あらすじ
いよいよ期間限定「テオドール・ダナー」がシティの隠れ家ホテルに開店した。しかし『当店で食事したこと及び当店の住所は公にはしないこと』を誓約しないと入店できないというおかしな要求にもかかわらず、各界の有名人が続々と駆けつけるレストランとは一体……?
読売新聞オンライン連載作品を大幅加筆し、上下巻として連続刊行。リィ・シェラ・ルウの三天使の活躍、我が道を行きまくるテオの傍若無人(でも料理は絶品)、実に多彩な登場人物や既刊のあちこちにまぎれているエピソードのその後をお見逃しなく!
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Posted by ブクログ
面白かった!ほんっとーにスキ!。上下になるらしいし、確かに続いてはいるが、先に読んでもそんなにモヤりません。それに連続刊行らしく、下巻は4月中にでるらしい。
前作で、テオの店の改修中に、シティ出張するってことになって、そのシティ店での営業風景。シェラの出番が少なすぎる。リィの捌きの件がとても良い。さして大きな事件はないが、まったりしていてとても良い。下巻ではあの夫婦がでてくるようなので、これまた楽しみだ。
Posted by ブクログ
三ヶ月限定のセントラルの隠れ家ホテル内での「テオドール・ダナー」が遂に開店!やってくる客達がテオの絶品料理に骨抜きにされ、店内の美術品群に度胆を抜かされ、そして店の若手料理人達は前巻に続いて青ざめまくる。それだけの話なのに何故か楽しい。うちの親父凄いんだぜ!色々面倒臭いんだけど。金銀黒天使も見た目に騙されるといかんぞ!と言い倒して皆の肩を叩いて回りたくなる。自分誰やねん。客がオールスター集合なんだけど記憶怪しい人がちらほらなので過去作読み返したくなった。ちょっと不穏な煙があるので後半は活劇あるかな。期待。ところでガーティ少年って、誰?
Posted by ブクログ
久しぶりの茅田作品。とても楽しかったです。
ただ、どんな事件が?陰謀が?…なんて思いながら読んだのは失敗でした。
テオドールダナーの素晴らしさとか、常識の無さを語るので(上)は終わりでした。
どうやら(下)で事件は起こるようです。期待してます。
Posted by ブクログ
天使たちの今回の舞台は、3ヶ月限定のテオドール・ダナー出張店。ただ、主役は変人で一般人としては落第だけど、超がいくつあっても足りないほどの一流の料理人であるテオになってしまいます。あの天使たちでやっと、対等に付き合うことのできる人物がいるとは。テオもそうですが、その手綱を握っていた奥さんのアンヌが凄まじい。
この物語には、超人が多く存在してそれぞれの光を放っています。金銀黒天使はもちろん、怪物夫婦に殺し屋一族。その彼らを脅かすほどの輝かしい個性を持つ人間がいるとはねぇ。
7巻後半で頼まれる、ケリーのお使いクエストの模様は「女王と海賊の披露宴」をご覧ください。
今回一番の被害者は、テオの後釜と目される羽目になってしまった二人の若手料理人でしょう。
美術関係者も大変ですが、あの二人の心労を考えるとね。自信も実力も人並み以上にあるだけに、余計に自分の置かれてしまった状況が見通せるというきつさ。
自らの選んだ道で、その最高峰を学べる機会を得たのだから、血反吐を吐いてでもしがみついてがんばるんだ。
Posted by ブクログ
このシリーズは本当にさくさく読める。読んでしまう。
次巻はまたガラッと場面が転換するようで、楽しみすぎる。
それにしても彼らとももう長い付き合いになったもんだなぁ。。。しみじみ
Posted by ブクログ
面白いんだけど内容はと言うと
「テオスゲー!料理は神で、店内に飾られたあれこれは、美術館の所蔵品レベル!」
他の巻で散々書かれた内容で目新しい事は何もない
ひょっとして下巻の布石の為に必要な内容で、これだけ読む読者には必要なのかも知れない、それならそれで全巻読んでるファンには不親切