茅田砂胡のレビュー一覧
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ネタバレ40年眠り続けた妻と、5年間死んでいた夫が、打ち合わせもなく、互いの行動を、そのタイミングを理解できているのがすごいよなあ。
だけどルウ、自分の意志でダンの人生に関わってしまったのだから、きちんと口で説明しないとだめじゃないかなあ。
話の展開が早すぎて、物語の世界に浸るというよりは、傍観者になっている気分。
最後のルウの豹変は、いったいどういう意味なのか?
復活すべき人(と感応頭脳)が全て復活したのに、まだ波乱は続く。
あと一巻でどうまとめるのだろう。
ダンに対してはご愁傷さまとしか言えない。
40歳を過ぎてマザコンの夢が壊されるとはねえ。 -
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ネタバレジンジャーが死ぬ直前、ケリーは彼女を冷凍睡眠させることにしたのは知っていた。
彼女の病気を治す術が見つかるまで。
そして彼は海賊をやめて、巨大企業の経営者としてその後の人生を送ったことを知っていた。
そして今、ケリーが死んで5年。
実はジンジャーが復活するタイミングで、自分も甦る手立てを極秘で進めていたことがわかる。
クーア財団の誰も知らなかったことなのに、連邦情報局がそれを知ったのだ。
冷凍されたケリーの細胞と、記録されているはずのケリーの記憶(これが大事)を独占するために、クーア財団を出し抜いて連邦情報局がそれを強奪した。
それを知って取り返すために一人姿を消したルウ。
ルウを救出す -
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ネタバレ〈この世界〉に少しずつ慣れてくるシェラ。
本来は〈この世界〉の住人のはずだけど、ほとんど家族ぐらいしか接触していないリィ。
〈この世界〉の常識を勉強しつつ、13歳の子どもらしい生活を送っている。
シェラの補習を担当するのは、ケリーとジャスミンの息子、ダニエル。
さらにダニエルの息子はリィとシェラと同じ寮に住んでいる。
ふたつのストーリーがどのように交差していくのか。
”「きみのお母さんが生きていることがわかった」
ダンの顔が凍り付いた。”
ここで次巻に続く。
「生後半年で死に別れたはずの母が、40年たった今生きてると言われても…。」
ダンの困惑をよそに多分話は急展開を迎えるはず -
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本編では降ってわいたジャスミンの死を、ジャスミンの半生を通して、ケリーの決意を通して描く。
ジャスミンがなぜあれほどケリーを求めたのか。
できる男だから、だけではない過去が二人の間にあった。
そしてケリーも、ジャスミンと過去に衝撃的な出会いをしていたことを思い出す。
いつかその話をしよう。
そう思っている間にジャスミンは、黙って逝ってしまったのだ。
しかしさすが宇宙一の財閥のトップは、本人の意思とは別に、死の直前に最先端の冷凍睡眠装置に入れられる。
いつかその病気を完治できるだけ医療が進歩したら、その時は…。
ケリーはその日を夢見て、ジャスミンの血を引いたダニエルに財閥を譲るため、総帥とし -
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完全無敵の要塞の中でダニエルを養育し、クーア財閥としての権力を行使する誘拐犯であるクーア財閥の重役たち。
息子を救出するためにケリーとジャスミンがとった行動は、映画会社を動かし、政府経由で連邦宇宙軍を動かし、海賊たちをも動員したものだった。
そうしなければならないほどの焦燥感に襲われていたことはわかる。
そうできるだけの権力も人脈も持っていることは知っている。
でも、目的が正しければ手段は違法でも非人道的でも許されるの?
『デルフィニア戦記』も、最後は違法な手段で敵を殲滅したけれど、今回もそうなんだもんなあ。
つまり、作者は広げた風呂敷を違法にたたむことでしか話を終わらせることができないと -
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「紅蓮の夢」でリィがデルフィニアに還っていた5日間(と言うか実質4日か)の出来事を描く短編集。
オーロンとの戦が終わった後の幸せな日々の話なので、もう何の憂いもなくこちらの幸せな気分で読んだ。
王妃に会った子供たちの行動に悩まされる大人たちという図式がなんとも愉しかった。
特にバルロなんか、娘にお父さん大嫌いなんて言われた日にゃあ、それはめげるよなあ(笑)
ポーラの戴冠に関しては、あれ? リィが王妃のままなのにどういうこと? と思っていたけど、そういうことだったのか。
みんなに囲まれ祝福を受けるポーラのなんと幸せなことだろう。
そして終生の忠誠を国王ではなく王妃に捧げるポーラの変わらなさ。 -
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目次
・スカーレット・ウィザード
・十一番目のダイアナ
ジャスミンと結婚した時、クーア財閥の重役たちはケリーを懐柔しようとした。
自分たちの言いなりにならないジャスミンよりも、ケリーの方がくみしやすいと思ったから。
でも、ジャスミンが子どもを産んだら、ジャスミンもケリーも必要ない。
いや、逆に邪魔だ。
子どもだけ残れば、傀儡にしてしまえばいいのだから。
そんなジャスミン側の問題をやり過ごした後、ケリーがさらわれる。
希少鉱物を産する惑星の位置や、宇宙空間をショートカットできる未発見の門(ゲート)を数多く知るケリーの記憶を手にするために。
ケリーの相棒、感応頭脳のダイアナと切り離されたケ -
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一応SFなので、この広大な共和宇宙を短時間で行き来できるための仕掛け〈門(ゲート)〉と〈駅(ステーション)〉の仕組みを説明しながら、物語は進む。
人工物ではなく、非常に不安定な場所である空間のショートカット入口である〈門〉の向こうで、クーアキングダムの宇宙船が姿を消した。
観応頭脳が制御する宇宙船は危険を察知して〈門〉の向こうへ跳ぶことを拒否する中、ジャスミンは自分の操縦で一人〈門〉の向こうに飛ぶのだった。
遭難した宇宙船を発見したものの、心身ともに激しいストレスにさらされたジャスミンは、小惑星が密集する地帯で意識を失う。
ジャスミンを救出に向かうケリー。
一応恋愛物語だからね。
7人の -
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宇宙をまたにかけたお尋ね者ケリーが依頼された仕事。
それは宇宙最大の財閥に君臨するジャスミンと結婚すること。
そして財閥の副総帥として(名目上)経営に参加すること。
自由であることが身上の一匹狼の海賊に、そんなことができるはずがない。
断るケリーにジャスミンは言う。
「これから10時間、私につかまらずに宇宙で逃げ切ったら、この話はなかったことにしよう」
それは圧倒的にケリーに有利な条件だったはずなのだが…。
破天荒な主人公二人の人物紹介の巻。
ケリーと彼の宇宙船の頭脳であるダイアナは相当にできる設定なのだけど、金持ちで肝が据わっていて身体能力が破格のジャスミンにはかなわない。
なんだかリ -
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ナシアスとバルロの出会いからリィのいなくなった後のデルフィニアまで。
若き天才剣士ナシアスの活躍をメインにバルロの成長を描く。
タイトルの『大鷲の誓い』は、てっきり二人が友情を誓うことだと思ったら、あくまでもバルロが自らに誓うことなのだった。
身分がはなはだしく違うため、全然違う常識の中で育って来たバルロとナシアスが、優れた騎士でありたいという共通の想いと、互いへのリスペクトのゆえに、いつしか本物の友人になっていく様子は、とてもすがすがしい。
あれだけ周りからちやほやされていても、バルロが鼻持ちならない勘違い野郎にならなくてよかったなあ。 -
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ネタバレリィ、シェラ、ルゥが三人でいる時に巻き起こった事件。
年齢が大きくなったリィとシェラには「課外授業」への参加資格が得られる。何かをしようと話すけれど、一向に三人揃ってできそうなものが見当たらない。
そんなときにリィとシェラの生活する寮の元寮長がストーカー容疑をかけられてしまう。彼の容疑はすぐに晴れたけれど、次に疑いをかけられたのは辺境の地から留学生としてやってきた青年だった。
彼は故郷では「僧」として生活しており、人が嘘をついているかどうか見破れる少し(?)不思議な人で……という話でした。
最初はストーカーまがいのメールが送られてくるだけの事件かと思いきや(それでも普通は大事件です -
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突然、ケリーに強姦の容疑をかけられる。
とんでもない事態に、驚いたケリーだが、自ら囮になることで敵陣に乗り込んでいく。
見覚えのない男が語ったのはケリーの『過去』。
それも総裁時代の話ではなく、ケリーの出自に関わる部分。自分自身で闇に葬り去ったはずのその時間を知っている男をケリーが許すはずもなく、自分の手で決着をつけることを決意する。
しかしながら巻き込まれたのは1回死んだ組の2人。
怒らせてはいけない人を怒らせてしまったそんな状況の話でした。
暴力だけど、自分の一番大切なものを守るための戦いをする話です。
テンポも良くて、とても面白かったです。
意外な組み合わせも相性