【感想・ネタバレ】自立が苦手な人へ 福沢諭吉と夏目漱石に学ぶのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年03月31日

自立、自由、強欲弱者をテーマに、現代の問題を、福沢諭吉、夏目漱石の言葉を引用しながら、解説し、解決案を提示している。

江戸時代から21世紀までの、自立への思想の歴史を見ながら、現在がなぜこのような状態に陥っているかを見る。

自立をテーマにしながらも、結論として出てくるのは、
「つながり」であった...続きを読むり、「コミュニケーション」。
とても興味深い結論である。

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Posted by ブクログ 2010年12月18日

[ 内容 ]
諭吉のキイワードは「自尊独立(自立)」、漱石のキイワードは「自己本位(自分らしさ)」。
競争社会の困難さを「近代」から読み解く。
仕事の能力もない、結婚もできない人への提言。

[ 目次 ]
第1章 現代人が直面している「困難」の正体
第2章 自立への一歩―福沢諭吉に近代日本の出発を学...続きを読む
第3章 経済的自立と学問―福沢的「向上心」vs.漱石的「覚悟」
第4章 「いい仕事」と欲望装置と「自分らしさ」
第5章 弱者化する日本人
第6章 自立した個人と共同体の再生

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2010年10月27日

現代日本における自立とは何かを考察した本。
副題に福沢諭吉と夏目漱石に学ぶとあるように明治初期と末期の知識人の考えを引用しながら、現代の若者の自立について述べています。
諭吉の「向上心」は、社会が活性化している時のモチベーションとなる。よく学びよく働き、収入を得るのは社会の理想と考えた諭吉に対し、そ...続きを読むういう時代を経た後の漱石は、その弊害ばかりが目立つ社会を否定的に捉えている。彼らの時代というのは、昭和の高度成長期からから平成の停滞期に陥った現代の日本人のマインドの変化に近いものがあると著者は考えている。
読んでみて、なかなか面白い考察で納得できる部分も多かった。けれども内田樹の主張に共鳴しているのか、後半はやや引用も多いのが気になった。過去の欧米知識人の考え方を紹介して論理的な考察を試みていますが、結論として日本人が今後どうあるべきなのかが、ややわかりにくい。いろんなメディアで、様々な知識や考え方を吸収した現代日本人にとっては、諭吉や漱石のようなシンプルな考え方で実践するのが難しい状況にあるのかもしれない。現代は様々な考え方に迷う「優柔不断な時代」なのだろう。そういえば、バブルの頃は「優柔不断な男」は嫌われたんだよね。高度成長期はそういうシンプルな時代だったのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2013年07月09日

著者の本は以前にも読んだことありますけれども、あまりピンと来ませんでしたかね…タイトルは個人的にかなりピンと来たんですけれども…「人間嫌いの言い分」とか…僕にとってかなりドンピシャじゃないですか…!

だけれども、その内容を紐解いてみるとかなりアレというか、まあ、著者の顔とか見てみましたけれども、今...続きを読む作で言及されている通り、結構オタク気質な人なんですね…外見からして…

自分もオタク側の人間かにゃ?? と思って今日まで生きて参りましたけれども、どうにもオタク的な空気というか、匂いというか、そういうのに適合しない、と判断した自分はどうすればいいのだらうか…リア充的な空気にも相容れないものを感じるし…

ヽ(・ω・)/ズコー

まあ、そんなわけで全然今作の感想にもなっていないレビューではありましたけれども、決して悪くはないですよ! ただちょっと僕には相容れないだけで…ああ、だけれども、福沢諭吉には興味持ったかな? かなり潔癖な感じのする思想をお持ちの人のようで…興味を持ったのだけれども、今から「学問のすゝめ」などを読むのはちと荷が重いなぁ…などと思いつつさよなライオン…。

ヽ(・ω・)/ズコー

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