竹本健治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「涙香迷宮」を読み、久々に牧場君と類ちゃんの話が読みたくなった。ちょうど未読だった雑役シリーズが文庫で再販されたので購入。
類ちゃんに憧れる後輩の海人君の視点なので、何人も人が殺されているというのにその雰囲気は妙に軽い。
そして知らない人から見た牧場君というのはこんなに得体の知れないよく分からない人物なんだなあ。
殺し方はそれも少し大げさで無理がある部分もあるけれど、フィクションの範囲内と考えれば有り。
本格物なのでトリックや犯人を推理しながら読むのは楽しかった。
ゲーム三部作や類ちゃんのシリーズも読み返したくなる(読んだの二十年前だった…)。 -
Posted by ブクログ
文庫書き下ろしの「オセロ殺人事件」目当てに購入。
「将棋殺人事件」の方は既読なんだけどすっかり内容忘れてたので読んでて新鮮でした。都市伝説+詰将棋の話だったか。
竹本作品独特の、フワフワした空気感(匣っぽいと言えば良いかなぁ)を堪能。調査を進めるにつれ明らかになる事実から着地点が全く見えず、カットバックも入ってるし、解決に向けてはかなりアクロバティックに展開するので、これは幻想小説か?みたいな気分になる人がいるのも判る。私はこういう展開嫌いじゃない。
オマケの『オセロ殺人事件』は、大変ベーシックな推理小説で、解決のあのキーになる所とか痺れましたね。なるほど!と。 -
Posted by ブクログ
<内容紹介より>
山梨で行われた囲碁タイトル戦・第七期棋幽戦第二局二日目、<碁の鬼>槇野九段が、近くの滝で首無し屍体で発見された。IQ208の天才少年棋士・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎は事件に挑むが、犯人の魔の手は牧場少年にも襲いかかる。ゲーム三部s買う第一弾開幕!
文庫特典:短編「チェス殺人事件」収録。
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少年探偵の冒険小説としても、ミステリとしても楽しめる作品。
天才囲碁棋士牧場智久が活躍するシリーズ作品の第1作目にあたる。
1980年に執筆された作品なので、登場人物のセリフなどに少し「時代」を感じる部分もありますが、ストーリーに古さはなく、十分に楽しめます。
ただ、「囲碁」に関する知識がないと、トリックや暗号、その他の部分での”読みづらさ”があるかもしれません。
本文中に、簡潔な解説はなされていますが、スムーズに読み進めるためには一定程度の知識が必要だと感じました。 -
Posted by ブクログ
「囲碁殺人事件」
ゲーム3部作。第1弾。
本作は、ゲーム3部作シリーズの第1弾に当たるものです。竹本健治によるシリーズで、天才囲碁棋士の牧場智久と大脳生理学者の須藤信一郎が難事件に立ち向かうミステリーであり、将棋殺人事件、トランプ殺人事件が続きますが、3部の中で最もミステリーちっくらしいとのこと。確かに、首なし死体、犯行予告、アリバイなど、ベーシックなスタンスで進んでいきます。
思春期にも達していない天才囲碁棋士が、探偵をするという今ではありがちな設定ですが、初版は、1980年7月となると約30年前で、当時だったら凄い斬新な主人公かなと思いました。IQ200超え故の推理をズバズバしていく感じでもなく、ピンチありで実直なところもミステリーて感じですね。そもそも囲碁ものって読んだこと無いんで囲碁を使った仕掛けは新鮮でした。死が絡む言葉が多いとか囲碁知らない人からしたら面白い。まして、私はヒカルの碁しか知らないですしw
個人的にツボなのが、智久少年が、服をあてがわれる際に言う「あはっ。スタイリスト」との台詞。2回出てくるんですけど、当時だったら普通?なのか分からないが、こんな言い方するのかなと。たまにこういうちょっとよく分からない表現が、出てくるとツボってしまうのですが、これは、筆者の癖なんだろうか。凄い不思議だw
短編のチェス殺人事件も収録されてます。こっちも囲碁に劣らずちゃんとしたミステリーになってます。 -
Posted by 読むコレ
なんか最近...コレ系のもの読む回数多いような気が...。
まぁ、薄っすら自分でも属性あるんだろうなーとは思ってましたが...。
で、物凄い久しぶりに読んだ竹本建治作品がコレっつーのも
何ですが...。大変面白かったですw。
アンドロイド・メイドのキララの口調には若干、時代的には
合わない気もしますが、もはややり過ぎで痛快。
本気のコノ手が好きな人からしてみたら邪道っぽいけど
自分的には面白ければなんでもアリ。
アジモフ式ロボット三原則と今作で取り入れている
益子式三原則をミックスしたロボット三原則自体が
ストーリーの中の事件の肝になっていたりと、論理的に
展開されるミステリ部分も忘れちゃいけない。
単なるメイド萌え小説ではないって事ですなー。
しかも、続編あるんだコレw。ウヒハ。