あらすじ
大国デルフィニアを代表する大貴族であり国王の縁戚でもある筆頭公爵家の総領と、地方貴族の子息ながら天才的な剣士。国王崩御という動乱の陰でふたりは戦う――未来を掴むそのために!
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何度目か判らない再読中。
ナシアスとバルロの出会い。互いに騎士団の一団員に過ぎないが、公爵の総領息子として扱われることへの不満を抱えるバルロが、ひとりの騎士として接してくれるナシアスと友情を築く。ナシアスに嫌われたくなくて右往左往しているバルロが可愛い!
ただ、ラストのリィの姿絵の話は蛇足だと思いました。
好きなシーン…大鷲の誓い。
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若かりし頃のバルロとナシアスの物語。
あの二人がこうだったのかと思うと、いろいろと感慨深いですが、また誰にも若い時分はあったということで(笑)
バルロは若いなぁと思ったけど、ナシアスは食えないなぁと思いました。
彼へのイメージが結構変わった。いい意味で。
ラストの王妃の肖像画にまつわる話が思わぬご褒美でした。
王妃、カムバック…!といいたいけど、その日が来ないだろうと思っているからこそのいいラストだということも分かっているのだ…寂しいけど。
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王族の血統でありながら、そして追放されたウォルに変わって王位に就くことを周囲に望まれていたバルロがどうして騎士団の団長 & 公爵という地位の方がよかったのか?がヒシヒシと伝わってくる物語だったと思います。 権力・権威の象徴みたいな王座に興味がないというのは本編でも伝わってきた理由だったけれど、彼は「騎士であり続ける事」「ナシアス・ジャンペールがノラ・バルロの楯となって死ぬのではない。 いつでも、どんな戦場でも、必ずノラ・バルロがナシアス・ジャンペールの楯になるのだ。」という誓いを立てたからこそ、王位に就くわけにはいかなかったんですねぇ・・・・・。
(全文はブログにて)
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このシリーズは面白いですね。
たまたま見つけたので購入しました。
本編は全18巻(デルフィニア戦記)で、買い集めるのはちょっと・・・とあきらめているんですが(欲しいんだけど。)、やっぱりもう1回読みたいなぁ~と改めて思いましたね。
内容はある国のいくつかある騎士団の隊員のお話で、まぁ男同士の友情とか信頼とか、そんな感じの物語です。
外伝ですが、騎士団のふたりが若い頃の話なのでこれだけ読んでも楽しめる内容です。
最後にすべての戦いが終わって、国王とその周りの人たちと「王妃」の話しをしたりするので、本編を読んでいるとなおさら感慨深いと思います。
・・・というかこれでまた本編を読みたくなってしまいます。
私は読むのが早いわけでは決してありませんが、これは1日で読み終わっちゃいましたね。
茅田さんの文章の書き方が(私にとっては)読みやすいんだと思います。
決して「笑い」要素があるないようではないんですが、ちょっとしたところでプッと笑っちゃったり。
「それで?次は?」と思って夢中になってしまいました。
今度は王女グリンダでも探してみようかな~。
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文句ナシ満点!!面白かったぁ♪デルフィニア戦記を読んでない人にはそうでもナイかもしれないけど、あの世界観をまた味あわせてくれた作者に感謝!!
やっぱ、ファンタジーでここまで人間をリアルに感じ取ることができる文章ってスゴイ!!
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デルフィニア戦記の外伝。ナシアスとバルロの馴れ初め。それぞれの騎士団の現団長、副団長の若かりし頃が描かれている。見習い騎士だったナシアスとバルロの初めての出会い、ドゥルーワ国王崩御後の混乱期、そして初めてバルロの前にリィが登場する瞬間までが描かれている。最後に少しだけリィ達が去った後のコーラルの様子が出てくるが、リィに至っては始終まったく出てこない。ナシアスの筋金入りの根性や、ナシアスにやり込められる少年バルロが楽しめますv
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“外伝”とついているだけあって、完全なサイドストーリーではあったのですが、最後の数ページがとってもよかった〜!!ある意味その数ページのために読む価値あり、という感じです(笑)。
これをきっかけにこのシリーズが復活するといいんだけどな。
群像劇のファンタジーが好きな人には超絶オススメです!
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たまらなく大好きです。
だってこれ、すさまじく カ ワ イ イ ひ と が い る よ っ !
読み終わったあともにやけた顔が元にもどりません。
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ナシアスとバルロの出会いからリィのいなくなった後のデルフィニアまで。
若き天才剣士ナシアスの活躍をメインにバルロの成長を描く。
タイトルの『大鷲の誓い』は、てっきり二人が友情を誓うことだと思ったら、あくまでもバルロが自らに誓うことなのだった。
身分がはなはだしく違うため、全然違う常識の中で育って来たバルロとナシアスが、優れた騎士でありたいという共通の想いと、互いへのリスペクトのゆえに、いつしか本物の友人になっていく様子は、とてもすがすがしい。
あれだけ周りからちやほやされていても、バルロが鼻持ちならない勘違い野郎にならなくてよかったなあ。
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最初、登場人物が誰が誰だかわからなかったけれど、途中から、納得しました。
バルロとナシアスの出会いと、若き日の物語。
バルロが生意気で、ナシアスはナシアスで貴族の生まれなどではないので、常識がお互いにまったく違っていて、かみ合わない状況だったけれど、ナシアスがバルロを認め、バルロはナシアスを認める。
そして、バルロにはもう一人、子供が増える。
リィはまったく出てこないけれど、それでもやっぱり話の中心にいるのはリィで。
いないことをみんなが残念がっていて、その後のコーラルも少しだけ描かれていて、満足のいく外伝でした。
出産ラッシュなのはとてもいいことだし、この子たちが大きくなったとき、どんな風に育っているのか、そこまで含めて楽しみです。
Posted by ブクログ
少年期のナシアスとバルロの出逢いから成長を描くデルフィニア戦記本編より前のお話。
うん、面白かった。
こういう外伝的なお話も好きなんだよなあ。
主人公が本編では脇役に回ることがほとんどだったナシアスだったのはちょっと驚き。
でももっと驚いたのは、ナシアスの方がバルロよりも年上だったこと。
へえ、そうだったんだ。
本編じゃ、バルロの皮肉屋の性格もあって、ほとんど年上みたいな話し方だったので、思っても見なかった。
しかも、ナシアスの方がバルロを導く役目だったとは。
いや、意外でした。
それもまた楽しいけどね。
ラストに、本編後のみんなの姿が描かれているのも嬉しい。
リィの肖像画は見てみたいなあ。
そして、ウォルの言葉を聞くにつれ、これは例のお弁当箱を手に入れて読まなければと思ってしまう。
そう思えることがまた嬉しい。
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待ってました! デルフィニア外伝、過去話と後日談がちょびっと。
バルロとナシアスの団長二人は名コンビだと思います。ナシアスの黒さとバルロの熱さがもう大好きで。
小さいバルロや出世前のナシアスというのも新鮮。ラティーナやロザモンドも出てきて大満足でした。
王様もいつも通りのらくらと、この人たちはずっと変わらないんだろうな〜。
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このシリーズは本当に読みやすくて面白い。本編を読んだのがかなり前なので忘れているかと思ったが、読んでいるうちに思い出してきて楽しめた。夢があっていい話。
2008/3/19
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デルフィニア戦記の外伝。ナシアスとバルロ両騎士団長の出会い。本編でもこの二人が好きだったので今回の外伝はとても嬉しかったです。最後の幸せそうなナシアスが垣間見れたので満足。
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ナシアスが良い人物になりすぎのような・・・?
でも特に不安にならずに読める作品だと思います。
最後、やたらと集中して子どもが生まれすぎな気がしないでもないですが、国なんてそういうものですよね(無理矢理)。
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私とした事が、発売を確認しておらず、このシリーズを紹介した友人からメールで知らされて、即買いに走りました。
内容は既存のデルフィニア戦記の前の、バルロとナシアスの出会い、また最後はリィが帰った後の話が少し。
デルフィニアは高校受験の時に読んでぼろ泣きし、それ以来続きが、デルフィニアのその後が気になっていました。やっと、ここで完結した、そう思える作品でした。
茅田作品の中で、デルフィニア戦記が一番好きです!!
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デルフィニア戦記外伝。7年振りでしょうか。顔触れが懐かしいです。
茅田氏の小説は今も読んでいますが、同人誌、大陸書房、そして徳間と何段階にも渡って練られているだけあって、このデルフィニア戦記のシリーズが一番話の厚みがあるような気がします。
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懐かしい〜。読み返したくなるなぁ。最後の一文が不安だけど。
バルロはナシアスと出会えてよかったね。2人ともとんとん拍子で昇進してるけどあんなもんなのかな…実力はあるわけだけど。
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いかにバルロがナシアスの事を好きで、大事な友人だと思っているというのがこっちが驚くくらいに書かれてる。
バルロは私が思うよりもずっといいやつでずっとずっとナシアスの事が好きだったのか・・・。
と感心してしまった。
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【デルフィニア戦記外伝】大国デルフィニアを代表する大貴族であり国王の縁戚でもある筆頭公爵家の総領と、地方貴族の子息ながら天才的な剣士。国王崩御という動乱の陰でふたりは戦う――未来を掴むそのために! デル戦記の外伝。バルロ・ナシアスの出会い。そして!リィの去ったデルフィニア国は今…
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ラモナ騎士団長になる前のナシアスと公爵になる前のバルロとの出会いの物語。
扉書きにあったように王妃さまが全く出てこないので本編を読んだ人には物足りないでしょう。そのかわりバルロの父上その他お初にお目にかかる方が登場するので、懐かしいような気分で一気に読めます。
姫さまの出てくる外伝出ないかなあ。
↑出たね!
再読の感想
バルロとナシアスの出会いから王妃のいなくなった後のある日のひとコマまで。
本編の前後を少しずつ補っているわけで、外伝らしい外伝です。
かつてバルロ&バルロ父二人の愛人だった(!)頭もよく機転もきくうえに性格はさっぱりしたレヴィン夫人という女性が登場する。
この外伝の陰の主役はこの人ではないかと私は思う。
貴族の愛人で、後には再婚して子どもも生まれて夫について任地へ旅立つ。
リィ(は別格?)をはじめシャーミアンにロザモンドときらきらしく男装の女性が目立つなかで、地味ながらその内面から存在感を放つ美しい人である。
気にいったわ~
Posted by ブクログ
ランクは本書単体の評価。万能でない超人を主役に据えれば茅田砂胡は面白い。序盤を越えると目に見えてやりとりや筋廻しに昔の切れ味と熱が戻る。最終章は少々蛇足だが悪くない。このシリーズが好きな方にはお薦めできる。