茅田砂胡のレビュー一覧
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
デルフィニア戦記外伝の2。
二つの中編とひとつの超短編が入っている。
『ポーラの休日』はさながらオールキャストによる変装(仮装?笑)大会だな。
それこそ舞台劇を見ているような楽しさだった。
これで最後にウォルも変装して出てきたら完璧だったのに(笑)
それにしても、女性たちの買い物にある意味付き合わされて、振り回される王妃様が笑える(オニ)
そして『シェラの日常』はあまりに色々ありすぎて、こんな毎日は大変だけど退屈しないだろうなあ。
前から思ってたけど、シェラって基本感情表現が素直だよね。
元刺客とは思えない。
いや、なんかかわいい。
ああ、やっぱり、デルフィニアの世界はいいな。
ひとまず -
Posted by ブクログ
少年期のナシアスとバルロの出逢いから成長を描くデルフィニア戦記本編より前のお話。
うん、面白かった。
こういう外伝的なお話も好きなんだよなあ。
主人公が本編では脇役に回ることがほとんどだったナシアスだったのはちょっと驚き。
でももっと驚いたのは、ナシアスの方がバルロよりも年上だったこと。
へえ、そうだったんだ。
本編じゃ、バルロの皮肉屋の性格もあって、ほとんど年上みたいな話し方だったので、思っても見なかった。
しかも、ナシアスの方がバルロを導く役目だったとは。
いや、意外でした。
それもまた楽しいけどね。
ラストに、本編後のみんなの姿が描かれているのも嬉しい。
リィの肖像画は見てみたいなあ -
Posted by ブクログ
シリーズ本編の最終巻。
いや、なんというか感慨無量。
これぞ大団円の巻だった。
物語の最初から、いつかリィは帰って行くのだと分かっていたけれど、実際にその時を迎えるのは、寂しいものだね。
物語的には、タンガとの戦いの残りとパラストとの戦いの決着が主なのだけど、もう結構早い段階からリィが帰ってしまう事への惜別が感情の大きな部分を占めてしまった。
そう言う意味では、合戦場面は脇に追いやられてしまった印象。
でも、それは仕方ないよね。
ハイライトは、やっぱりリィとウォルの別れのやり取り。
夜の湖畔のやり取りもいいし、戦場での最後の最後、互いに楽しかったと笑いあい、『また会おう。俺はそう信じている -
Posted by ブクログ
囚われの王妃の奪還回であり、タンガとの結着回。
自由戦士になったウォルがすぐにでも城に忍び込むのかなと思ってたけど、そううまくはいかず、タンガ王子の登場もあって、ちょっとヤキモキする前半だった。
王妃が復活したら、すごい事になるんだろなとは思っていた。
いやしかし、そうか、天変地異レベルの凄まじさだったか。
まさに神の鉄槌だな。
ソドムか。
でも、そんな天変地異も、ルウの不老不死も素直に受け入れるウォルはやっぱり大物(のバカ)だな。
麻薬の禁断症状に苦しむリィの姿はやはり苦しい。
復活したリィの姿はとても嬉しい。
ゾラタスは倒したけど、王妃の怒りはこんなもんじゃ収まってないよなあ。
次巻 -
Posted by ブクログ
まさかリィが囚われのお姫様役とは、確かにこれじゃ配役違いだよ(笑)
なので今巻は、リィの活躍は無し。
その代わりは、一人はルウであり、もう一人はシェラだな。
いよいよ物語に登場したルウは本巻ではまだその真価は見せていない。
なんというかウォルと二人でボケ漫才やっているような感じだよね(笑)
なので今巻はシェラの巻と言ってもいいんじゃないかな。
震えながらも、自らの軛を引きちぎって、自分の意志で全てを終わらせたシェラ。
ある意味とても辛い役目だけれど、シャラ頑張った。
うん、えらい。
それにしても、一族の言い伝えがほんとうだとしたら、シャラの先祖はリィなんかと同じようにやっぱり落ちてきた人な -
Posted by ブクログ
一人で戦艦2隻撃沈だと……シャーかよ(爆)
いよいよ大戦争が始まる巻。
デルフィニアは四方に敵を受けてこれまでで一番の危機。
なかでもスケニアの大艦隊とその先住民族の巨人達の襲来が今までと異なる脅威だった。
本巻は言ってみればイブンの巻だな。
南で海賊達(の国家)を味方に付けて、
北で親父さんの同族達が騙されていることを暴いて、逆に味方にしていまい、
自分の方はついにシャーミアンを嫁にもらうという、八面六臂の大活躍。
いや、シャーミアンのことはまあ、こういう非常時みたいな切っ掛けがなけりゃ、うまくいかないだろうなあと思っていたけど、そのとおりだった。
結婚を申し込まれたシャーミアンが初々し -
Posted by ブクログ
前半は、前巻から引き続き二組の男女の恋の進展模様。
ナシアスの方はめでたしめでたしでゴールインできたけどイヴンの方は難しいなあ。
ひとまず棚上げになってしまった。
もちろん最後にはうまくいくんだろうけど、どう決着付けるのかな?
後半は、結構久しぶりに合戦の始まり。
リィの活躍やいかにと思っていたら、なんと初めてのリィの負傷。
でも、それからがすごかった。
リィを守るものの凄まじさ。
その後のリィとウォルのやり取りのなんとも言えない微笑ましさ。
いや、知らずに頬が緩んでしまうよ(笑)
そうか、二人の関係は猛獣と猛獣使いだったんだ。
実によく似合ってる(笑)
じゃれ合う姿がとてもいいなあ。
そ -
Posted by ブクログ
いや、やっぱり女の人が一番強いなあ。
第三部を読んでから年単位の時間が経っているのだけど、読み始めるとすっと物語の中に入り込むことが出来た。
もちろん、ちょっと忘れていることもあったけど、それを感じさせない面白さ。
やっぱりいい!
好きだな。
物語的には前巻最後のファロットの暗殺者との対決は少し一休みで、絢爛たる宮廷絵巻と主要人物でまだ残り人たちの恋模様。
公式の場にリィを引っ張り出す苦労には笑った。
しかも、その式典でのリィの登場シーンの凄さ。
まさに主人公は遅れて現れるタイトルロールの面目躍如だよなあ。
そして、二組の恋模様は、やっぱりルビコン川を先に渡るのは女性の方なんだよなあ。
-
Posted by ブクログ
ネタバレペールゼンが卑怯にもフェルナン伯爵を盾に降伏を迫った事でリィ達が北の塔に助けに行く3巻。ものすごーく嫌な予感しかしなかったですが、予想通りで、私としては生きていてほしかったひとなので凄く辛い巻でした。そして、本当なのか信じられない血筋疑惑。バルロさんもみんな辛い辛い。次から次へと試練のように一番辛いウォルは、もうおかしくなってしまうのではないかというくらい精神的にまいってるのがわかりますが、友人のリィはそんな状況でも冷静に、訥々と話をして、すくい上げ、さすがかっこいい、の一言です。次こそはペールゼンを引きずり出したいところですね。