦後の様々な出来事が網羅されている。
それだけに、書名にある「SF事件史」からはかなり内容が拡散してしまっている印象は否めない。どちらかといえば、副題の「日本的想像力の70年」の方が本書の主題と内容を的確に表しているといえよう。
前作『日本SF精神史』が面白かった(評判も良かったようだ)だけに、散漫な感じの本書は残念。SFに絞るか、日本的想像力に主眼を置くか、どちらかに力点をおけば良かったのではないだろうか。
【2012/2/22 追記】
現在の「想像力の欠如」状況に至った過程とその理由が -
Posted by ブクログ
ちょっと硬い内容かな?と思いつつも、自分に当てはまる部分があるんではないかと、手に取ってみた。
心の中では前から分かってはいるんだけど、自分の今置かれている状況を真剣に考え直さないといけないと思った。
最近、自分でも思うことが、冷静に書いてあった。
オビにあったように、一方的にダメだというわけでなく、かといって擁護するわけでもない。
でも、そこがとても良かったんだと思う。
“親世代の普通の生活を普通過ぎると思う一方、そんな普通の生活を手にすることがいかに大変か。。。”
ちょっとまじめに、でも読みがいがあった本。
ちなみに夏目漱石の本についてもいろいろ書いてあって、それも面白かった。漱石を -
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[ 内容 ]
諭吉のキイワードは「自尊独立(自立)」、漱石のキイワードは「自己本位(自分らしさ)」。
競争社会の困難さを「近代」から読み解く。
仕事の能力もない、結婚もできない人への提言。
[ 目次 ]
第1章 現代人が直面している「困難」の正体
第2章 自立への一歩―福沢諭吉に近代日本の出発を学ぶ
第3章 経済的自立と学問―福沢的「向上心」vs.漱石的「覚悟」
第4章 「いい仕事」と欲望装置と「自分らしさ」
第5章 弱者化する日本人
第6章 自立した個人と共同体の再生
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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Posted by ブクログ
現代日本における自立とは何かを考察した本。
副題に福沢諭吉と夏目漱石に学ぶとあるように明治初期と末期の知識人の考えを引用しながら、現代の若者の自立について述べています。
諭吉の「向上心」は、社会が活性化している時のモチベーションとなる。よく学びよく働き、収入を得るのは社会の理想と考えた諭吉に対し、そういう時代を経た後の漱石は、その弊害ばかりが目立つ社会を否定的に捉えている。彼らの時代というのは、昭和の高度成長期からから平成の停滞期に陥った現代の日本人のマインドの変化に近いものがあると著者は考えている。
読んでみて、なかなか面白い考察で納得できる部分も多かった。けれども内田樹の主張に共鳴している