新装版 匣の中の失楽

新装版 匣の中の失楽

1,595円 (税込)

7pt

推理小説マニアの大学生・曳間が、密室で殺害された。しかも仲間が書いている小説の予言通りに。現実と虚構の狭間に出現する5つの《さかさまの密室》とは? '78年、弱冠22歳の青年によって書かれたこの処女作は「新本格の原点」、「第4の奇書」と呼ばれる伝説の書となった。いまだ色褪せない未体験の読書を今こそ! 幻のサイドストーリー『匳(こばこ)の中の失楽』も収録!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

新装版 匣の中の失楽 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白い、面白くないという次元でなく、一体どういう事?と頭がこんがらがる。この世界の実態を掴もうとする事自体、間違ってるのかも。
    なかなか印象に残る作品。

    0
    2024年10月07日

    Posted by ブクログ

    素直に読めば奇数章の物語が「現実」で、所謂解決編が欠けている偶数章の物語が、ナイルズの書いた小説になるのだと思う。そう読まなくったって良いのだけれど。で、そんな風に読めば、意外なくらい(アンチでない)ミステリとして、かっちりとまとまっている。発表当時ならともかく、今となってはそうしたところや全然読み

    0
    2021年12月25日

    Posted by ブクログ

    2年前に新装版講談社文庫が再発されて、特別短編「匳」が収録されたので購入して再読。
    たしかン十年前に講談社文庫で「虚無への供物」に続く第四の奇書という謳い文句で紹介され、手にとって寒い夜に読んだのが初見だった。
    始まりからして霧のかかった夜に一人歩きしている大学生のシーンだったんで、あまり期待はして

    0
    2018年07月05日

    Posted by ブクログ

    『虚無への供物』の後に読むとほんとに工夫されてるなと思う。別の角度から再表現してるというか。虚無への供物もそうだけれど、酩酊感で作中に気を取られているところに終盤のラッシュがあって、正気に戻って現実世界に立ち返ると、現実にいながらにして作中に巻き込まれてる。哲学の思考実験とか、不確定性原理とかスリッ

    0
    2017年08月01日

    Posted by ブクログ

    いやー、奇書。奇書だ奇書だとは聞いていたが、やっぱり奇書だった。22歳の青年がこれを書いたって?うそでしょー!?

    さしずめ現代に蘇る黒死館殺人事件ってとこか。全編を通じて醸し出されるペダンティックで奇妙な空気は、僕のようなある種の人間を熱狂させる。
    次から次へと姿を見せる謎、そして謎解き→その謎解

    0
    2016年11月16日

    Posted by ブクログ

    この本を読んで、最初『読解力が足りないんじゃないか?』そう思った。
    しかしもう、そう思った段階で作者の罠にはまっていたのだけど(笑)。

    読んでいくうちに、幾重にもかこまれた迷宮に落ちていった。
    そして、真実とかそういうものがあまし意味をなさなくなっていく。
    仲間の殺人を信じ、それを暴こうという

    0
    2016年07月18日

    Posted by ブクログ

    五年以上積読だったのを、ようやく読む。
    「虚無への失楽」と「死霊」に大きく影響されているなと思いながら読んでいたが、解説を読むと確かに「ドグラ・マグラ」や「黒死舘」からの影響も。

    ミステリはとくに、登場人物が魅力的かどうかが重要視されるが、
    本作では人物の描きわけができていない、というより、

    0
    2016年07月13日

    Posted by ブクログ

    前に双葉文庫版を読んでいるから、一応再読に入るのかしら?やはり凄い作品だ!一体どちらが現実で、どちらが作中作なのか全くワカラナイ…この終わり方では彼ら自体もしかしたら存在などしていなかったのでは?・・と、思ったり思わなかったり。とにかく頭の中がパニックになること必須。これを機にたくさんの人に読まれま

    0
    2016年07月06日

    Posted by ブクログ

    ページの多い本だったけど、集中して面白く読めた。
    勿論、古い作品で謎な部分も多いので、全てを読みつくしたのではないことは
    わかっているが、それでもやはり面白い。

    0
    2016年01月31日

    Posted by ブクログ

    日本における第四の奇書と言われているこの小説は、1978年に発売された著者のデビュー作です。
    約800ページと、かなりの長編です。
    専門的な話が出てきますが、基本的にはテンポよく読めました。
    どんでん返しの要素もあり、本格ミステリでしたが、奇書と言われるだけのことはありました。

    0
    2024年04月10日

新装版 匣の中の失楽 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

竹本健治 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す