茅田砂胡のレビュー一覧
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「クラッシュ・ブレイズ」シリーズも今回で終わりですか。前巻での予告時にはショックを受けましたが、彼らのお話自体はなんか続くみたいで(あとがき参照)、ひと安心。シリーズの無事終了おめでとうございます、などと言えてしまうくらいです。
思えば本編だけでデルフィニアが18巻、スカーレット・ウィザードが5巻、暁の天使たちが6巻ですから16冊と言うのは充分な長さでしょう。
今度は天使たちとゴジラたちの長いお話(1エピソードあたり数冊規模の)が読みたいところですが、その前に久しぶりの漢字名前のお話との事。こちらも期待します(桐原家も好きでしたので)
ん?本編について何にも語ってないな。ならばちょっとだけ。 -
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レティシアは至って気楽に声を掛けた。「よう、ニコラ。久しぶりじゃん」はじかれたようにニコラが飛び上がった。悲鳴を上げなかったのが不思議なくらいの過剰反応だった。ニコラがこれほど恐怖を覚え、緊張しているのには理由がある。レティシアは小柄で陽気で気さくな性格で、まさにどこにでもいる典型的な少年の一人だが、その正体は殺人鬼である。「その…誰か紹介してもらえないかな。こういうことに慣れていて、秘密厳守でうまく処理してくれる人」「ひょっとして俺を犯罪組織の構成員かなんかと勘違いしてねえ?」ニコラの眼が丸くなる。「…違うの?」―連続猟奇殺人事件の犯人(!)だったニコラが、被害者(!?)だったレティにまこと
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放浪の戦士と異世界からの少女の出逢い、すべてはここから始まった。盟約という堅い絆で結ばれた二人はいくたの危地を乗り越え、あまたの合戦に勝ち抜いて戦士は大国の王に、少女は王と国の守護神となった。獅子王と妃将軍がつむぐデルフィニアの伝説がここに完結する。
(感想)
ついに完結!ケイファードに立て篭もったナジェックを「おしとやかな」リィが挑発して誘い出し、ついにタンガは降伏。そしてウォルはコーラルに凱旋し、イヴンたちは一足先に連絡の届いていないヘンドリック伯達のいる西に向かいます。メンドサ卿の裏切りによってイヴンは危うくパラスト軍に正面衝突するかという窮地に。ウォルもリィによって回避することはでき -
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リィを嫡子ナジェックの妻とする!勝利の女神を辱めデルフィニアの戦意を削がんとするゾラタスの卑劣な策に三騎はタンガへの途をひた走る。王位を捨て一戦士に戻ったウォル、異世界の相棒ルウ、己の意志で行動するシェラ――。昏々と眠り続けるリィだったが……難攻不落のボナリス城に轟音が響く時、最後の奇跡が始まった。
(感想)
シェラとルウがボナリス城に潜入し、レティに鉢合わせたシェラをかばう為にルウが殺されたことで、ようやくリィが覚醒。ルウは無事(?)に生き返り、ウォルによって指輪を届けられたリィは魔法の力を解放し、城から脱出してウォル達と合流を果たし、ルウからタンガ人が捕虜を解放しなかったことを知ります。 -
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生きて戻れ――リィの言葉に送られてシェラは北を目指す。ついに、ヴァンツァー、そしてファロット一族との死闘が演じられる時がきたのだ!一方、シェラと別行動中、騎士団員千人の命と交換に虜囚となり意識を無くした戦女神に、レティシアは微笑みながら歩み寄る。研ぎあげた必殺の針を手に――。
(感想)
この巻より、最初は囚人として、最後の方は間男としてですが、本格的にルウが出張っています。リィは罠に嵌められ、騎士団因千人の命と交換にタンガの虜囚となり、裏で手を引くレティシアなどファロット一族の陰謀で、眠らされ続けています。一方シェラは、ついにヴァンツァーと決着をつけます。そして、本当の意味での同胞を、決して -
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トレニア湾にスケニアの大艦隊、国境にはタンガ軍2万集結、ビルグナ砦陥落――!王妃の矢傷も癒えぬうちにデルフィニアの包囲網は厚く強固に完成されつつあり、獅子王ウォルは防戦一方に――。この危機に黒衣の独騎長は飄然と形勢逆転の「切り札」を担ぎ出すべく単身大海に乗り出すのだった。
(感想)
とにかくイヴンが大活躍の一冊。元海賊が住むキルサンタスの総督カルロスを説得して仲間に引き入れ、その後、タウに戻ってスケニアの先住民族と戦う。そのうちの一人の捕虜を救ったことから、彼らとの和睦の席で、先住民族がスケニアに協力している理由をききだす。そしてその過程がどうにも怪しいと思ったイヴンは、その場でプロポーズを -
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フェズ河以北の一帯カムセンの地がデルフィニア領となって半年。タンガの元領主らがゾラタス王の制止すら振り切り、失地回復を叫んで挙兵する。早急に鎮圧せんものと最前線で大剣を揮う戦女神リィ。だが、戦闘の混乱ついてファロットが暗殺の魔手を延ばす。リィに向けて必殺の矢が放たれたのだ!
(感想)
毎回、毎回本当に見せ場のある本です。ナシアスとラティーナは今回、ようやく結婚しましたが、期待のイヴンとシャーミアンはまだ先が長いのかもしれません。ジルとアビーの結婚式は今回済みましたが。そして後半はあらすじにもあるとおり、元領主らの暴動を鎮圧に向かったリィが、味方にまぎれて狙っていたレティシアに、不意を突かれて -
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獅子の紋章を象った招待状が届けられ、使者が大陸全土からコーラルに赴く。豪華な式典の背後でタンガ・パラスト両大国は飽くことなき権力への執念に策動し、周辺諸国と大華三国のかかわりは微妙にかわり始める。ウォルとリィは毅然と顔を上げ、互いの手をとり大広間に踏み出した。偽りの宴が始まる…。
(感想)
国交回復記念式典にリィが居なくては参加しない、というポーラの意見から、周りも協力し、どうにか今回だけという約束でリィが参加。その姿たるや、当代一とよばれる歌姫・シャーリーもひきつる位の美しさ。やはり見せ場はリィの国交回復記念式典での立ち振る舞いです。その席でナシアスの妹・アランナは偶然にも、過去に助けたヴ -
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コーラル城の華やかな喧騒にまぎれ、王妃暗殺の罠は巧妙に精緻に張りめぐらされた。無関係に見えた少女の死、王宮の内部で殺された侍女。決戦の場となった雪原で、暗殺集団ファロットの青年はあでやかに微笑む。リィの本能が警鐘を鳴らす。この奇妙なイキモノは「人間」なのか!?
(感想)
王妃の離婚宣言にてんやわんやの周り。張本人のポーラが駆けつけることでどうにか一件落着を迎えました。違った意味でリィを抑えられる人の出現です。しかしやはり今回の見所はお茶会応援団として、「黄金の薔薇」に化けたリィの活躍。実際のところは「美貌の怪物」だそうですが。シェラのいうとおり短い命だったのが残念です。その後はポーラの侍女・ -
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国王を人質にし戦端をひらく――愚劣であるが確実な作戦をもってなお戦には敗北した。デルフィニアの進撃を止めなくては、タンガ・パラストは滅亡する!二国の王は恐怖した。大華三国の均衡は守らねばならぬ。かくして二国再連合とスケニア、さらにファロット一族を巻き込んだ陰謀が始まった。
(感想)
前巻で勃発した世紀の夫婦喧嘩の結末。そしてリィが王の愛妾にと狙いをつけていたポーラ・ダルシニの婚約と破局。その理由がウォルだと知り、ウォルは彼女に国王の身分を明かし、愛妾にならないかと誘う。身分の違いからこの申し出を辞退したポーラだが、これを機に今度こそウォルとポーラをひっつけようと必死になっている王妃・リィはと -
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奇人変人紛いな大物揃いの異世界ファンタジー。
カタカナ名前は覚えるのが苦手ですが、デルフィニア戦記は各キャラクターが特徴的過ぎて覚えやすかったです。
思わず噴き出したり、ぽろぽろ涙がこぼれたり、どきどきしたり、ほのぼの恋愛に微笑ましさを覚えたり。
感情移入というか、情景に入り込みやすい世界が大好きです。
みんな好きなキャラでしたが、わたしにとってはやはり主人公たちが同じ世界に存在してこそのデルフィニア戦記でしたので、番外編はあまり好みではありません。おもしろいことはおもしろいけど。
沖麻実也さんの描くイラストが好きなので、文庫版ではなく新書版を全巻揃えました。
気になっている方は、まず