茅田砂胡のレビュー一覧

  • デルフィニア戦記外伝 3 ポーラの戴冠式

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    ただただ、懐かしい。
    本編は、1冊900円という、当時学生だった自分には少しばかり値の張る本が10冊以上。続きが気になって気になって、千円札を握りしめて書店へ。一日で読み終わってしまうので、また書店へ。結局ひと月やそこらで買い揃えてしまったことを思い出します。
    あれから随分と時が経って、また新刊としてこの世界を楽しめるとは。
    外伝なので、さらっと読めてしまう感じ。本編の勢い、激動の展開とはいきませんが、楽しめます。
    また、本編を読み返したい気分です。

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    2019年01月22日
  • 遙かなる星の流れに 下 デルフィニア戦記18

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    ついにシリーズ完結。タンガを倒した勢いでパラストも制圧。最大のライバルであったレティシアも、あと一瞬でリィを倒せるというタイミングで持病の発作で集中を欠き絶命。ああ、なんだか流れ作業のように話が畳まれていく。唯一の救いはサイセベリアが徹底的に日和見だったところ。(笑)ふつうそうだよね。それでも嫌な奴にならないところが人徳というのです。このあとリィとルウとシエラはどこか遠い世界へ行くらしいので、それもまた読みますが、キャラクター小説とはいえ地の文があまりにもお粗末なのを何とかしてほしいなあ。ストーリーの構成は素晴らしいと勧めてくれた後輩は言うのだけど。

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    2019年01月14日
  • 遙かなる星の流れに 上 デルフィニア戦記17

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    リィ最大のピンチ。キャリガンたちを助けるわずかなチャンスを得るためにタンガにつかまったリィは、麻薬づけにされ、ほとんど意識不明の状態が続く。一時的に玉座をバルロに譲ったウォルとルウ、シエラはリィを助けに駆けつける。本来この世界で使えない力を解放することにより城砦を破壊した彼ら。一気に形勢は逆転する。若いころはこれだけでわくわく読めたのだけど、大人として読むならば、玉座をあまりに軽く扱いすぎ、仲間内で解決しすぎるし、なんとなくいろいろワンパターンなのにちょっとイラついたりして。

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    2019年01月14日
  • 伝説の終焉 デルフィニア戦記16

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    ウォルとリィの物語の終わりが近づき、急展開の巻。リィが待ち焦がれた相棒がついにリィを迎えにデルフィニアにやってきたのに、肝心のリィは策略にかかりタンガにとらわれる。そんなこととは知らないシエラはヴァンツァーを倒し、初めて自分の意志で行動する。ファロット一族を倒すために。それがリィを救うことになると信じて。シエラが健気だけど、この巻はヴァンツァーが哀しい。殺されることでようやく自分を解放できたのだろう。

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    2019年01月14日
  • レディ・ガンナーと二人の皇子(中)(スニーカー文庫)

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    ファンタジー的要素が押さえ目だが
    もう少し戦い以外に押し出しても良いのでなかろうか
    レディガンナーが活躍できすぎるのがどうかと思う

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    2019年01月12日
  • レディ・ガンナーと二人の皇子(下)(スニーカー文庫)

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    「大追跡」同様落とし所の難しい話だが
    そのあたりのバランスはさすが
    ただもう少し広い視点で解決してほしいがそういう話ではないか

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    2019年01月12日
  • レディ・ガンナーと虹色の羽(スニーカー文庫)

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    「二人の皇子」の焼き直しっぽい
    ファンタジー的設定はもっと広げようがあると思うのだが
    ここが作者の弱点か

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    2019年01月12日
  • 天使たちの課外活動6 テオの秘密のレストラン

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    料理人テオドールが主人公の"料理スゲー"な話。

    半分進むとやっとリィ達の登場。
    そんな肩透かしはあるが、ストーリーはサクサク読めてまぁまぁ楽しい。

    完結してないがキリは良いので、素直に楽しめる。

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    2018年11月27日
  • 天使たちの課外活動6 テオの秘密のレストラン

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    おなじみのメンバーがテオの為にひと肌脱ぐ。金銀黒はやりたい放題やるだろうと思いながら読み始め、その通りなのですが、それが楽しい。秘密のレストラン後日談も読みたいなぁ。

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    2018年11月16日
  • レディ・ガンナーの冒険(スニーカー文庫)

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    「冒険」「大追跡」「宝石泥棒」を再読
    読み始めて
    次にふと気がついいたら次巻を読んでいる途中だった
    何をいっ片鱗(以下略

    ああ恐ろしい恐ろしい
    一度手に取ったらやめられない止まらない魔力の高さ
    冷静に離れてみればそんなにすごくみえないのだが
    文章は読みやすく平易そっけないようでいて
    登場人物に読者を感情移入させる場面でのたたみかけはただことでない
    鷲掴みである
    キャサリンもニーナも用心棒もあえて距離をとって描かれていて
    それだけに感情移入をさせられていると感じさせてくれるのが読書の快感となる
    天晴れ感服の腕前

    2009/7/28
    作者は素で書いているのか技巧で書いているのか知らないが
    間違

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    2018年11月13日
  • デルフィニア戦記外伝 3 ポーラの戴冠式

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    王妃として再び降り立ち、戦争を終わらせた後。

    小話大量に、もうわくわくでした。
    あの後、色々と無事に終わらないと思いましたが
    各家庭と子供達が面白いw
    侍女長苦肉の策の『意味』に、これほどまで
    白熱するとは…恐ろしいもてっぷりです。
    平和だけれど、平和でない大人達のあわてっぷりが
    非常に面白かったです。

    そして、やっぱり最後までこの騒動。
    これがあってこそ、平和だな、という感じがします。
    無事に愛妾たる彼女も、そこに居る事に同意して
    やっとこさ一応の体制が整いました?w

    一番気になるのは、バラ園でのおひぃさまのお付夫人。
    何言われてひっくり返ってしまったのか…気になります。

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    2018年10月25日
  • デルフィニア戦記外伝 3 ポーラの戴冠式

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    デルフィニア戦記の外伝3巻。
    茅田砂胡全仕事収録の「紅蓮の夢」の裏話のような連作短編集。

    いつでもどこでも、王妃に振り回されるデルフィニアの面々。今回は、王妃を神聖化しすぎている子供世代にも振り回されてしまいます。子供世代が、王妃をただただ神聖化しすぎないように教育していくのが、今後のデルフィニアの課題となるでしょうね。このままだと、トゥルークでのルゥ状態になるのが、目に見えてます。
    それは、王妃の望む関係性ではないのでね。
    しかし、子供世代の名前が覚えられない。系図作らないとダメか?

    「リュミエント卿の葛藤」がよい。
    青春スーツ着こんだ彼にはかわいそうですが、これも大事な通過儀礼というこ

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    2018年10月23日
  • デルフィニア戦記外伝 3 ポーラの戴冠式

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    デルフィニアを去ってから10年後に5日間だけ再降臨したリイたちの話。大変短いショートショートとなっているが、気になっていたポーラたちの生活が覗けてとても満足。正しくファンのための一冊。

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    2018年10月23日
  • 紅の喪章 デルフィニア戦記14

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    何ということでしょう!
    主人公は死なないはずなのに、猛毒を塗った矢がリィに刺さるなんて!

    人間離れした身体能力の持ち主であっても、生き物である以上毒が体に回ったらダメージを受けること必定。
    まあ、他の人間だったら即死のところを3日で立ち上がれるようになり、後遺症と言っても体に何となく力が入らない程度なのだから、十分に化け物レベルの強靭さではあるのだけど。

    しかし、リィの精神的な弱点が矢を受ける隙へ繋がったわけで、これは全くよろしくない。
    リィを排除しようとする勢力がそろそろ本気を出してきて、リィを守るためシェラが覚醒しつつある。

    さて、次はいよいよイヴンとシャーミアンの話になるのかな。わ

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    2018年10月21日
  • 闘神達の祝宴 デルフィニア戦記13

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    ウォルはいとこであり親友のバルロの結婚式に出席する気満々なのに、国王が親戚とはいえ臣下のイベントに出席するものではないとバルロに言われ、彼らの結婚式に合わせて王室主催の舞踏会を企画する。
    王室主催の舞踏会ともなれば、他国をも招待する大掛かりなものとなるわけで、国際政治がここで動き始める。

    それとは別に、お互いに思いあっているのに一歩が踏み出せないナシアスとラティーナの間も動き始める。
    次はイヴンとシャーミアンの話になりそうで、そろそろ大団円に近づいている模様。

    この手の話は、絶対にハッピーエンドで終わるはずだから、安心して読める。

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    2018年10月21日
  • デルフィニア戦記外伝 2 コーラル城の平穏な日々

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    ネタバレ

    でてるのを全然知らなくて、外伝3の発売を知って存在を知りました。だいぶ迷ったんだけれども評価が高かったので購入。暁天使とかクラッシュブレイズのほうは正直能力とか影響力が無茶無謀にでかいのであまり好きじゃないんですが、あっちの方のことはリィの姉妹のことがちらっと出てくるだけなので多分大丈夫と思います。
    一冊丸っとシエラの話。表紙にいる夫婦はオマケ程度にしか出てきませんが、王様王妃とか騎士団長とかじゃなくてシエラからみた王宮がなかなか新鮮です。面白かったです、が、外伝3を買うかは未決。

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    2018年10月20日
  • トゥルークの海賊4

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    まさかの「トゥルークの海賊」4巻。終わったと思っていたけどねぇ。
    後日談だね。前のお話までに入らなかったエピソードをまとめつつ、後への伏線をこっそり張っておく。伏線は回収してもしなくてもいいぐらいで。

    ライジャの地元だから、今後もなにかとあるのだろうけどさ。

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    2018年10月18日
  • ファロットの誘惑 デルフィニア戦記12

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    リィを殺害するために、町娘が殺され、ウォルの愛妾の侍女が殺され、シャーミアンがさらわれる。
    人間とは思えないほどの強さと速さを持つリィと互角に戦うファロットの刺客。

    あろうことかリィとその刺客は意気投合する。
    心を通わせともに飲み、互いに全力で殺しあうことを気持ちよく了承しあう二人。

    この辺をうまく読者に納得させなければならないので、作者は大変だ。
    最終的にはリィとウォルの絆を書いてこの巻を終えるわけで、それはつまり、リィは負けないという表明になるのだろう。(主人公は死なない法則どおりである)

    個人的には、国際政治の話を読みたいのだけれど。

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    2018年10月07日
  • 妖雲の舞曲 デルフィニア戦記11

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    盛大な夫婦げんかの果てに、再び日常を取り戻すデルフィニア王宮。
    で、ウォルに愛妾を作戦やら、消息不明のロザモンドの従兄弟とタウのジルは同一人物なのか問題やら、イヴンの両親とジルの関係はいかなるものか問題など、伏線ばらまきの巻。

    あとはそうだな、ファロットの本拠地がスケニアにあったのが判明したな。

    ライトノベルというのは、概ねキャラクターがストーリーを動かしていくのだけれど、その割にというか、そのせいでキャラクターに深みがなく性格がデフォルメされているので、何というか…ストーリー以外に余り書くことがないんだよね。
    特に一気に三冊も読んじゃうと、ほんと、書くことに困るわ。

    備忘録のつもりで書

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    2018年10月06日
  • 憂愁の妃将軍 デルフィニア戦記10

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    「憂愁の妃将軍」というタイトルなのに、リィは後半になるまでほとんど姿を現さない。
    囚われたウォルを助け出すため、単身姿を消したまま。

    ナシアスは汚名を被ることもいとわず敵地の中に裏切り者として潜入し、それを十分理解したうえで、大声でナシアスをののしるバルロ。
    こういう、阿吽の呼吸の連係プレイがいいんだよね。

    少しずつ、リィの、本来所属するべき世界が見えてくる。
    それは本物ではなく、この世界からリィを追い出すために作られたまがい物の世界だとしても。

    で、せっかく助け出したウォルを、リィが殺しに行く(?)ところで次巻に続く。

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    2018年10月06日