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不況にあえぐ国民が軍部の暴走に同調する中、三木は、一九三〇年代前半には自由主義を守るため奮闘、後半には昭和史研究会で積極的に活動、独自の共同体論を掲げて歯止めをかけようとした。本書は「中央公論」などに発表した時事随想を収録、獄中死するまで、現実に寄り添いながら新時代を構想し続けた思考と気骨のある精神に学ぶ。
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Posted by ブクログ
難解だが真理を明かしている。 「悲劇を知らぬ国民」と「教養と時代感覚」では、特にそう感じた。現代の文章だといわれても違和感がないからだ。前者のどうにかなるだろうという楽天性は生々しい。 153ページの「偉大な書物は無駄な書物」というフレーズはいい喩えだ。この本がまさしくそうで、いろいろな引用から様...続きを読む々な見方を知ることができた。
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三木清 戦間期時事論集 希望と相克
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