Posted by ブクログ
2012年06月29日
我が国の歴史の上で,連綿と続いてきたことになっている天皇。姿形を変えながらも,なぜ,こうして続いてきたのか,どのようにして続いてきたのか…そんなことを知りたくて本書を手に取りました。
が,私には予備知識があまりにも少なくて,読むのに大変時間がかかりました。読めない漢字がいっぱいあるんですよね。あ...続きを読むと引用されている原文なんかも言い回しがむずかしい。
著者は,時の権力者から不思議な尊重のされ方をする天皇の力を「ブランド的」と名付けています。なるほど,そうなのか…と思います。
あの明治の時代でさえ,天皇は薩長新政府にとって便利に利用されただけだったのですから。
ただ,天皇の持つやさしさみたいなものに,日本人が癒やされてしまう…という宗教的な背景については今ひとつ分かりませんでした。