竹本健治のレビュー一覧

  • トランプ殺人事件

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    2018年49冊目。ゲーム三部作通して言えることだけど、キャラクターは良いのに事件そのものが今一つハマり切れない。魅力的な謎には明快な解答が欲しい身としては、満足の行くものではなかったと言わざるを得ない。

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    2018年05月04日
  • 涙香迷宮

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    ネタバレ

    評価
     サプライズ ★☆☆☆☆
     熱中度   ★★☆☆☆
     インパクト ★★★★☆
     キャラクター★★☆☆☆
     読後感   ★★★☆☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★☆☆

    ● サプライズ ★☆☆☆☆
     菅村悠斎と榊美佐子を殺害した犯人は小峠元春。ミスディレクションとなるような人物も存在しない。そのため,サプライズ感は低い。黒岩涙香の暗号を解読した結果,発見されたお宝が逆文となっているいろは歌というのもサプライズ感はない。
    ● 熱中度 ★★☆☆☆
     殺人事件には,トリックらしいトリックもなく,魅力的な謎もない。暗号解読部分もロジカル過ぎてあまり楽しめない。なんかすごいことをして

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    2018年04月25日
  • 閉じ箱

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    ネタバレ

    氷雨降る林には★★
    陥穽★★★★★
    けむりは血の色★★★★
    美樹、自らを捜したまえ★★★
    緑の誘ない★★★
    夜は訪れぬうちに闇★
    月の下の鏡のような犯罪★★★
    閉じ箱★★★★
    恐怖★★★
    七色の犯罪のための絵本★
    実験★★★
    闇に用いる力学★★★
    足音★★★★
    仮面たち、踊れ★★★★

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    2018年04月23日
  • せつないいきもの~牧場智久の雑役~

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    ネタバレ

    〇 メモ
    〇 青い鳥,小鳥 ★★★☆☆
     ヒロインである武藤類子の友人,如月拓也は耳が悪い姉がいるので読唇術を学んだことがある。その如月拓也は,電車の中で犯罪計画を喋っていた二人を見た。その二人を,武藤類子の剣道の大会の祝勝会をやっていたファミレスで見かける。二人が計画しているのは拉致・監禁。今も犯罪を実行中だと知った類子達は二人を尾行する。エレベーターの動きから二人の居場所を推理。智久は,類子の相談を受け,エレベーターの制御と宅配をした人物の存在から二人が降りたのは10階だと推理する。二人の女性は西浦美那子と布川千郷。リズマイカという音楽関連企業に勤めていた。ミュージシャンである速水果月は,

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    2022年11月27日
  • 囲碁殺人事件

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    囲碁をよく知らないのでいまいちよく理解できなかったが、 囲碁が分かる人には非常に楽しめる小説。天才少年牧場智久が事件に巻き込まれ、大脳生理学者・須藤が事件の真相に迫る。チェス殺人事件も挿入されている。

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    2018年04月12日
  • 将棋殺人事件

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    詰め将棋のくだりは面白く読めたけど、将棋と事件を無理矢理繋げようとした挙げ句の果てに、風呂敷を畳みきれなかった印象を受けてしまった。⌈オセロ殺人事件⌋は題材と絡めて、シンプルにまとまっていたので、余計に惜しまれる。

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    2017年12月10日
  • 将棋殺人事件

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    竹本作品三作目。ゲーム三部作、第二弾。真相としては普通だけれど、そこまでの過程が面白い!魅せ方が巧いよね^^ 詰将棋がいくつか出てくるけど、駒の動かし方くらいしか分からないから、その点が凄く残念…。

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    2017年12月02日
  • 狂い咲く薔薇を君に~牧場智久の雑役~

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    「涙香迷宮」を読み、久々に牧場君と類ちゃんの話が読みたくなった。ちょうど未読だった雑役シリーズが文庫で再販されたので購入。

    類ちゃんに憧れる後輩の海人君の視点なので、何人も人が殺されているというのにその雰囲気は妙に軽い。
    そして知らない人から見た牧場君というのはこんなに得体の知れないよく分からない人物なんだなあ。
    殺し方はそれも少し大げさで無理がある部分もあるけれど、フィクションの範囲内と考えれば有り。
    本格物なのでトリックや犯人を推理しながら読むのは楽しかった。
    ゲーム三部作や類ちゃんのシリーズも読み返したくなる(読んだの二十年前だった…)。

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    2017年10月18日
  • 囲碁殺人事件

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    囲碁を知っているかいないかで、面白さがかなり変わるんだろうな、という印象。主人公もこの作品だけでは魅力的とは言い難かった。とはいえ、首切りの発想は興味深かったし、トリオの絡みは良かったので、ゲーム三部作は読んでみようと思う。

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    2017年10月16日
  • 将棋殺人事件

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    文庫書き下ろしの「オセロ殺人事件」目当てに購入。
    「将棋殺人事件」の方は既読なんだけどすっかり内容忘れてたので読んでて新鮮でした。都市伝説+詰将棋の話だったか。
    竹本作品独特の、フワフワした空気感(匣っぽいと言えば良いかなぁ)を堪能。調査を進めるにつれ明らかになる事実から着地点が全く見えず、カットバックも入ってるし、解決に向けてはかなりアクロバティックに展開するので、これは幻想小説か?みたいな気分になる人がいるのも判る。私はこういう展開嫌いじゃない。

    オマケの『オセロ殺人事件』は、大変ベーシックな推理小説で、解決のあのキーになる所とか痺れましたね。なるほど!と。

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    2017年09月28日
  • しあわせな死の桜

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    第三短編集(連作短編集を除く)。
    犯人当てや幻想ミステリーやシリーズの番外編など、様々な趣向の作品が並んでいる。やはり犯人当てが面白かったが、かなり異色な『漂流カーペット』のアイデアに惹かれた。割り切れない話が数編入っているのはいつもの事で、それでもこの短編集は分かり易い方だろう。全部ひっくるめて満足出来た。

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    2017年09月26日
  • せつないいきもの~牧場智久の雑役~

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    天才囲碁棋士、牧場智久シリーズ。短編3つ。「青い鳥、小鳥」はオチが早くわかってしまったり、「せつないいきもの」はオチや動機が少しガッカリ。「蜜を、さもなくば死を」はタイムリミットのある中での暗号解読でおもしろかった。どれも主人公である牧場智久の出番がほとんどないのが残念…と思っていたらサブタイトルが「牧場智久の雑役」。なるほど…。

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    2017年09月18日
  • 囲碁殺人事件

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    ネタバレ

    『匣の中の失楽』に続き、竹本作品二作目。ルールの件が複雑過ぎて全くわからなかったけれど、楽しく読めた。『匣の中〜』同様、真相の部分は謎なのね^^; 殺害動機には意外性があり、被害者?の心情には、なんというか、ま、プロだったらそうなってしまうのも判るかなぁ…。
    「チェス殺人〜」は、ポーの超有名作品の真相がサラリと明かされており、未読の方は要注意。私は未読だったので…(-_-;

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    2017年05月26日
  • しあわせな死の桜

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    掌編から長めの短編まで12編。寄稿や既存のシリーズ(キララ、探偵す。など)の番外編などが集められていてバラエティにはとんでいる。涙香迷宮はあんまりそそられなかったんだけど、せっかくだからと読んだ。幻想的で綺麗な場面もあるけど、投げっぱなしなのか余韻を楽しんだり推理を楽しんだりすればいいのかいまいちうまく飲み込めず……あと、なんか全体的に文章がレトロ。でもシリーズものは読んでみたいなって気分にはなった。

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    2017年05月22日
  • 囲碁殺人事件

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    天才棋士、智久くんの若いときのはなし。探偵役は姉の上司。
    囲碁しらなかったけれど解説があるので割と平気によめる。
    C0193

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    2017年05月24日
  • 囲碁殺人事件

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    <内容紹介より>
    山梨で行われた囲碁タイトル戦・第七期棋幽戦第二局二日目、<碁の鬼>槇野九段が、近くの滝で首無し屍体で発見された。IQ208の天才少年棋士・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎は事件に挑むが、犯人の魔の手は牧場少年にも襲いかかる。ゲーム三部s買う第一弾開幕!
    文庫特典:短編「チェス殺人事件」収録。

    ーーー
    少年探偵の冒険小説としても、ミステリとしても楽しめる作品。
    天才囲碁棋士牧場智久が活躍するシリーズ作品の第1作目にあたる。
    1980年に執筆された作品なので、登場人物のセリフなどに少し「時代」を感じる部分もありますが、ストーリーに古さはなく、十分に楽しめます。
    ただ、「囲碁」

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    2017年05月10日
  • 囲碁殺人事件

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    「囲碁殺人事件」
    ゲーム3部作。第1弾。


    本作は、ゲーム3部作シリーズの第1弾に当たるものです。竹本健治によるシリーズで、天才囲碁棋士の牧場智久と大脳生理学者の須藤信一郎が難事件に立ち向かうミステリーであり、将棋殺人事件、トランプ殺人事件が続きますが、3部の中で最もミステリーちっくらしいとのこと。確かに、首なし死体、犯行予告、アリバイなど、ベーシックなスタンスで進んでいきます。


    思春期にも達していない天才囲碁棋士が、探偵をするという今ではありがちな設定ですが、初版は、1980年7月となると約30年前で、当時だったら凄い斬新な主人公かなと思いました。IQ200超え故の推理をズバズバしてい

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    2017年05月07日
  • 囲碁殺人事件

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    1980年のゲーム三部作第一弾が復刊。ミステリ自体としては軽さ、甘さは否めないが、囲碁を真正面からテーマにする意欲が本作を特別なものにしている。著者自ら漫画を描いた同シリーズ「入神」も面白い。7.0

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    2017年03月26日
  • トランプ殺人事件

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    暗号、精神病、フィクション、、、これらを掛け合わせるとなんとも奇妙な話ができるんだなと。
    どこまでが想像でどこまでが事実で、、不思議な空間にとらわれる感覚でした。

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    2016年12月25日
  • 汎虚学研究会

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    マサムネとタジオみたいなキャラクターの語りに翻弄されるのはなかなかに楽しい感覚だったが、「闇のなかの赤い馬」以降はミステリとしては楽しめなかった

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    2015年09月14日