茅田砂胡のレビュー一覧
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ネタバレ目次
・西離宮の灯り
・ヴァンツァーの手紙
・リュミエント卿の葛藤
・コーラルの十年
・ジャンペール家の団欒
・ドラ伯爵家の騒動
・サヴォア公爵家の事件
・ロッテと薔薇の精
・ポーラの戴冠式・前篇
・ポーラの戴冠式・後篇
・来世の約束
・新たなる日々
短篇連作集というよりは、長編のエピソード集という感じ。
偉大なる楽屋落ちというか、個別に成立している短篇ではなくて、長篇のファンに贈るサイドストーリー…いや、やっぱりエピソードだな。
本当ならもう、リィたちはデルフィニアには戻らないはずだった。
しかし人外の力でデルフィニアが危機に陥った時、リィはデルフィニアに戻った。
10年ぶりに。
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前作のラストには「ここで終わるかぁ…」だったが、なので、本作はいきなりクライマックス。
怒りに燃えるケリーに、どんどん外れるリミッター。もはや人間業とは思えぬ弾けっぷりで、息を持つかせぬ壮絶バトルを一気読み。ふぅ~。
そうして田舎海賊ギリアスを屠っては、3人(ケリー、ジャスミン&ダイアナ)の秘密が少~し明かされて、ちょっとまったりなったことろで、最後近くに重役たち登場。
しばし置き去りにされていたが、元々はジャスミンvs重役たちだった筈のこの話、とすれば、ここまでは壮大な前振りかい?
“荒っぽいほう”を選んだ2人の行く手にあるものは!? 次巻にも期待。 -
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ネタバレ意識して捜したりは全くできないくせに、やたらと犯人や証拠物件にぶちあたる桃之喜太朗。その事務所だからもものき事務所…ねぇ。たしかに何の事務所と書けるわけでもないから仕方がないのかな(^^;タイトルの祝は読み終わっても解らんけど。
凶器とそれに指紋、目撃者、動機、自白まであって、アリバイがない容疑者の無実を証明しろ…なんていう依頼を引き受ける事務所だし。桃之喜所長が断れづらい依頼はまず解決できちゃうというから、神がかっているんだか、何か憑いているんだか(^^;
他には、主人公とその幼なじみは桃太郎がらみの名前。かなり無理やりっぽい名前もあるけどね(^^; -
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ネタバレ「追憶のカレン」のその後の話。
っていうか、カレンの両親に会いに行っただけなのに、まったく別の事件に巻き込まれてしまうリィ。
今回は彼らの責任ではないとはいえ、やっぱり巻き込まれすぎやろ。
行き当たりばったりで悪意も害意もない誘拐犯を見かねて、誘拐されるリィ。
しかしそれは人違いで(!)、身代金代わりに要求するのもなんだか得体のしれない代物。
実は別に誘拐事件が起こっていて、一般常識に欠ける誘拐犯は、そのさらわれた少女を取り戻すために誘拐を行うというのだ。
誘拐の連鎖は何のためか。
…などという様な謎よりも、大人のくせに一般常識がなく、天才で純真無垢なミックの頓珍漢ぶりが面白くて読んだ。 -
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少し前の新聞に、今上映されている「スカイウォーカーの夜明け」をもって「スター・ウォーズ」シリーズが一応の完結を見ることの記事が載っていたが、第一作(エピソードⅣ)からリアルタイムで付き合ってきた身とするとなかなか感慨深い。
「スター・ウォーズ」が色んな事に与えた影響の大きさはとても語り尽くせないが、私がスペースオペラが好きなのも明らかにそこを端緒とする。
さて、この本は「おすすめ文庫王国」の「心を滑らかにしてくれる⑩冊」に『スペオペだしね!』とあって、面白そうなので買ってみた。
最初の酒場のシーンからどっぷりと引き込まれるが、それに続くさしでの交渉やら宇宙での追いかけっこがまた痛快。
それに -
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ネタバレ前向きな話と、めちゃくちゃに気分の悪い話が同居しているこの本。
前向きな話は、ジンジャーが連れてきた役者の卵の女の子の話。
彼女は自分なりに役を掴もうとしているけれど、そこにリィの力が必要になる。
それはなんというか、舞台を生で見たことのある人間からしてみたら、それが本当にできたらステキなことなんだろうな……と思うんですけど、それはリィが心配したとおり、負担が大きいことなんだろうな、と思います。
でも、それを外野が想像することは勝手ですよね。
そしてもう一つは、ルゥの秘密を知った人間が、最低最悪の方法で、ルゥを傷付ける話。
これについては深くは語りたくないので、読んでください -
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ネタバレ珍しくキーマンはヴァンツァー。
知能は高いのに、手段を選ばずに事を起こす冷徹さ…というか、人として何かが欠落している彼の本質を、映画監督であるサイモンは見抜いたのだ。
そればかりかリィ、シェラ、ルウ、レティシアそれぞれの本質をも。
ルウを除いた面々が宇宙一の名女優ジンジャーを知らないという設定だったけど、確かヴァンツァーはこの世界に飛ばされたとき、本を読んで勉強することと同じくらい精力的に映画を観ていたはずだけど…。
設定がぶれた?
映画を作ることしかできない映画バカの監督サイモンは、愛すべき人物だけど、以前どこかで(多分漫画で)見たような既視感が否めない。
けれどジンジャーが、自分の問題 -
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ネタバレ宇宙連邦中に多くのファンを持つ名画、『暁の天使』
学校の行事の一環で美術館を訪れたリィとシェラは、その絵を見て驚愕を隠せない。
三百年も前に描かれたはずのその絵に描かれているのは、まぎれもなくルウであり、その横に展示されている画家の遺言は、明らかにリィにあてたものだからだ。
そんなことがあるだろうか?
と言ったってあるんだもんなあ。
リィが「この絵は俺のものだ」と言ったって、常識ある大人が相手にするわけがない。
そうこうするうちにその絵は盗まれてしまう。
「俺のものである絵」を取り返すため、リィは警察や父親をうまく使いながら真相に近づいていく。
でも、当然常識的な手段で真相に辿り着 -
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ネタバレ「ソフィアの正餐会」でこっそり転校した先の寮長が、連邦大学に短期留学し、偶然リィと再会してしまう。
あの転校はなかったことになっているので、本来あってはならない相手であったのだが、詳しい事情を説明する前に彼・ダグラスは誘拐されそうになる。
それをリィが阻止してしまったため、ダグラスは命を狙われることになった。
なぜダグラスが狙われるのか。
本人には何の心あたりもないというのに、次々に暗殺者がダグラスの前に現れる。
リィ、ルウ、シェラは敵を一網打尽にするべく奇策を立てるが…。
くだらない。
全宇宙を震撼させるような組織が隠密にダグラスを暗殺しようとする理由がくだらなすぎる。
理由を問わず -
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ネタバレ新たな事件かと思ったら、前作の後始末の話だった。
ルウをさらって脳を破壊した4人の老人の、不老不死への行き過ぎた情熱から行うおぞましい行為を止めるため、ルウは完璧なる上流社会のお嬢様学校へ潜伏する。
この作品ではリィもシェラも添え物だ。
季節外れの転校生が3人、それも超美形揃いが、女子校に2人、男子校に1人。
作者、書いていて楽しかっただろうなあと思う。
私も読んでいて楽しかった。
学園生活の部分は。
不老不死への希求がおぞましすぎて、本来のテーマはちょっと…。
でも、ケリーとジャスミンの出番が少なかったのでよかったなあと思っていたら、次作からはまた出番が増えるとのあとがきを読んでがっかり -
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ネタバレ不老不死を願う一味にルウが狙われる。
ルウを手に入れるためリィが、そしてリィと親しく接したものが狙われる。
自分たちは姿を現さず、超常能力者を使ってルウを追いつめる彼らは、とうとうルウを確保し自分たちの言うことを聞かせるためにルウの脳を破壊する。
ただの獣と化したルウは、救出に来たリィたちにまで牙をむき、とうとうリィはルウを殺害し、死体を原子レベルまでに粉砕する。
そこまでしなくても!
と、シェラが思えば思うほど冷めていく。
ルウとリィのつながりの深さはわかっているのだから、そこまでするにはそこまでしなければならない理由があるはずだと容易に推察できるからだ。
そもそもルウは死んでも生き返