狂い壁 狂い窓

狂い壁 狂い窓

814円 (税込)

4pt

3.3

東京・大田区の高台に樹影荘と名づけられた古びた洋館があった。かつて産婦人科病院として建てられたもので、かたわらには鬱蒼とした樫の大木が生えていた。ここには六組の入居者が住んでいた。この樹景荘で怪事件があいつぐ。トイレの血文字、廊下の血痕、中庭の白骨…血塗られた洋館と住人たちの過去が、今あばかれる。

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狂い壁 狂い窓 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年04月11日

    かつて産婦人科の病院としてつかわれていたアパート「樹影荘」に暮らす六組の住人たちの身のうえに、次々に奇妙な出来事が起こります。やがて住人の一人である梅本という男が、樹影荘近くの不見地蔵のもとで首をくくって死亡しているのが発見されます。

    こうして、楢津木という刑事が登場し、樹影荘にまつわるさまざまな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月17日

    『ウロボロスの偽書』に続き、竹本作品六作目。初めから薄々、夢Qぽさを感じてはいましたが…終章で確定しました。この作品の中で、正常な人はどれだけいたでしょう…。キ○ガイのオンパレードでしたw 人間の底無しの狂気が溢れたトンデモ作品。星四つ。

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    Posted by ブクログ 2020年07月19日

    怖いと聞いてすごいと聞いて読んで、あんまりすごいと思わなかった。読みにくいわかりにくい。コロンボや、横溝正史を思い出すような半端さが目立つ。面白くないわけではない。

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    Posted by ブクログ 2020年01月30日

    怪奇ミステリ。「将棋殺人事件」「トランプ殺人事件」に続く狂気三部作の三部作目。怪奇ミステリと書かれているだけあって本格ミステリとは違っていかに恐怖や狂気をそそらせるかに重きが置かれている。部屋を覗く蝋面、投げ入れられたマネキンの恐怖の首、埋められてから掘り返された死体。そういった怖さの象徴のようなも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月27日

    本書は昔、産婦人科だった古いアパートが舞台だ。「廃病院」、「古いアパート」という、ホラー界のパワースポットとでも呼べる場所が好きな方には、たまらない小説だろうと思う(笑)しかし、私には向かない小説だった。なぜなら、やたらと難しい語句が使われている上、登場人物が多い中、短い章ごとに人物視点がコロコロと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月09日

    何事もそうであるように、精神病患者が増えるほど、世の理解も深まるんでしょうなぁ。日本でも、世界的にも、どんどん精神病患者は増えるだろうし、いずれ社会システムが対応していく時代が来る(といいね)。

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