竹本健治のレビュー一覧

  • 囲碁殺人事件

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    ネタバレ

    囲碁、全然知らないんです。
    なので棋譜を使った暗号は全然ピンと来なかった。
    ていうか、かなり囲碁に詳しくないと、暗号の真意は腑に落ちないんじゃないかな。

    囲碁界の鬼と言われる槙野九段がタイトル戦の第2局目に凄い閃きで勝利しかかったその夜、首切り遺体で発見される。天才少年棋士智久と大脳生理学者須堂が事件に挑む。

    1人殺されるシンプルな事件。
    途中棋譜の暗号から導き出される推理は根拠がよく分からなくて、集中して読めなかった。
    しかも推理が間違ってて読者は惑わされる。まぁ高根犯人だと動機に無理がありすぎるし、真犯人は別人フラグ立ってたけどね。
    真相は面白く読んだけど(特に頭を切り落とされた理由)

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    2020年08月22日
  • 新装版 ウロボロスの偽書(下)

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    ネタバレ

    ものを知らない私は、ウロボロスといえば「はてしない物語」の表紙のしっぽを噛み合う2匹の蛇のイメージが浮かぶ。「はてしない物語」も、外から読者という形でかかわっていたはずのバスチアンがいつのまにか本の中のファンタージエンに取り込まれていく、中に入り込んでいくという物語で、「ウロボロスの偽書」も最初は3つの物語が分立しているのかと思いきや、まじりあい絡み合い、どこが表でどこが裏なのか判然としなくなり、読者はどこを立ち位置に踏ん張れば良いのかわからなくなる、そういう物語。「はてしない物語」が単純な入れ子構造なのに対し、こちらはいったい何元なのか読んでいるうちに分からなくなるほどだけれど……。読み始め

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    2020年08月20日
  • 涙香迷宮

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    ★★★☆☆ 3.6
    もはや天才すぎて凡人にはついていけない(笑)。「かっこわら」が付くくらいの圧倒的才能の前に僕ら読者は口をパクパクさせて読むことしかできない。本当に天才的な暗号すぎてまじで全く意味わからないけど、overwhelming genius boy は素晴らしい。

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    2020年08月06日
  • 狂い壁 狂い窓

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    怖いと聞いてすごいと聞いて読んで、あんまりすごいと思わなかった。読みにくいわかりにくい。コロンボや、横溝正史を思い出すような半端さが目立つ。面白くないわけではない。

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    2020年07月19日
  • 新装版 匣の中の失楽

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    とても難しくて私にはよくわからなかった。
    現実と非現実世界が複雑で
    頭の中が整理できないまま終わった感じ。
    心理戦のラストも納得いかない。

    しかし昔の小説は密室がお好きね。
    そういえば昔の2時間サスペンスドラマも密室が多かった気がするな。

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    2020年07月18日
  • 汎虚学研究会

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    再読。聖ミレイユ学園で起こる怪事件を「汎虚学研究会」という名称のクラブ員たちが解き明かしたり議論したりする話が五篇収録されている。といってもその五篇とも全部話のテイストが違うので色んな味が楽しめるのが良い。最初の「闇のなかの赤い馬」は講談社ミステリーランドとして個別に刊行されていたものでミステリ色が強いのもこれかな。好みなのは日常の謎といった趣を持つ「世界征服同好会」。

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    2020年06月06日
  • かくも水深き不在(新潮文庫)

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    オープンエンディングなのはそれでも良いんだが、割とはじめの方でネタが分かってしまったので、もうひと展開欲しかった。

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    2020年04月18日
  • 狂い壁 狂い窓

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    怪奇ミステリ。「将棋殺人事件」「トランプ殺人事件」に続く狂気三部作の三部作目。怪奇ミステリと書かれているだけあって本格ミステリとは違っていかに恐怖や狂気をそそらせるかに重きが置かれている。部屋を覗く蝋面、投げ入れられたマネキンの恐怖の首、埋められてから掘り返された死体。そういった怖さの象徴のようなものがこれでもかと散りばめられている。ミステリとしての謎はあっけなかったけれどホラーとして読むなら面白かった。

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    2020年01月30日
  • かくも水深き不在(新潮文庫)

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    ネタバレ

    〇 総合評価 ★★★☆☆
     4つの短編とエピローグ的な作品である「舞台劇を成立させるのは人でなく照明である。」という作品からなる短編集
     全体を通じる大きな仕掛けがある。その仕掛けは4つの短編の主人公は,一人の人間の別の人格だった。解離性同一性障害をテーマとしたミステリは,安易に「幻想的な謎」を作りだせてしまうのであまり好きではない。とはいえ,この作品は解離性人格障害をテーマとした天野が語り手の物語では終わらない。もう一つ仕掛けがある。一見,精神科医の天野不巳彦が4つの人格から主人格を残すという展開で終わると見せ掛ける。しかし,天野は最後の1人の人格まで消してしまう。そして,この作品で「天野不

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    2019年12月22日
  • クレシェンド

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    今作は怪奇小説とか伝奇小説という括りの小説になると思う。古事記やら言霊やら日本語の特異性といった事柄に対する薀蓄がたっぷり出てくるのでそういうのが苦手な方には向かないかも。ヒロインとして出てきた真壁岬というキャラの過去の話を読むに「ははーん、これは作者の別作品にも出ているな!」と直感して調べてみたら「緑衣の牙」という小説に出ているみたい。他にも天野先生も出てくるので竹本健治作品が好きな方にはお得感があるやもしれない。

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    2019年11月11日
  • 腐蝕の惑星

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    SF作品。前半と後半が「それ以前」と「それ以後」と分かれているのだが、後半はわりとわかりやすい話の運びになっているが前半はどんなふうな結末がくるのかわからない所がちょっとホラーな気配が漂っていて迫力抜群だった。後半の描写は私自身にSFの素養がないためちょっと想像力が及ばない所もあったけれど全体的にわかりやすく面白かった。

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    2019年11月06日
  • かくも水深き不在(新潮文庫)

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    再読。今作には作者の別作品にも出てくる精神科医の天野先生を一種の安楽椅子探偵として据えている。が、もちろんこの作者の事、そう簡単に推理して犯人なり事件の背景なりを暴いて終わりという訳では勿論ない。しかしこの作品は竹本先生らしくミステリアスで幻想的で、かつ推理ものでもあるという贅沢仕様。

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    2019年10月29日
  • トランプ殺人事件

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    ゲーム三部作完結編。コントラクト・ブリッジは名称しか知らなかったのでそんな私でもちゃんと読めるのかしらんとちょっと不安だったけれど説明は中に詳しく載っていたしそこらへんのルールなどは物語の根幹に関わっていなかったので安心した。しかし、途中で挟まる詳細なルール説明の記述においてもきちんと暗号という意味を持たせていたところは流石。まぁ智久くんの説明を見てようやくわかったんだけどね。ミステリとしては囲碁はだいぶ本格だったのに対して今作はアンチミステリと本格の中間ぐらいとは感じたかな。

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    2019年10月20日
  • 筒井漫画瀆本 ふたたび

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    壱のほうか、ふたたびの方かは忘れたが、五郎八航空のパイロットが太ったお母さんから可愛い女子高生になっていたのは少し違和感。走る取的がなかったのが残念。どこかで見た記憶があったのだが。

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    2019年10月17日
  • せつないいきもの~牧場智久の雑役~

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    牧場智久を探偵役とした前作「狂い咲く薔薇を君に」の続編。今回は類子ちゃんが語り部。今作からは速水果月も登場。相変わらず牧場智久は安楽椅子探偵というか本業が忙しく類子ちゃんから齎される謎を携帯で聞くだけで解決していく。類子ちゃんの彼氏ならもっと関わってやれよぉ!という気持ちになるのは類子ちゃんの健気さというか可愛さが本作でめっちゃ伝わってくるからか。そう書くとミステリが主題というよりもキャラ重視に感じるけれど暗号や不明な動機など推理物としてもちゃんと楽しめる作りなのはさすが。

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    2019年10月05日
  • 狂い咲く薔薇を君に~牧場智久の雑役~

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    牧場智久を探偵役としたシリーズの一つ。今作はだいぶ学園ラブコメにユーモアが散りばめられている。事件は三つ起こっているがどれも派手で華美な事件。動機はどれもありふれた感じだけれど行ったトリックは大胆という感じかな。本作は竹本健治さんの作品の中ではちょっと異色に感じられたがその理由はあとがきに書いてある通りなんだろうな。

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    2019年10月05日
  • フォア・フォーズの素数

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    短編集。ミステリ色の強い作品はそれほど収録されていないけれどミステリの残滓はそこかしこに塗されていて面白い。個人的には「空白のかたち」「白の果ての扉」「銀の砂時計が止まるまで」が好みかな。

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    2019年10月05日
  • 囲碁殺人事件

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    この作者の作品の中ではちょっと地味な部類に入るかもだけれどオチは好み。全編を通して囲碁塗れで難しい専門用語もあったけれど囲碁をさっぱり知らない自分でも内容をスルスルと理解できた。

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    2019年10月05日
  • しあわせな死の桜

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    トリロジの「明かりの消えた部屋で」と「ブラッディ・マリーの謎」が収録されてると知って手に取りました。
    この2作以外にも、ジャンルのバラエティー豊かなラインナップで面白かった。
    (トリロジ全編、他の作家先生方の作品も本の形にしてほしいんですけれど、後半が箇条書きの形と知ってなるほど…本にしづらいわけだ…と納得。でも本にして欲しい…)

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    2019年09月17日
  • 狂い壁 狂い窓

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    本書は昔、産婦人科だった古いアパートが舞台だ。「廃病院」、「古いアパート」という、ホラー界のパワースポットとでも呼べる場所が好きな方には、たまらない小説だろうと思う(笑)しかし、私には向かない小説だった。なぜなら、やたらと難しい語句が使われている上、登場人物が多い中、短い章ごとに人物視点がコロコロと変化するので、非常に読みづらかったからだ。だから個人的には好きになれない作品だった。

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    2019年08月27日