竹本健治のレビュー一覧

  • 話を戻そう

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     ストーリー部分だけをたどると、ほんの僅かである。
     歴史の調べものをしているノートの中に、ちょっとだけ小説が混ざっているような。
     そのお話しも、唸ってしまうような、ファンタジーだし。

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    2024年02月03日
  • 涙香迷宮

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    藤井聡太のおかげで将棋がブームだったからその影響もあってかミステリで話題になった作品
    暗号文がとにかくすごくてレベルが卓越してました。

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    2023年10月02日
  • かくも水深き不在(新潮文庫)

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    タイトルに引かれて。最初の短編がなんとも不気味で、1篇読んできょうはやめようと思ったところを思わず最後まで一気読みしてしまった。こんな終わり方、、、虚構の世界ならアリかな。

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    2023年09月30日
  • 涙香迷宮

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    トリックが練りに練り上げられているなあという印象でした。私的にはトリックが凝りすぎていて追いつくのに精一杯だったので、途中で理解するのをやめちゃいました。トリック好きの人は楽しめると思います。

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    2023年09月26日
  • 囲碁殺人事件

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    囲碁がわからなくてもすいすい読めるミステリー。12才の高いIQを持つ少年が主人公だが、設定に無理があると感じた。

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    2023年08月17日
  • これはミステリではない

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    竹本健治 これはミステリーではない

    確かに本格推理小説ではない

    ミステリーの作中作

    ミステリーマニア群

    趣向の犯人

    まだ続きそうです。

    ここまでが、序章とした感じ、もっと長編にした改訂版、新しい小説にも期待します。お願い致します。

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    2023年07月25日
  • 涙香迷宮

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    感想
    言葉が織りなす世界。世界と言葉の関係はここにおいて逆転する。人は太古から遊戯を求め競い合う。迷宮の主人はミノタウロスではない。

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    2023年06月18日
  • 話を戻そう

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    ネタバレ

    幕末の佐賀藩。藩邸周辺で起こる不思議な事件をカラクリ好きの少年が次々と解決!
    とうまくいけば良いのだが、4話目の犯人は明示されなくてもやもやするし、最終話で少年は殺害される(史実)
    文中度々歴史的背景やカラクリの説明で脱線した際に使われる「話を戻そう」を締めくくる最後の一文が効いている。

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    2023年05月06日
  • 涙香迷宮

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     学生の頃、様々なジャンルのミステリーを漁っており、そんな人間が必ず惹かれるのが「暗号」である。
     トリック等に使われていても読みながら解読する事はほとんど難しいが、ミステリー好きが「暗号」にときめく事はホームズが登場する有名な「踊る人形」の時代から変わらない。
     ただし、あまりにも凄すぎる暗号は、作品のバランスを壊してしまう。
     涙香迷宮においても、作者が人間の枠を超えた、とんでも無い暗号を提示し、僕の頭ではその解読で一杯になり、結果、ミステリー部分の記憶は曖昧になってしまった。(この暗号を楽しめる脳が羨ましい。)
    作中において、イロハ歌を用い(しかも複数)更にその中に暗号を潜ませており、作者の能力に感服してしまった。
     タイトルの涙香は黒岩涙香という実在した人物がモチーフであり、彼の生き様や人となりについても本作に彩りを加える魅力的な要素のひとつだ。

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    2023年04月14日
  • 囲碁殺人事件

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    普通に面白く読めた。
    竹本健治苦手意識あったけど、なかなかミステリの面白さを出しながら囲碁の世界をうまく描き、首切りの理由の意味を出すのは良かった。

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    2023年03月27日
  • 将棋殺人事件

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    竹本健治の長篇ミステリ作品『将棋殺人事件』を読みました。
    『涙香迷宮』、『囲碁殺人事件』に続き、竹本健治の作品です。

    -----story-------------
    謎々を拾った者が、次第に心を病み、墓地で死体を掘り返す――六本木界隈である怪談が広まっていた。
    そんなとき静岡で大地震が発生、土砂崩れの中から二つの屍体が発見される。
    屍体と怪談との類似点に注目、調査を始めた天才少年棋士・牧場智久が到達する驚愕の真相とは? 
    書き下ろし短編「オセロ殺人事件」収録。
    -----------------------

    1981年(昭和56年)に刊行された、IQ208の天才少年囲碁棋士・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎が探偵役として活躍するゲーム三部作シリーズの第2作です… 文庫特典として『オセロ殺人事件』が併録されています。

     ■序奏
     ■趣向
     ■収束

     ■オセロ殺人事件

     ■文庫版あとがき
     ■解説 巽昌章

    駿河湾沖を震源とする大規模な地震が発生し、各地に被害をもたらすなか、土砂崩れの中からふたつの屍体が発見された… 六本木界隈に蔓延する奇怪な噂「恐怖の問題」をなぞったかのような状況に興味を覚え、天才少年・牧場智久は噂の原型と発生源を調べ始める、、、

    すべてが五里霧中の展開に眩暈を覚える異様な力作長編… 少年探偵・牧場智久、第二の事件。

    謎々を拾った者が、次第に心を病み、墓地で死体を掘り返す――という、女学園から拡散した都市伝説『恐怖の問題』、詰将棋の問題創作における盗作疑惑、大地震による土砂崩れで発見された二つの屍体、屍体発見現場近くの墓地で何かを探していた女性の殺害… そして、5年前に20人近い死者を出したバス事故、、、

    これらのバラバラと思われた事象が、詰将棋というキーワードで繋がり、真相へ近付いていく展開が愉しめました… 真相は、あまり好みのパターンじゃなかったですけどね。

    『涙香迷宮』では連珠、『囲碁殺人事件』 では囲碁、本作では将棋と、ゲームに関する歴史や蘊蓄が凄かったですねー 勉強になります。

    併録されている『オセロ殺人事件』は、容疑者3人に偽造した駒を見せて、その反応で犯人を当てるシーンが印象的でしたね… こちらは、オセロと源平碁の歴史や蘊蓄を知ることができました、、、

    源平碁の駒は赤/白なんですねー 初めて知りました。

    以下、主な登場人物です。

    牧場智久
     IQ208の天才少年囲碁棋士

    須藤信一郎
     大脳生理学者

    牧場典子
     智久の姉。大のミステリー好き

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    2023年03月26日
  • 涙香迷宮

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    イヤーー前置、伏線が長い作品かなぁって感じです、ミステリーなのだけど、それに至るまでがとにかく長くですね、ようやくミステリーっぽくなったのが残り100ページでしたーー
    でも天才ってかっこいい^ ^

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    2023年02月26日
  • 緑衣の牙

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    緑衣の牙 竹本健治
    読み終えました。
    1番面白く感じたのは、法月倫太郎の解説でした。
    改めて竹本健治の良さを知ることができました。
    この先に読んだ2冊の本の題名にも明記ありました。良い解説ありがとうございます。今後は法月倫太郎も読みたいです。

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    2023年02月07日
  • 将棋殺人事件

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    細切れのようなシーンの切り取り、詰将棋についてのペダンティックな文章、ふわふわと落ち着かない狂気的な一人称と、竹本健治らしさがふんだんに詰まってる。「探偵側」の智久や須藤、典子、ガールフレンドたちの明るく楽しい雰囲気と、墓場で死体を掘り返すという都市伝説の雰囲気の落差といい、読者の足元を地につけさせず、どんどん引っ張ってゆくミステリ、とても楽しかった。

    書き下ろし短編の『オセロ殺人事件』が、短編ということもあってかはっきりわかりやすいミステリで、本編との対比も楽しい。

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    2023年01月29日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクションのアンソロジー。
    小松左京の「骨」は既読でしたが、久々に読んでも怖いと思った。震災の後の大洪水というくだりが東日本の震災のことを書いてるようで、それが1972年に書かれていたというところにまた戦慄。
    坂東眞砂子「正月女」何かのアンソロジーで読んだか、それとも同じような別の話だったか…ホラーというよりイヤミス的な面白さだった。
    小林泰三「人獣細工」のラストが一番おぞましかった。
    これは角川ホラーセレクションの第二弾らしい。
    第一弾「再生」の方も読みたい。

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    2022年11月20日
  • 囲碁殺人事件

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    これは囲碁が理解してたら10倍くらい楽しめるんだろうなー。囲碁ってルールとかそもそも仕組みもよく分かってないので、なんとなくな感じで読んでしまったけど。
    文庫特典の「チェス 殺人事件」は新しい終わり方だった。

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    2022年06月27日
  • 閉じ箱

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    タイプの違う短編が詰め込まれていて、閉じ箱ではなくおもちゃ箱だろうと言いたくなる。それでもニューロテック系の雰囲気はほぼ前作に共通していて、公式通りにやりきったような話も多い(「実験」、「氷雨降る林には」とか)。この辺はオチを楽しむようなものではないから、それだけにこだわる向きには、向いてないかも知れない。個人的ベストは「けむりは血の色」。

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    2022年04月19日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    坂東眞砂子さんの『正月女』と恒川光太郎さんの『ニョラ穴』が印象的。
    平山夢明さんと小林泰三さんのはもう何度も作品読んだことあるけど、相変わらず好き。

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    2022年04月17日
  • 狐火の辻

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    ネタバレ

    竹本健治さんの作品は「匣の中の失楽」以来!
    今回は温泉街を舞台とした怪談ミステリとなっている。全く関係のなさそうないくつかの怪談話が、徐々に繋がってゆくのが気持ちいい。

    天才棋士が探偵のシリーズらしいのだが、シリーズ感はなく、本作からいきなり読んでも楽しめる。
    本作においては、探偵役の牧場は、神のお告げをするごとく、解決への糸口を刑事たちに告げるだけで、推理の過程は全く描かれない。実際に動くのは刑事の楢津木や薫子たち。
    それゆえ、探偵ものではなく、ライトな刑事小説を読んでいるようだった。

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    2022年03月06日
  • 凶区の爪

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    あとがきで作者も言うとおり、「横溝」風のミステリ。何故、死体は倉の壁に埋め込まれねばならなかったのか、というホワイダニットが中心で、それが解けると、犯人の見当もついてしまう。ただ、論理はそこまで緻密なものではなく、多少強引さも感じる。
    ちなみに普通だったら、死人はもう一人出たはず。それを巧みに回避したおかげで、結末は多少明るくなって終る。個人的にはこういうところが竹本ミステリのいちばんの美質。

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    2022年02月24日