茅田砂胡のレビュー一覧

  • クラッシュ・ブレイズ5 オンタロスの剣

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     前向きな話と、めちゃくちゃに気分の悪い話が同居しているこの本。

     前向きな話は、ジンジャーが連れてきた役者の卵の女の子の話。
     彼女は自分なりに役を掴もうとしているけれど、そこにリィの力が必要になる。
     それはなんというか、舞台を生で見たことのある人間からしてみたら、それが本当にできたらステキなことなんだろうな……と思うんですけど、それはリィが心配したとおり、負担が大きいことなんだろうな、と思います。
     でも、それを外野が想像することは勝手ですよね。

     そしてもう一つは、ルゥの秘密を知った人間が、最低最悪の方法で、ルゥを傷付ける話。
     これについては深くは語りたくないので、読んでください

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    2019年12月22日
  • スカーレット・ウィザード4

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    ケリーとジャスミンの過去がわかる話。ケリーさんが前巻に引き続き怒り心頭のまま、見事に敵を殲滅しました。
    ケリーの過去は想像以上に過酷で、ああいう性格、生き方になるのもわかるような気がします。
    あれから家族と言えるのはダイアンだけだと思うので、ジャスミンとダニエルとちょっとずつ家族になっていってほしいです。まずは諸々片付けてからですが。

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    2019年12月12日
  • 女王と海賊の披露宴 海賊と女王の航宙記

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    航海記シリーズ(何冊目だっけ…)。前半は鈴木理華さんの画集収録分、後半は新婚旅行。相変わらずじゅーおーむじんなお二人でした。安心してニマニマ読めるね。もうこの深い裏がないドタバタが楽しいです。水戸黄門スタイルで続いてくれればいいですマジ。

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    2019年12月06日
  • スカーレット・ウィザード3

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    ケリーの周りで事故が多発。
    幹部から悪い話を持ちかけられ、海賊に捕まって拷問され、どこまでも大変な目に合いますが、よくあることなのか、あまり本人にはダメージがなく、逆に海賊をおちょくる始末。
    でも過去の記憶まで漁られるのは、タブーだったようでブチ切れます。
    あっ、この船終わったな、というところで終わるので、次大暴れするところからスタートを読むのが少し怖いです。触らぬ神に祟りなし、くわばらくわばらー。

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    2019年12月01日
  • スカーレット・ウィザード2

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    ジャスミンがいつものる船が言うことをきかなくなり、みんな大慌て。さらに妊娠が発覚してさらにパニック。女王はどこまでも女王然としています。

    相変わらず夫婦とは言えない言動の数々ですが、認め合いはじめている2人が見ていてによによします。

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    2019年11月28日
  • クラッシュ・ブレイズ10 サイモンの災難

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    珍しくキーマンはヴァンツァー。
    知能は高いのに、手段を選ばずに事を起こす冷徹さ…というか、人として何かが欠落している彼の本質を、映画監督であるサイモンは見抜いたのだ。
    そればかりかリィ、シェラ、ルウ、レティシアそれぞれの本質をも。

    ルウを除いた面々が宇宙一の名女優ジンジャーを知らないという設定だったけど、確かヴァンツァーはこの世界に飛ばされたとき、本を読んで勉強することと同じくらい精力的に映画を観ていたはずだけど…。
    設定がぶれた?

    映画を作ることしかできない映画バカの監督サイモンは、愛すべき人物だけど、以前どこかで(多分漫画で)見たような既視感が否めない。
    けれどジンジャーが、自分の問題

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    2019年09月28日
  • クラッシュ・ブレイズ9 夜の展覧会

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    宇宙連邦中に多くのファンを持つ名画、『暁の天使』
    学校の行事の一環で美術館を訪れたリィとシェラは、その絵を見て驚愕を隠せない。

    三百年も前に描かれたはずのその絵に描かれているのは、まぎれもなくルウであり、その横に展示されている画家の遺言は、明らかにリィにあてたものだからだ。
    そんなことがあるだろうか?
    と言ったってあるんだもんなあ。

    リィが「この絵は俺のものだ」と言ったって、常識ある大人が相手にするわけがない。
    そうこうするうちにその絵は盗まれてしまう。
    「俺のものである絵」を取り返すため、リィは警察や父親をうまく使いながら真相に近づいていく。

    でも、当然常識的な手段で真相に辿り着

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    2019年09月27日
  • クラッシュ・ブレイズ8 ミラージュの罠

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    「ソフィアの正餐会」でこっそり転校した先の寮長が、連邦大学に短期留学し、偶然リィと再会してしまう。
    あの転校はなかったことになっているので、本来あってはならない相手であったのだが、詳しい事情を説明する前に彼・ダグラスは誘拐されそうになる。
    それをリィが阻止してしまったため、ダグラスは命を狙われることになった。

    なぜダグラスが狙われるのか。
    本人には何の心あたりもないというのに、次々に暗殺者がダグラスの前に現れる。
    リィ、ルウ、シェラは敵を一網打尽にするべく奇策を立てるが…。

    くだらない。
    全宇宙を震撼させるような組織が隠密にダグラスを暗殺しようとする理由がくだらなすぎる。
    理由を問わず

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    2019年09月27日
  • クラッシュ・ブレイズ6 ソフィアの正餐会

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    新たな事件かと思ったら、前作の後始末の話だった。
    ルウをさらって脳を破壊した4人の老人の、不老不死への行き過ぎた情熱から行うおぞましい行為を止めるため、ルウは完璧なる上流社会のお嬢様学校へ潜伏する。

    この作品ではリィもシェラも添え物だ。
    季節外れの転校生が3人、それも超美形揃いが、女子校に2人、男子校に1人。
    作者、書いていて楽しかっただろうなあと思う。
    私も読んでいて楽しかった。
    学園生活の部分は。

    不老不死への希求がおぞましすぎて、本来のテーマはちょっと…。
    でも、ケリーとジャスミンの出番が少なかったのでよかったなあと思っていたら、次作からはまた出番が増えるとのあとがきを読んでがっかり

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    2019年09月25日
  • クラッシュ・ブレイズ5 オンタロスの剣

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    不老不死を願う一味にルウが狙われる。
    ルウを手に入れるためリィが、そしてリィと親しく接したものが狙われる。

    自分たちは姿を現さず、超常能力者を使ってルウを追いつめる彼らは、とうとうルウを確保し自分たちの言うことを聞かせるためにルウの脳を破壊する。
    ただの獣と化したルウは、救出に来たリィたちにまで牙をむき、とうとうリィはルウを殺害し、死体を原子レベルまでに粉砕する。

    そこまでしなくても!
    と、シェラが思えば思うほど冷めていく。
    ルウとリィのつながりの深さはわかっているのだから、そこまでするにはそこまでしなければならない理由があるはずだと容易に推察できるからだ。

    そもそもルウは死んでも生き返

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    2019年09月25日
  • クラッシュ・ブレイズ11 マルグリートの輪舞曲

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     ジンジャーの舞台の日に起こった様々な事件が3つ、載っていました。

     一つ目は、「優しい狼」。
     大学惑星にやってきたリィの姉を傷つけた男に対して、リィが復讐をする話。

     二つ目は、「初戀の詩」。
     ジンジャーの主演作に興味を持ち始めたヴァンツァーの元にかかってきたジンジャーからの舞台の誘い。

     三つ目は、「怪獣の宴」。
     久しぶりにデートも込みで、ジンジャーの舞台を見に行くことになった、ケリーとジャスミン夫婦。

     ジンジャーに告白してきた青年が攫われてしまったり、ジャスミンが拉致されたり(?)、相変わらずのドタバタですが、結局はすべてを解決させてハッピーエンド。
     ところで、皆がジン

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    2019年08月18日
  • クラッシュ・ブレイズ4 パンドラの檻

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    一度死んで甦った男ケリー・クーアが誘拐された。
    狙いはもちろん不老不死の秘密だ。
    何しろ死んだ時より若い姿で今現在を生きているのだから、こんなに羨ましいことはない。

    とはいえ簡単に誘拐なんぞされないのがケリー・クーアという男。
    ではなぜ誘拐されたのか。
    誰にも知られたくない彼の過去が人質なのだった。

    同じく死から復活したレティシア、ヴァンツァーを囮として、ケリーは一人で敵を殲滅する。
    ジャスミンにもダイアナにも告げることなく。

    だから、フェアじゃないんだよ。
    死から復活できる条件っていうのが一応はあって、ラ―一族にも心を読まれることのない精神の持ち主って言っているけど、それは多分に恣意的

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    2019年07月26日
  • クラッシュ・ブレイズ3 ヴェロニカの嵐

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    茅田版15少年漂流記。
    こういうのが読みたかったんだよね。
    リィとシェラができすぎだけど。
    そしてやっぱり政治的というか、大人の生々しい事情が子どもに降りかかってくる。

    学生物ってだけでいいのになあ。
    体験学習という名のサバイバル体験。

    食事というのは生き物の命をいただく営みであること。
    自然の中には簡単スイッチはないこと。
    塩がなければ食事はまずいこと。

    スパルタなリィに涙目で食らいつくクラスメート。
    いいじゃないか。

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    2019年07月26日
  • クラッシュ・ブレイズ2 スペシャリストの誇り

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    目次
    ・ファロットの美意識
    ・ジンジャーの復讐
    ・深紅の魔女

    これは面白かった。
    特に「ファロットの美意識」。
    これを面白がってはいけないような気はするけど。

    元々殺し屋を生業としていたレティシアだから、自分を陥れようと卑怯な手を使う、親の威を借りた小童どもを何のためらいもなく殺してしまうことは、やりかねないと納得だ。
    それがいいことだとか悪いことだとかの判断は抜きにして。

    けれどもこいつは殺す、こいつは生かすの判断をするというのは…裁くのは…ちょっと違うんじゃないかな。
    そこまでの権利はないのでは?

    「ジンジャーの復讐」は、ジンジャーのかわいらしさと男気(?)がいいバランスで、よい。

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    2019年07月25日
  • クラッシュ・ブレイズ1 嘆きのサイレン

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    新シリーズと言っても、出てくるのは相変わらずリィとシェラとルウ、そしてケリーとジャスミン。
    無敵の集団がどんなピンチに陥ったって、絶対切り抜けるのはわかっているもんね。
    圧倒的に強いんだもの。
    ちょっとしらける。

    ケリーとジャスミンは、クーア財閥から距離を置いたとはいえ独立独歩の海賊生活に戻るわけでもなく、クーア財団から無尽蔵に収入を得ているっぽいのが気になる。
    彼らは不労所得を当たり前のように受け取るような人間だったか?
    と思ったら経営に参加はしないが監査はするらしい。

    監査役?
    そんなに大金がもらえる役職かね。

    どうも私はケリーとジャスミンのコンビがあまり好きではないらしい。

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    2019年07月23日
  • 天使たちの華劇 暁の天使たち外伝2

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    ・一般市民のすすめ
    ・常識の問題
    ・ヴァレンタイン卿の災難
    ・趣味の時間

    やっぱり学園物の方が面白い。
    異能力をふんだんに使った壮大な物語より、彼らのスキルの高さとずれた常識を生かした日常の話の方が絶対いいよ。

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    2019年07月13日
  • 舞闘会の華麗なる終演 暁の天使たち外伝1

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    ・嵐の後
    ・宇宙一不幸な男

    自分自身の実力を過大に評価することも、過小に卑下することもせず、まっすぐに自分の実力を受け入れる人は好きだ。
    しかし、人の上に立つことに慣れてしまうのはどうだろう。

    どうも圧倒的実力、圧倒的財力、圧倒的権力を持つ人が多すぎて食傷気味。
    少しは謙遜したらいかがかと。

    スーパーマンではなく、普通の能力しか持ち合わせのない人たちの物語が読みたいのだ。
    貸してくれた後輩よ、ごめん。

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    2019年07月12日
  • 天使の舞闘会 暁の天使たち6

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    毎度毎度危機一髪に陥るのは、こういう物語ではお約束なんだけど…。
    それにしても、どいつもこいつも人知を超えた能力を持っている(人間ですら)うえに、人類が到底手に入れることのできない高能力を持った存在や、機械としてはあり得ない判断のできる感応頭脳を味方に持つ彼らは、もう無敵。

    そうすると危機に陥ってもはらはらしないんだよなあ。
    薬がどんどん効かなくなっていくように、危機にマヒしていく。

    だからどんどん危機は巨大化して…。
    この路線はもういいよ。
    普通に彼らのポンコツ学園生活ものでよかったんじゃない?と思う。

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    2019年07月11日
  • 女王と海賊 暁の天使たち5

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    40年眠り続けた妻と、5年間死んでいた夫が、打ち合わせもなく、互いの行動を、そのタイミングを理解できているのがすごいよなあ。
    だけどルウ、自分の意志でダンの人生に関わってしまったのだから、きちんと口で説明しないとだめじゃないかなあ。

    話の展開が早すぎて、物語の世界に浸るというよりは、傍観者になっている気分。
    最後のルウの豹変は、いったいどういう意味なのか?

    復活すべき人(と感応頭脳)が全て復活したのに、まだ波乱は続く。
    あと一巻でどうまとめるのだろう。

    ダンに対してはご愁傷さまとしか言えない。
    40歳を過ぎてマザコンの夢が壊されるとはねえ。

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    2019年07月10日
  • 二人の眠り姫 暁の天使たち4

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    二人の眠り姫とは誰のことか。
    それはすぐわかる。
    しかし、簡単には目を覚まさないのですな。どちらも。

    でもって、目覚めたジャスミンはぶん殴るためにケリーのもとへ急ぐ。
    何というか…40年たっても変わらないんだなあ、関係性が。
    この場合、成長は堕落と同義なのでしょうか。

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    2019年07月10日