【感想・ネタバレ】恥ずかしながら、詩歌が好きです~近現代詩を味わい、学ぶ~のレビュー

あらすじ

今どき「詩歌が好きです」と告白するのはかなり恥ずかしい。殊におじさんにとってはカミングアウトに近い。しかし、詩を口ずさみたくなるのは若者だけではないのです。歳を重ねたからこそ、若々しい詩も、達観した歌も、わがこととして胸に沁みるのではないか――。数々の受賞歴もある評論家が、ついに詩歌好きをカミングアウト。近現代詩歌を時代順に引きながら、喜びや悲しみを、詩人たちの実人生と共にしみじみと味わいます。

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Posted by ブクログ

明治以降の近代詩の潮流を解説。代表的な詩人もキャラクターがわかりやすく説明されていて良い。
『風立ちぬ』の堀辰雄が重要な位置を占めていたようで意外だった。

詩と関係ないが、現代の若者は「カワイイ」と「ヤバイ」でだいたいのことを済ませてしまうが、曖昧さが好まれる伝統に則ったもので、平安時代だと「をかし」と「あはれ」でだいたいが済んだ、というのが面白かった。(p.57)

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2022年06月28日

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