あらすじ
「お嬢さま、もう無理です!追いつかれます」「大丈夫よ。みなさんがついているじゃないの」ウインスロウ家の娘、キャサリンは、ここに至って、ようやく用心棒たちに声をかけた。ことの始まりは一通の手紙。隣国の幼なじみに危機が迫っていると聞いたキャサリンは、侍女ひとりと、風変わりな四人の用心棒を連れて旅立ったのだが…破天荒なお嬢さまと、動物の姿に変身できる不思議な人々が織りなす、ファンタスティック・ストーリー登場。
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Posted by ブクログ
愉快!痛快!爽快!といった感じですねw
貴族階級のお嬢様キャサリンと、動物に変身できる一癖も二癖もある用心棒たちの、ウエスタン風ファンタジー。
キャサリンの正義感と無鉄砲さあふれる行動には、苦笑してしまいますが、人間だれもが素直に、まっすぐに出せない言葉や姿勢は好感がもてました。
こんなお嬢様が拳銃ぶっぱなすなんて!!(笑)
ファンタジーですが、中世時代に似た貴族の世界と、動物に変身することができる異人種の人々が共存するといった独特の世界観は、とても魅力的でしたww
Posted by ブクログ
お嬢様な主人公が、お供のメイドさんと旅をしながら半獣半人の仲間達といろんな悪人や悪事を切り倒し解決していく話。
強い女の子が好きです。
魅力的なキャラクタが数多く存在する本ですが、
どのキャラクタもそれぞれにつよーい個性があって、
被ってないし、浮いてないし、相殺しあってないし、
話も面白かったので星5つ。
最新刊も読みたい…探します!
Posted by ブクログ
獣人が好きな方は是非是非読んでください!
茅田さんの作品は、ある意味、安心して読めます。
エンターティメントを楽しむかんじで、スカッとします。
登場人物の精神構造が皆たくましいせいかと。
この方の書かれるファンタジーは、
主人公格多いというか、超・絶・美形がわんさかでてきたり、
地位の高い人やお金持ちやら
その上にスーパーマンが多くて(軽くオリンピック越)(それもまた楽しいんですが) 若干おいてけぼりを感じることもあったんですが
それが些細に思えるほど獣人の良さが楽しめました
獣のときと人間の時のギャップが、うまくその人の人となりを引き出していて、オモシロイ。 ファンタジーならでは。
Posted by ブクログ
「冒険」「大追跡」「宝石泥棒」を再読
読み始めて
次にふと気がついいたら次巻を読んでいる途中だった
何をいっ片鱗(以下略
ああ恐ろしい恐ろしい
一度手に取ったらやめられない止まらない魔力の高さ
冷静に離れてみればそんなにすごくみえないのだが
文章は読みやすく平易そっけないようでいて
登場人物に読者を感情移入させる場面でのたたみかけはただことでない
鷲掴みである
キャサリンもニーナも用心棒もあえて距離をとって描かれていて
それだけに感情移入をさせられていると感じさせてくれるのが読書の快感となる
天晴れ感服の腕前
2009/7/28
作者は素で書いているのか技巧で書いているのか知らないが
間違いなく実力者
公爵はなぜ船を使わなかったのかとか
無意味に男性登場人物が美形とか
そもそもどこがレディガンナーなのかとか
いくらでもわきの甘さはあり
中央公論版で『デル戦』を読むと軽く思えるのだが
ライトノベルでみるとまさに一読書を置くに能わずの剛腕が
他といかに隔絶しているか良くわかる
作品としてどうかより恐ろしいまでの筆力に感服する
Posted by ブクログ
茅田さんの描く主人公の心の強さが本当に大好きです。
中でもキャサリンは良くも悪くも茅田作品における普通のお嬢さんです。でもまぁ、茅田作品ですから。お約束はお約束としてあると思います(笑)
Posted by ブクログ
本編中には一度もレディガンナーという用語がないあたりがおもしろい。また超人がそろってて微妙な気分になるけど、楽しくもあり。なによりちゃんとストーリーがよいよ。
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この人の本は面白いです!
これはじわじわと面白くなっていく本なので、最初はちょっととっつきにくいかも?
でもじっくり読んでいくとはまります。
最新作は面白いけどやや間延びした感じ。とはいえ、やっぱり好きなので買い続けますが。
Posted by ブクログ
えーと、難をいえば中盤に比べて最後がちょっと弱かった気がする。でもテンションが落ちるとこがなくてまんべんなく面白かったです。蛇のヘンリーの人間のときの挿絵がほしかった〜(笑)
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お嬢様が四十口径をぶっぱなして砂漠横断の痛快ノベル。アナザーレイスと呼ばれる異人種のみなさんも個性的。脇キャラですが、梟さんがすごく好きです。
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破天荒で誠実、義憤に燃えるお嬢様が私の好みなのでーす( ´艸`)
口調もマナーもまぎれもないお嬢様なのだけど、実は44口径のリボルバーを操る台風娘そのギャップがたまらない。意気のいい女の子って好き!!
あとは世界観。この世界には動物に変身出来る「異種人類」といわゆる普通の人間である「無形種」とがいまして、彼らはお互いの存在を容認しつつはあるけども、まだ受け入れがたく馴染めない面も多い。その複雑な気持ちや関係を描いた過渡期にあると言うのがいいですね。
ちょっと「異種人類」=公正明大、「無形種」=偏狭という図式に収めてしまうのかなと思ったのですが、続刊でそんな危惧はみごとに払拭されました。
あいかわらず美形の多い小説だな、とは思うけど(笑)とくに異種人類の方々ッたら毎回筆舌尽くして違うタイプの美しさが語られているんですが、私の乏しい頭ではそこまでイメージ分類できない…
でもとにかくキャサリンお嬢様の活きの良さは痛快です。刊行ペースは遅いけど、続いていってほしいなあとおもいますo(^-^)o
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お嬢様が用心棒を雇って荒野を突っ切るお話。というと実に身も蓋もありませんが、キャサリン嬢の天晴れな心意気には随分楽しませてもらいました。このシリーズは出るのが楽しみです。
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レディ・ガンナーシリーズ(冒険、大追跡、宝石泥棒、2人の皇子)もレビューはまとめて。お子様向けのライトノベルだと思ってたけど、人種・人権についても考えさせられたり内容はオトナも楽しめる。茅田さんの書く話は皆女性が元気!
Posted by ブクログ
猫や蜥蜴などになれるアナザーレイスや人間(ステレオタイプ)との子孫であるインシードがともに住む世界。ちょっと?お転婆なお嬢様が荒野を用心棒たちとともに旅にでる。旅ではいろんな価値観や能力を持つ人たちと出会って…。大岡裁き的な解決も?面白い。
Posted by ブクログ
シリーズ1作目 茅田砂胡は何を書いてもキャラクター造形が秀逸です。そして流しているように見えて、奥が深いのです。
ここでは人類とアナザーレイス(異人類:変身できるもの、できない者、多種混合のもの)の葛藤のさわりが描かれています。
Posted by ブクログ
なんだか久しぶりに角川スニーカー文庫を買った。世に言うライトノベルというやつですね。ファンタジー。ある意味なんでもありな物語。もちろん、なんでもありと言ったって、面白くなけりゃ売り物にはならないけれど、そこはそれ、キャラ的に萌えであればオッケーだったり、企画としてアニメと連動してればオッケーだったりするわけです。◆ライトノベルというやつから離れて久しかったんですが、この茅田砂胡は他の作品が好きだったので、ふらっと買ってみました。そしてやっぱり面白かった。勧善懲悪によくある主人公たちがやたら強そうというのは、活劇には必須の条件だと考えて、あとはもう痛快にテンポよく読めました。これぞライトノベルの真髄って感じですね。続編も何冊かあるので読んでみたいと思います。