あらすじ
第七期棋幽戦第二局は、〈碁の鬼〉と称される槇野猛章九段の凄まじい妙手で一日目を終えた。翌日の朝、対局の時間に槇野九段は現れず、近くの滝の岩棚で首無し屍体となって発見される。死の二週間前に目撃された「鬼の首を取る」奇妙な詰碁は殺人予告だったのか。槇野九段が首を切断された理由とは。山林で発見された腐乱死体は事件と如何なる関係があるのか。知能指数208の天才少年・牧場智久と姉の典子、そして大脳生理学者・須堂信一郎のトリオが不可解な謎に挑む。名作『匣の中の失楽』に続いて放たれた著者初期の傑作本格推理。ゲーム三部作第一弾、牧場智久シリーズ開幕。
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Posted by ブクログ
ゲーム3部作の最初の作品、囲碁、将棋、コントラクト・ブリッジと続くゲームとミステリの融合が頭を悩ませます。
三部作の中ではトランプが個人的には好きですが、囲碁が一番ミステリとして純粋に楽しめます。
囲碁の知識はヒカルの碁程度でも大丈夫!詰碁ってなにさ!?って人でもちょっと暗号の意味が解らなくて寂しい気持ちになるぐらいです。敬遠せずに読んでみてください。
Posted by ブクログ
棋幽戦第二局1日目を妙手で終えた槇野九段が、二日目の朝首無し屍体としてなって発見された。
囲碁の世界を舞台としたミステリ。囲碁にまつわるあれこれで構築された謎を、ミステリの手法で解き明かす。両者が持つ純粋さが絡み合いできる美しさを堪能した。
Posted by ブクログ
囲碁を題材にしたミステリー。囲碁好きには結構良いかも。というか、コウの複雑なルール解説が途中で出て来たりとか、むしろ囲碁好きじゃないと読めないだろこれ。
もう少し囲碁のルールについて勉強したくなる一冊。
Posted by ブクログ
作者が囲碁を愛してやまないことはひしひしと伝わってきた。
天才少年の暴走っぷりがなんか微笑ましい作品。
作品の舞台がよくわからんかったけど、敢えて年号とかを削除したらしい
まぁ、今時記者が電話機に殺到しないもんなぁ。。。