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Posted by ブクログ
コーラル城の華やかな喧騒にまぎれ、王妃暗殺の罠は巧妙に精緻に張りめぐらされた。無関係に見えた少女の死、王宮の内部で殺された侍女。決戦の場となった雪原で、暗殺集団ファロットの青年はあでやかに微笑む。リィの本能が警鐘を鳴らす。この奇妙なイキモノは「人間」なのか!?
(感想)
王妃の離婚宣言にてんやわんやの周り。張本人のポーラが駆けつけることでどうにか一件落着を迎えました。違った意味でリィを抑えられる人の出現です。しかしやはり今回の見所はお茶会応援団として、「黄金の薔薇」に化けたリィの活躍。実際のところは「美貌の怪物」だそうですが。シェラのいうとおり短い命だったのが残念です。その後はポーラの侍女・レナがレティシアに利用されて殺害され、シャーミアンが人質にとられたことで、リィは単身、レティシアの罠に飛び込むことに。狼の助けもあって、どうにか痛みわけという形に。しかし、何か通じるものを感じたリィとレティシアは心配するウォルとシェラをよそに、その後、鍋友達に(笑)
Posted by ブクログ
デルフィニア戦記第十二巻。結婚証書を破棄しようとオーリゴ神殿に乗り込んだリィ。その知らせを聞いて大慌てで集まった国王とその側近たち。神殿ではリィの説得に大騒ぎ。ラティーナの必死の足止めによりバルロとイヴンはポーラのもとへ馬を駆ける。ポーラを伴って戻ってきたが、神殿では再び一悶着、の末、何とか話はまとまったが、中々順調に進みそうもないようだ。何とかお披露目の場となったお茶会では、なんと王妃が着飾ってのご出席!一方、遂にバルロはロザモンドに求婚を迫る。しかし華やかな表舞台とは裏腹に、ファロットが動き出していた。ポーラの侍女がレティシアの手先に使われ殺された。その上シャーミアンまで攫われて、リィは絶体絶命の危機に陥るも、狼ゴルディの助けで辛くも勝利する。しかし、お互いを気に入った暗殺者とその標的は夜の街で酒を酌み交わして楽しんでいたりする。ただ酒を酌み交わすだけではないのがこの二人なのだがv
Posted by ブクログ
リィを殺害するために、町娘が殺され、ウォルの愛妾の侍女が殺され、シャーミアンがさらわれる。
人間とは思えないほどの強さと速さを持つリィと互角に戦うファロットの刺客。
あろうことかリィとその刺客は意気投合する。
心を通わせともに飲み、互いに全力で殺しあうことを気持ちよく了承しあう二人。
この辺をうまく読者に納得させなければならないので、作者は大変だ。
最終的にはリィとウォルの絆を書いてこの巻を終えるわけで、それはつまり、リィは負けないという表明になるのだろう。(主人公は死なない法則どおりである)
個人的には、国際政治の話を読みたいのだけれど。
Posted by ブクログ
リィの同種のような、レティシア登場。
昨日の敵は今日の友のごとく、酒食を共にするリィとレティシア。一般常識からは考えられないけれど、未だレティシアはリィを暗殺する依頼を担っているというのに、だ。
ポーラとウォルをくっつけるために、リィは暴走する。
「俺が離婚してやれば、ポーラはウォルの奥さんになってくれるんだろ?」
そう言って結婚誓約書を破棄しようと、大聖堂へ乗り込んだ。
彼女にとって(ウォルにとってもそうだがこの)結婚とは、本当にみせかけだけのもの。
夫婦というよりは同志という言葉の方がぴったりな二人の間ではなんら過不足ないものだったのだけれど、まぁ、一般常識を持っている周囲の人間には理解できないよね。
これが(この世界での)平民と呼ばれる男女の間のことならば、まだいくらでもやりようはあったし、リィがあそこまでダダをこねる必要もなかったろう。
ウォルが玉座に就いていること。
それがすべてをややこしくしてるんだ。
しかし、無事にくっついてくれてよかったなぁ。
ウォルってばやさしいよなぁ……(べた惚れ)
巻頭の地図に大華三国以外の国々も登場し、
ますますの広がりを見せるデルフィニア戦記。
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