竹本健治のレビュー一覧
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日本四番目の奇書?はたして。
ミステリーマニアの仲間たちのなかで、奇妙な連続殺人が起こる。それは仲間の一人が書いた小説と酷似していて…。
上記の情報は前もってわかっていて、それだけに本格推理物として読もうとすることはどうしてもできず。内容もミステリの部分よりも衒学的で奇をてらうような語りが心をつかんで離さない。序盤の「十戒」を自分達でたてる辺りで狂気を感じただ傍観するように読み進める。
確か書店のフェアで見つけて、ポップを書いた人は書庫に籠って時間を忘れてよんでしまったみたいなエピソードがあって、それはすごくわかる。ある種の人間をひきつけてやまない妖しさがあるというか。だから、人によって評価はわかれるだろう。
ミステリとして読むには時間をかけすぎてしまったなぁ。最後までキャラを覚えられなかったよ。影山くんはデュフフとか笑ってそうだなぁ可愛いなぁくらいのキャラがたってたけど、羽仁甲斐布瀬根戸ホランドはうぅーん。この辺は作者の意図もあるのかしら。ほかの人の感想を読んでみる。 -
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4-
ここ最近読んだ本の表紙がある特定の傾向に偏っているのだが(別名買うのがちょっと恥ずかしいシリーズ)、そこはご愛嬌。意図的に“片付けている”ようなものなので、どちらかと言えばあまり期待せずに読んでいたのだが、そんな中、本作は意外や面白かった。プロット、筋立て、キャラ造形と単純に上手い。ロボットやエロなど、いろいろと味付けされているが紛れもなく探偵小説であるし、特に2話の犯人を指摘する場面など、“緋色の研究”のシャーロック・ホームズそのものの言い回しでニヤリとさせられる。もしかしてホームズ全集ぐらいはインプット済みか、という深読みを誘発させられて楽しい。
と言うか思ったほどエロ描写は多くなかった。むしろロボットSF成分多め。ある意味ドラ○もんの亜種。
各話もう少しコンパクトにして、もう1話ぐらいあるとなお良かったが。 -
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ネタバレ聖ミレイユ学園のダラダラしゃべるクラブ「汎虚学研究会」のマサムネ、タジオ、フクスケ、タマキが学内の事件を解決する短編集
「闇のなかの赤い馬」
密室のサンルームで焼死した神父と赤い馬の絵が消失した謎とは
「開かずのドア」
工作室の開かずの間で死んだ女生徒の幽霊を呪文を発して撃退する
「世界征服同好会」
30年前の映研が製作した自主映画の作家がフクスケの母だった
「ずぶ濡れの月光の下」
タジオが怖い老婆に追われてどうしよう…と思ったら夢だった
「個体発生は系統発生を繰り返す」
タマキとマサムネが人の罪と記憶について談義する
〈感想〉
初出が2003〜2012年とバラバラで各短編は舞台は同じだけどそれぞれ独立した作品で、最初の作品が本の半分を占めていて濃厚なミステリーだった。逆に他がページ数少なく物足りず -
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最初の一行は共通で、あとの展開が作者によって異なる、メフィストリーダーズクラブのショートショート企画の第七弾。「検索結果はありません」の一文で始まる24の短編集。
この一文で始まるので、あるはずのものがない、という内容が多め。そのためか、「小説版の世にも奇妙な物語短編集」のような内容が多く、楽しめた。
少々、落ちがわかりにくかったものがあったのはやや残念。
(ちなみに、短編集なので、ボリューム不足云々言うのはお門違いだと思ってる)
特に面白かったのは、風森章羽「検索の怪物」、金子玲介「お前のためのハンバーグ」、梨「被り拒否強火担なんで自衛でブロックします」、時農(著)阿井幸作(訳)「変容」、麻根重次「ロスト・マム」。
次回作『引き出しの奥に何かがある』を楽しみにしよう。 -
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2026.07.28
このショートショート企画のなかでいちばん「これ、おもしろいな」と思った本。
お気に入りは3作。
市塔承さんは『最後の一行』がはじめましてで口調の軽さが好きで読みやすかったのだけれど、今回も突拍子もない物語でありながら一気に読めた。想定外にほっこり。
横関さんははじめましての作家さん。会社勤めしたことある?と思える内容。ヤマシタ、人事が天職だわ。出来る人ってこうよねと関心してしまった。
河村さんの物語はクイズ作問者ならではの視点かもしれない。動画でふくらPが「使う側より作る側が強い。世の中ってのはそういうもん」という言葉を思い出してにそにそした