長山靖生のレビュー一覧

  • 戦後SF事件史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SFだけでなく、その周辺領域としてのマンガやアニメ、幻想文学やファンタジー、さらには現代アートや演劇まで戦後の様々な出来事が網羅されている。
    それだけに、書名にある「SF事件史」からはかなり内容が拡散してしまっている印象は否めない。どちらかといえば、副題の「日本的想像力の70年」の方が本書の主題と内容を的確に表しているといえよう。
    前作『日本SF精神史』が面白かった(評判も良かったようだ)だけに、散漫な感じの本書は残念。SFに絞るか、日本的想像力に主眼を置くか、どちらかに力点をおけば良かったのではないだろうか。

    【2012/2/22 追記】
    現在の「想像力の欠如」状況に至った過程とその理由が

    0
    2012年02月22日
  • 天皇はなぜ滅びないのか

    Posted by ブクログ

    そういうこともあったのか、と今まで疑問に思っていたことにいくつかの答をもらった気がする。政治の中枢機構は、天皇という権威が必要で、持ちつ持たれつの関係でもあったという、機能的な問題については、なんとなくわかった気がする。あとは、一般の人々が天皇という権威をどう考えていたのか、詳しく知りたい。

    0
    2013年01月26日
  • 日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで

    Posted by ブクログ

     「SF史」ではなく、「SF精神史」というのがミソ。故に狭義の「SF」にとらわれず、明治期の「政治小説」などの分析に多くを割く。

    0
    2011年12月28日
  • 日露戦争―もうひとつの「物語」―

    Posted by ブクログ

    メディア、特に新聞という媒体を軸に、国民がいかに戦争に関わっていったかをたどる興味深いもの。
    「表現」によって、時には本人の意志を超えて戦争に対する意見が形成されていたというところもなかなか面白い。
    政治・外交的な流れとして捉える戦争とは違った、国民のダイナミズムを感じられる。

    0
    2011年06月20日
  • 不勉強が身にしみる~学力・思考力・社会力とは何か~

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    四〇歳を過ぎた。
    親として子に何かを教えようとしたとき、ふと、自分の生きざまを問われ、恥じ入りたい気持ちになる。
    子供に読んでやる文章が、自分自身の身にしみる。
    この年になってやっと、本当の勉強の意味に気付いた気がする―。
    学力低下不安から、子供にお勉強をさせることは、一種のブームと言える盛り上がりを見せている。
    しかし現在の日本人の不勉強ぶりは、子供にお勉強をさせればいいというレベルをとうに超えている。
    自戒を込めて言えば、すでに大人からしてダメである。
    本書は、凡庸な親が自分も勉強しなくてはならないと考え、しかし何をどうやって学ぶべきか、そもそも勉強とは何だっけ、といった事柄

    0
    2011年04月11日
  • 『論語』でまともな親になる~世渡りよりも人の道~

    Posted by ブクログ

    日常生活や子供の教育に有用な『論語』の一節を、著者自身の経験や振り返り(反省?少し自虐的な一言?)を添えて書かれているので、論語の意味が理解しやすい本だと思います。特に30代以降の方々には一読して欲しいと感じました。
    私はこの本を読んで、常に「人としての理想像」を頭の片隅に入れ、少しだけ実践していこう、我が子に伝えていこう(「論語」は理想論過ぎるので、全てを完璧に実践する事は凡人には無理だから)、と心に誓いました。f(^ω^;
    時々読み返したい本でもあります。

    0
    2011年04月06日
  • 自立が苦手な人へ 福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自立、自由、強欲弱者をテーマに、現代の問題を、福沢諭吉、夏目漱石の言葉を引用しながら、解説し、解決案を提示している。

    江戸時代から21世紀までの、自立への思想の歴史を見ながら、現在がなぜこのような状態に陥っているかを見る。

    自立をテーマにしながらも、結論として出てくるのは、
    「つながり」であったり、「コミュニケーション」。
    とても興味深い結論である。

    0
    2011年03月31日
  • 不勉強が身にしみる~学力・思考力・社会力とは何か~

    Posted by ブクログ

    ところどころ、ヒヤリとする言葉があるなあと感じる当たり、自分の迂闊さを痛感。いやはや、困ったものだ。
    本書には、ある種当たり前の事しか書いていないが、だからといってその当たり前を当たり前と認識できている人はこの本を必要としないだろう。
    結局、これは内田樹さんのいう「遅れ」なのだろうな。しかもそれ自体もはやどうしようもない。
    でも、まあもやもやは残るものの、とりあえず前に進むしかないし、そのために私は勉強するしかないのだろう。切実。

    0
    2011年03月27日
  • 若者はなぜ「決められない」か

    Posted by ブクログ

    ちょっと硬い内容かな?と思いつつも、自分に当てはまる部分があるんではないかと、手に取ってみた。
    心の中では前から分かってはいるんだけど、自分の今置かれている状況を真剣に考え直さないといけないと思った。
    最近、自分でも思うことが、冷静に書いてあった。
    オビにあったように、一方的にダメだというわけでなく、かといって擁護するわけでもない。
    でも、そこがとても良かったんだと思う。

    “親世代の普通の生活を普通過ぎると思う一方、そんな普通の生活を手にすることがいかに大変か。。。”

    ちょっとまじめに、でも読みがいがあった本。

    ちなみに夏目漱石の本についてもいろいろ書いてあって、それも面白かった。漱石を

    0
    2010年12月20日
  • 自立が苦手な人へ 福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    諭吉のキイワードは「自尊独立(自立)」、漱石のキイワードは「自己本位(自分らしさ)」。
    競争社会の困難さを「近代」から読み解く。
    仕事の能力もない、結婚もできない人への提言。

    [ 目次 ]
    第1章 現代人が直面している「困難」の正体
    第2章 自立への一歩―福沢諭吉に近代日本の出発を学ぶ
    第3章 経済的自立と学問―福沢的「向上心」vs.漱石的「覚悟」
    第4章 「いい仕事」と欲望装置と「自分らしさ」
    第5章 弱者化する日本人
    第6章 自立した個人と共同体の再生

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー

    0
    2010年12月18日
  • 自立が苦手な人へ 福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ

    Posted by ブクログ

    現代日本における自立とは何かを考察した本。
    副題に福沢諭吉と夏目漱石に学ぶとあるように明治初期と末期の知識人の考えを引用しながら、現代の若者の自立について述べています。
    諭吉の「向上心」は、社会が活性化している時のモチベーションとなる。よく学びよく働き、収入を得るのは社会の理想と考えた諭吉に対し、そういう時代を経た後の漱石は、その弊害ばかりが目立つ社会を否定的に捉えている。彼らの時代というのは、昭和の高度成長期からから平成の停滞期に陥った現代の日本人のマインドの変化に近いものがあると著者は考えている。
    読んでみて、なかなか面白い考察で納得できる部分も多かった。けれども内田樹の主張に共鳴している

    0
    2010年10月27日
  • 日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで

    Posted by ブクログ

    「存在しない理想を描くことで、それが欠落している現実を告発する」という日本SFらしさのルーツが、幕末の「政治小説」にあるというのが驚きであり、納得。本書の締めくくりの言葉がとてもカッコイイ。

    0
    2010年03月09日
  • 不勉強が身にしみる~学力・思考力・社会力とは何か~

    Posted by ブクログ

    受験のときは勉強を欠かさずにやった私。
    大学に入って気が抜けたか勉強に手つけてなく
    "不勉強"になっている。
    この本で"受験のときの頑張りに戻りたい"と思った。
    もうすぐ長い春休みが来るので
    資格の勉強に取り組みたい。

    0
    2010年01月26日
  • 若者はなぜ「決められない」か

    Posted by ブクログ

    フリーターについての本。
    後半の、働くことについての記述が興味深かったです。

    「労働=金儲け」「生き甲斐=自分自身の楽しみ」
    ここが分離されずに論じられている、というのに納得。
    生きがいとして仕事をしたい、というのはもしかしたら根本的におかしいことなのかもしれない。
    「生き甲斐」と仕事が結びつけば一番いいのだけれど。

    「社会的存在意義の確認」のために働くというのは、なんとなく分かる気がしました。
    これは、「生き甲斐」ではなく、人のために働いていることを自覚する という意味だと思います。

    0
    2009年10月04日
  • 謎解き 少年少女世界の名作

    Posted by ブクログ

    子供の頃はただ主人公の過酷な運命や波乱万丈な冒険に悲しんだり楽しんだりしていたわけだけど、はたして今だったら、どような視点から読むことができるのか。ちゃんと舞台の裏側まで見ることができるのか。・・自信ないなぁ。ただの憶測ではなく、その作品が書かれた時代や作者のおかれた状況を考証し、時には大胆な解釈や冗談を交えながら書かれている。かなり勉強になったし、しかもけっこう笑わせてもらった。どんな話にもちゃんと当時の社会のあり方が反映されているということを改めて学んだ。・・実はこの本で挙げられている名作の半分はちゃんと読んだことがなかったり・・でも、読んだことがない名作の謎解きでも驚くことができる。

    0
    2009年10月07日
  • 若者はなぜ「決められない」か

    Posted by ブクログ

    面白いと思いました。
    特にゆとり教育について述べてるトコが面白かった。
    強引に結論に結びつける傾向も若干あるけど。

    0
    2009年10月04日
  • 不勉強が身にしみる~学力・思考力・社会力とは何か~

    Posted by ブクログ

    著者がいうところの「勉強嫌い」は若者だけでなくて社会人・親などの大人も含む。若者だけでなく大人も本を読まないし勉強しないから「勉強しない日本人」を再生産しているということらしい。おもしろいのは、著者自身勉強嫌いで、「このままだと格差社会に淘汰されますよ!」と勉強嫌いの人間として警鐘を鳴らしているということ。とはいえ高校時代は読書ばっかりしてまったく学校の勉強はしなかったというのにちゃっかり医者になってるからかなり頭のいい人なのでしょう。

    0
    2009年10月04日
  • 不勉強が身にしみる~学力・思考力・社会力とは何か~

    Posted by ブクログ

    「大人だって、勉強するに手遅れということはない」とあとがきにあります。では、どんな勉強をしたらいいのか、その指針がこの本にはありました。でも、例えば「論語」を今すぐに読むかというと・・・。

    0
    2011年08月03日
  • 若者はなぜ「決められない」か

    Posted by ブクログ

    フリーターという存在の、歴史や心理を分析する。結婚し、子どもを育てることを考えると、その後成長を支えるために何歳まで働かなくてはならないのか…という話は、現実的。

    0
    2009年10月04日
  • 不勉強が身にしみる~学力・思考力・社会力とは何か~

    Posted by ブクログ

    教師や文科省、例の委員会の人達には読んでいただきたい。これが全て正しいとは思わないが、分かりやすくいい本だと思う。

    0
    2009年10月04日