竹本健治のレビュー一覧

  • 新装版 匣の中の失楽

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    双葉文庫版を10年以上前に読んだきりですが、今回こちらに「匳の中の失楽」も併せて収録されるということで購入。久しぶりの再読になりました。
    この作家さんにしか出せない空気感みたいなのが濃厚に漂ってて良いですよね。あの章が変わる毎に襲い来る酩酊感を楽しみながら、今回も作品の中を漂ってきました。

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    2016年01月30日
  • 囲碁殺人事件

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    囲碁を題材にしたミステリー。囲碁好きには結構良いかも。というか、コウの複雑なルール解説が途中で出て来たりとか、むしろ囲碁好きじゃないと読めないだろこれ。
    もう少し囲碁のルールについて勉強したくなる一冊。

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    2014年07月04日
  • キララ、探偵す。

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    4- 

    ここ最近読んだ本の表紙がある特定の傾向に偏っているのだが(別名買うのがちょっと恥ずかしいシリーズ)、そこはご愛嬌。意図的に“片付けている”ようなものなので、どちらかと言えばあまり期待せずに読んでいたのだが、そんな中、本作は意外や面白かった。プロット、筋立て、キャラ造形と単純に上手い。ロボットやエロなど、いろいろと味付けされているが紛れもなく探偵小説であるし、特に2話の犯人を指摘する場面など、“緋色の研究”のシャーロック・ホームズそのものの言い回しでニヤリとさせられる。もしかしてホームズ全集ぐらいはインプット済みか、という深読みを誘発させられて楽しい。
    と言うか思ったほどエロ描写は多く

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    2013年08月05日
  • トランプ殺人事件

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    ネタバレ

    「私たちが無力感に苛まれ続ける限り、彼らは既に彼らではなく、私たちを含めた存在であるのです。なぜなら、分裂症とは、人間と人間とのあいだにおいてのみ存在する病気だから。彼らを理解し得ないならば、私自身も彼らと同じ場所に立っているに過ぎない。少なくとも病院という空間のなかでは、私は一人の患者でしかないのです。」面白かった。でも、彼のウロボロス三部作や『匣の中の失楽』といった名作には到底及ばない。

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    2013年02月26日
  • 将棋殺人事件

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    ネタバレ

    「大脳生理学。換言するならば、脳髄を相手どった探偵学。ー現代科学のあらゆる分野の最先端を武器として、人間にとっての最大の謎のひとつである大脳を覗きこみ、分け入り、その働きを細胞単位、分子単位にまで暴きたてようとする学問。けれどもそれは、脳髄が脳髄を探偵しようとする構図であるからには、最初から呪われた学問なのかも知れない。」なるほど。

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    2013年02月26日
  • 汎虚学研究会

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    ネタバレ

    汎虚学研究会に所属する4人の男女が経験するホラーミステリー。
    幽霊ものと本格ものが混じってます。
    後半のお話はキャラものとしても全然問題ないよ的な作りで、寧ろマサムネとタジオの関係を詳しく知りたくてたまらないという。
    もちろん続編はあるよね。

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    2012年10月27日
  • 汎虚学研究会

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    ネタバレ

    聖ミレイユ学園のダラダラしゃべるクラブ「汎虚学研究会」のマサムネ、タジオ、フクスケ、タマキが学内の事件を解決する短編集


    「闇のなかの赤い馬」
    密室のサンルームで焼死した神父と赤い馬の絵が消失した謎とは

    「開かずのドア」
    工作室の開かずの間で死んだ女生徒の幽霊を呪文を発して撃退する

    「世界征服同好会」
    30年前の映研が製作した自主映画の作家がフクスケの母だった

    「ずぶ濡れの月光の下」
    タジオが怖い老婆に追われてどうしよう…と思ったら夢だった

    「個体発生は系統発生を繰り返す」
    タマキとマサムネが人の罪と記憶について談義する


    〈感想〉
    初出が2003〜2012年とバラバラで各短編は舞

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    2012年10月18日
  • キララ、探偵す。

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    主人公の周りには美女がよく集まる。
    よくある設定ですが、
    まぁ、単純に羨ましいですね…

    このメイドロイドを開発した研究所は
    ホント、ツボをおさえてますよね。

    次回作もあるみたいですし、
    今後のキララに期待してます!

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    2012年05月06日
  • 狂い咲く薔薇を君に~牧場智久の雑役~

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    ウミヒト君が可愛いです。牧場君のクールすぎない探偵ぶりにライバル心を抱きつつなんか仲良しなのが楽しかった。ミステリーとしても読みやすく面白かったです。シリーズ他も読んでみようかな。

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    2010年11月16日
  • キララ、探偵す。

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    おもしろい。ある意味、とってもツボをおさえた作品ですね。イラストからして(笑)イラストと後ろの解説だけで買っちゃいました。
    そして、予想通りのお話。予想以上ではなかったけれど、水準は、けっこう高い。

    まあ、ロボットが好きなので、ちょっと評価は甘くなりますね。

    しかし、こんなロボットが出てきたら、ますます、人間は人間とつきあうことに耐えられなっていき様な気がしてならないです。

    「ちょびっツ」ですねぇ。

    アレは、人を裏切らないから。

    アレと人間の幸福な関係っていうのは、どういうものなんでしょう。

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    2010年08月23日
  • トランプ殺人事件

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    暗号がすごい!!
    竹本さん、あなたは天才です。
    こういうゆるいような緊迫しているような雰囲気がいいねえ。

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    2009年10月04日
  • 将棋殺人事件

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    ゲーム三部作の第二弾。…文庫版の紹介に第一弾て書いてあるのは何なんだ(←騙された)。前半は様々なシチュエイションの全く無関係な話の断片ばかりを見せられている様で混乱するかも知れないが、それらが「詰将棋」を一つのキーワードに収束してゆき(途中若干話が巧く進み過ぎの感が無くも無い)、最後にはきっちり筋が通る。デビュー作『匣の中の失楽』が面白かったので読んでみたが期待通り。文章も巧い。

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    2009年10月04日
  • 囲碁殺人事件

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    牧場智久シリーズ1作目。
    平易な文章とライトな登場人物により随分と明るい印象の作品。動機やトリックの弱さもあって本格推理というより囲碁の蘊蓄を延々と聞かされた気分。それはそれで興味深くはあったけど。
    囲碁を知っていればもう少し違った読後感だったかな…色々と消化不良。

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    2026年03月10日
  • 涙香迷宮

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    事前情報なしで読んだけど、すごい作品だな。
    ミステリの部分はちょっと置いておいて、涙香のエピソードといろは歌、暗号のくだり。21世紀にこんな作品があるなんて。
    日本の古典や、歌にまったく知見がないので凄さの理解度は低かったし、どこまでが史実でどこまでがフィクションなのかも分からなかったけど、ただただほへーってなってしまった(小並感)
    にしても、最後そこで終わるんかーい!

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    2026年02月11日
  • かくも水深き不在(新潮文庫)

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    ネタバレ

    4つの短編を読んだ後は全部が中途半端だったので、少し残念な感じだったけど最後の章で繋がってビックリした。ちょっと不思議な雰囲気もよかった。精神科医の天野は他のシリーズにも出てるみたいだし色々読んでみたいな。

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    2025年12月15日
  • トランプ殺人事件

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    ゲーム三部作の最後の作品。天才囲碁少年の牧場智久君は、最初の作品に比べて成長した様子で、今回の作品では姉の典子と共にガッツリと推理していました。

    精神科医の天野が中心となって進むストーリーだからか、途中で夢野久作作品のような雰囲気を感じました。また、「匣の中の失楽」を彷彿とさせる、掴みどころの無さ。
    特典の麻雀殺人事件と併せて、竹本健治作品らしさの強い仕上がりだなと思いました。

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    2025年10月30日
  • 涙香迷宮

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    暗号ミステリー
    ミステリー要素は正直薄いのだが暗号部分の創作が凄すぎる。信じられん労力
    いろは歌(いろは47文字、または「ん」を入れた48文字を1文字ずつ全て使った文章)が題材でそれがしかも暗号になっている

    こんなものを創作
    もはや物語うんぬんより日本語アッパレ
    どやって考えたんだ…ほんとに…すんごいでござる

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    2025年10月22日
  • 将棋殺人事件

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    再読感想、ゲーム三部作の二作目。
    地震により発見された2つの遺体、恐怖の問題と噂される怪談話、詰将棋問題の盗作疑惑…
    複数の点でしかない個々の謎は“極めて稀な”例であるのか。
    詰将棋の所はほとんど理解できなかった(汗)が
    薄ぼんやりとした霧の中を延々と歩かされる様な幻想味溢れる展開と収束は竹本先生ならでは!

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    2025年10月21日
  • 閉じ箱

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    ネタバレ

    竹本健治さんは、初読でした。
    この作品は、まずノベルズ、角川ホラー文庫として発刊され、そのあと角川文庫として再発刊。読んでみて、ホラー文庫の範疇では収まらないことに納得しました。
    作風は、表現しにくいと思います。読んだ事がある中では、江戸川乱歩、夢野久作氏らの系統ではないかと思います。いわゆる、わからない奇書的な幻想譚。

    短編集で、トランプの四つの絵札の記分けされています。中井秀夫のトランプ譚を意識してるのですかね。読むにあたり、多少の読者への助力でしょうか。

    ♣️5編 ミステリーゾーンのようです

    「氷雨降る林には」
    不倫相手の死を自死とされ、疑問を抱く男。
    彼が辿るのは、自らのねじれた

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    2025年09月07日
  • 涙香迷宮

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    他にはない暗号小説という感じでした。黒岩涙香について全くの無知であったため、難しいと感じる部分も多々ありました。しかしながら、いろはをはじめとしたパングラムなどの多く暗号や謎は非常に印象的でした。探偵の牧場も非常に魅力的なキャラクターで面白かったです。
    涙香のトリックなどが匠だと感じましたが、ミステリー小説としての要素としては他に比べると少なく少し長いように感じてしまいました。ミステリー小説で面白いと聞いたので読んだ私としてはイメージとことなっていたためこの評価になりました。他にもシリーズがあるので読んでからの方が良かったかもしれません。

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    2025年08月10日