竹本健治のレビュー一覧

  • 緑衣の牙

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    「牧場智久・武藤類子」シリーズの第3弾。

    星辰女子高校の2年生で演劇部員の朝倉麻耶の死体が、鐙沼で発見されるという事件が起こります。麻耶の欠員補充で女子寮「三姉妹館」に入ることになった文芸部の有明沙貴は、麻耶の死の謎を解明するため、調査を開始します。

    ところが、彼女が調査を進めていくうちに、麻耶の持っていた緑衣の人形が消えてしまったり、緑衣の怪人物が寮の周りをうろついているのが目撃されたり、「罪ハ血デ贖エ」という赤い文字があちこちに記されたりといった、奇怪な出来事が起こるようになります。

    そんな中、星辰女子高を智久と類子が訪れることになります。三姉妹館に所属する3年生の速水飛鳥が類子の剣

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    2015年02月13日
  • 妖霧の舌

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    「牧場智久・武藤類子」シリーズの第2弾。

    智久の対戦相手となった桃井雅美が、試合の直前に突然姿を消します。しかし類子は、試合の前日に桃井の姿を見かけていました。パソコン売り場のモニタに、とつぜん「悪魔の警告」という怪文書が映し出されたとき、彼女の近くに桃井の姿があったのです。しかも、その「悪魔の警告」を目にした菅野公江という12歳の少女が殺害されるという事件が起きていたのです。

    不審を覚えた智久、類子は、桃井の行方を追い始めます。やがて類子の従兄の槇村征夫から、桃井が「パズズ」というハンドル・ネームでパソコン通信に参加していたことを突き止めます。

    前作『凶区の爪』(光文社文庫)は横溝正史

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    2015年02月13日
  • 凶区の爪

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    「牧場智久・武藤類子」シリーズの第1弾。

    牧場智久(まきば・ともひさ)は、17歳にして史上最年少で本因坊を獲得するという、囲碁史に残る業績を打ち立てます。この試合の世話人となった地元の名士・四条早雲(しじょう・そううん)は、試合後、智久を自宅へと招待します。智久の取材をしている雑誌編集者の槇村征夫(まきむら・まさお)とその従妹で智久と同い年の武藤類子(むとう・るいこ)、カメラマンの相原達也(あいはら・たつや)たちも、智久とともに四条家を訪れることになります。

    四条家では、山吹(やまぶき)、撫子(なでしこ)、桔梗(ききょう)という3人の姉妹が智久たちを歓待し、楽しい時を過ごします。しかし類子

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    2015年02月13日
  • 将棋殺人事件

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    ごくごく普通の本格ものに、都市伝説の幻想的な雰囲気がプラスされ、メタミステリー的な構図になっています。都市伝説とソックリの状況で死体が見つかり、次々に意外な事実も明らかになるなど、謎が謎を呼ぶ展開で惹き込まれました。
    しかし、終わってみれば事件と都市伝説が、イマイチ噛み合っていない感じでした。カットバックが多く読み辛かったです。

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    2013年09月13日
  • キララ、探偵す。

    Posted by 読むコレ

    なんか最近...コレ系のもの読む回数多いような気が...。
    まぁ、薄っすら自分でも属性あるんだろうなーとは思ってましたが...。

    で、物凄い久しぶりに読んだ竹本建治作品がコレっつーのも
    何ですが...。大変面白かったですw。
    アンドロイド・メイドのキララの口調には若干、時代的には
    合わない気もしますが、もはややり過ぎで痛快。
    本気のコノ手が好きな人からしてみたら邪道っぽいけど
    自分的には面白ければなんでもアリ。

    アジモフ式ロボット三原則と今作で取り入れている
    益子式三原則をミックスしたロボット三原則自体が
    ストーリーの中の事件の肝になっていたりと、論理的に
    展開さ

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    2013年02月23日
  • 汎虚学研究会

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     4本の短編と1本の中編が収められている。ミステリやサスペンス、ホラーの要素がメインであるけれどそのジャンルかと問われれば回答に困る独特な雰囲気が漂っている。加えて退廃的・耽美的な要素も顔をのぞかせており、かなり好みがわかれるような内容だと思う。個人的には可もなく不可もなしといった感じであるが、『世界征服同好会』は結末も含めてかなり面白かった。

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    2013年02月22日
  • 汎虚学研究会

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    汎虚学研究会のメンバーが学園内で起こるミステリを解決する。
    最初の中編が一番ミステリらしい。疑問に思う点は沢山あるがメンバー紹介も兼ねている感じで無理無くオチが出来ていた。他の作品も作者らしい作品だった。
    続編がありそうな感じ.

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    2013年01月05日
  • 囲碁殺人事件

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    作者が囲碁を愛してやまないことはひしひしと伝わってきた。
    天才少年の暴走っぷりがなんか微笑ましい作品。
    作品の舞台がよくわからんかったけど、敢えて年号とかを削除したらしい
    まぁ、今時記者が電話機に殺到しないもんなぁ。。。

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    2012年05月26日
  • 囲碁殺人事件

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    ネタバレ

    30年以上前の作品なので、障害に対する考え方も今とはだいぶ違っていたのだろう。この動機はこの時代では特段不思議ではなかったのだろうか。私としてはそこまでするのかという違和感をおぼえてしまった。しかし棋戦が舞台というのは面白かった。

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    2011年11月26日
  • キララ、探偵す。

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    書店でふと目に留まった1冊。なんとも買いづらい表紙でしたが、解説のページで『とりあえず買ってみなさい』と言ったような言葉が書いてあったので買ってみました。内容は表紙の通りでしたが、気軽に読むにはオススメです。

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    2010年06月06日
  • キララ、探偵す。

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    読んでみてわかってんけど、エロい。
    肝心のミステリーの方は可もなく不可もなく。
    ヒロインと思ったキャラがただの脇役だったり、
    色々肩すかしを喰った印象もある。

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    2010年04月30日
  • キララ、探偵す。

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    なんか最近...コレ系のもの読む回数多いような気が...。
    まぁ、薄っすら自分でも属性あるんだろうなーとは思ってましたが...。

    で、物凄い久しぶりに読んだ竹本建治作品がコレっつーのも
    何ですが...。大変面白かったですw。
    アンドロイド・メイドのキララの口調には若干、時代的には
    合わない気もしますが、もはややり過ぎで痛快。
    本気のコノ手が好きな人からしてみたら邪道っぽいけど
    自分的には面白ければなんでもアリ。

    アジモフ式ロボット三原則と今作で取り入れている
    益子式三原則をミックスしたロボット三原則自体が
    ストーリーの中の事件の肝になっていたりと、論理的に
    展開されるミステリ部分も忘れちゃ

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    2010年02月01日
  • 狂い咲く薔薇を君に~牧場智久の雑役~

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    タイトル惚れ。
    作者が四大奇書のひとつを書いている人だというのは知っていたので、どんな作風か知ろうと思って読んでみた。きっと難しい書き方なんだろうな。と。
    でも結構すんなり過ぎる位すんなりと読めた。

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    2009年11月12日
  • 妖霧の舌

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    なんだかな。竹本作品は囲碁シリーズ以外が面白いと思う。
    なんというか、これは意図的に手を抜いてるんだろうか。

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    2009年10月04日
  • 凶区の爪

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    動機の面からも本格ミステリの超王道的内容(真相暴かれて笑い出す犯人キター 笑)なので、コテコテを味わいたい方には良いと思うが、或る程度ミステリ読み慣れた人間には着地点が予想でき過ぎて多分物足りない(斯く云う自分もその一人…)。第一の事件の死体装飾は綾辻行人のアイディアだと、云われてみれば成る程納得。

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    2009年10月04日