伝説の宇宙海賊男と、元軍人で威風堂々な巨躯を誇る財閥令嬢が夫婦となって繰り広げる、破天荒な物語。
いきなりすごい紹介ですが、誇張はゼロなので仕方ありません。
「素晴らしい夫婦」という表現は見かけることもありますが「凄まじい夫婦」というのはなかなかに稀でしょう。夫婦ともに規格外、敵は正直やってらんないレベルです。
物語は目を引くと言うより目を剥く展開の連続、もう飽きる暇がありません!
初版を調べると1999年7の月、某占星術師が世界滅亡を予言した頃。発売から10年以上経った作品ですが、20代男の私、全力でめいっぱい楽しませていただきました!そして好きになった作品は他の人にも広めたくなるのが人情というもの。
特に同年代の読者を増やし、感想など言い合ったりしたいです。
5巻完結なので、まずは気軽に1巻をお試しあれ!読んだが最後、確実に2巻以降も手に取らずにはいられなくなるという孔明もビックリの巧妙な罠が……!まぁ割とよくある罠ではあるのですが(笑)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2009年10月04日
スカウィ4巻はまるまるケリーの過去がテーマな感じです。
ケリーの過去はもちろん大注目なのですが、この巻で注目していただきたいのは別の所にあります。
ケリー、ジャスミン、そして情報管理長のメルヴィンの3人が話をする「好奇心」についてです。
ケリーの「好奇心の強い人間」についての考えに唸らされました。
...続きを読む一部抜粋をば。「例えば医者だ。珍しい症例の患者が出たら、奴らは途端に目の色を変える。患者はただ病気を治して欲しいだけなのに、研究を続けてる間は治ってしまったら困るなんて思っている。たまりかねた患者が別の病院に移ると言おうものなら、力づくで阻止する」
なんだろう?徹底的な「十人十色」の考え方って言うのですかね?
自分に信念があるように他の人にもその人なりの信念や考えがあり、それを最大限に尊重、尊守する…
そういった考え方をするからケリーを始めとする茅田作品のメインキャラクターたちはとても魅力的なんだと考えてみる。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「この空域の船は残らず消滅する!」帯に書いてあった一文です。
前作同様、発売日に即買いました。
ドキドキワクワクです。
この作品に限って「ハラハラ」という言葉はいらないと知りました。
なにせ、主人公二人が強すぎます(笑)
安心して、笑って、楽しんで読めます。
ケリー大活躍。かっこいいケリー必見デ...続きを読むス☆
Posted by ブクログ 2018年02月15日
ケリーを怒らせた海賊たちがぼろくそにやっつけられると、ようやく少し、ケリーの過去が見えてきた。
それは、とんでもないことから始まったひどい話の生き残りがケリーだという話なのであるが、ある意味タブーとされる部分の話だ。
ケリーはそれを知ったものを生かしておくつもりはなかったけれど、ジャスミンのと...続きを読むりなしでなんとか何人かは命を繋ぐことができた。
ただ、そこでとんでもない事件が起こる。
ケリーとジャスミン、二人の息子が誘拐されたのだ。
慌てて救出に向かう二人だったが……
という話でした。
いや、なんというか、小説は漫画に比べて内容をもりだくさんだなあ……と。
一つのシリーズを続けて読んでいると頭がハレーションを起こしてくるんだけど、どこからどこまでがこの巻の内容だったっけ? となります。
もちろん、どっちがいいとか悪いとかではないのだけれど、漫画と小説を交互に読んでいると、時々、区別がつかなくなって、びっくりします。
何はともあれ、最後と思われる大救出劇が始まるのですから、楽しみにしていたいと思います。
Posted by ブクログ 2010年11月09日
10/10/10 再読完了。
女王と海賊、又は赤いゴジラと黒いゴジラがぎゃおーと吼えまくる第四話。
旦那を拉致した犯人に怒り頂点な奥様は当然殺る気満々。
しかし、犯人が彼の地雷を思いっきり踏み抜いてしまっていたため
それ以上にぶち切れていたのが旦那さまの方。
一見大人しそうに見えたとしても
こう...続きを読むいう人だけは怒らせちゃいけません、の典型のようなお話でした。
でもそんなお馬鹿な犯人は無駄にしぶとかったなーw
Posted by ブクログ 2014年02月22日
面白いよ。
相変わらず、駅を降り損ねるぐらい面白い。
ケリーの過去の設定も、
ジャスミンの身体の設定も、
面白い。
でもそのわりには、人としての深みがちと足りない。
複雑性とでもいうか。
意外なところで死人が出たのに、
驚いた。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
低能海賊がケリーを本気で怒らせた。触れてはいけない男の過去に土足で踏みこんだのだ。男は左目を輝かせ薄く微笑む。もう誰にも止められない。この空域の船は残らず消滅する──!