【感想・ネタバレ】しあわせな死の桜のレビュー

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Posted by ブクログ

書き下ろし「トリック芸者 いなか・の・じけん篇」含む、12の短篇。
解説が詳しくてよい。

<収録作>
夢の街
彼ら
依存のお茶会
妖かしと碁を打つ話
羊の王
瑠璃と紅玉の女王
明かりの消えた部屋で
ブラッディ・マリーの謎
妙子、消沈す。
トリック芸者 いなか・の・じけん篇
漂流カーペット
しあわせな死の桜

あとがき
解説・千街晶之

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2017年04月24日

Posted by ブクログ

短編集。幻想あり、ミステリあり、これまでのシリーズに繋がりのあるものも多くて、読み応えたっぷりです。
お気に入りは「トリック芸者 いなか・の・じけん篇」。なんてったって久々のトリック芸者シリーズ! 懐かしいなあ「そこはそれ」。この一言は最強ですよねえ。
「漂流カーペット」も面白かったです。ううむ、まさかあのネタだったとは! 一見ナンセンスだけどしっかりミステリな部分もあって素敵です。
そして表題作「しあわせな死の桜」。この作品がラストで、このイメージのままこの一冊が終わるのはなんとも素敵な読後感でした。幻想的なイメージが印象的です。

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2017年05月31日

Posted by ブクログ

トリロジの「明かりの消えた部屋で」と「ブラッディ・マリーの謎」が収録されてると知って手に取りました。
この2作以外にも、ジャンルのバラエティー豊かなラインナップで面白かった。
(トリロジ全編、他の作家先生方の作品も本の形にしてほしいんですけれど、後半が箇条書きの形と知ってなるほど…本にしづらいわけだ…と納得。でも本にして欲しい…)

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2019年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

竹本健治の各シリーズをつまみ食いできる短編集。本格ミステリを期待する人には全く向かない、幻想小説の色合いが濃い。同種同族で凝り固まった界隈内で、住人が目新しいモノを求めていたら、こういうのが受けて、門外漢は置いてきぼりになる。
幻想小説として読むならオススメ。

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2019年01月04日

Posted by ブクログ

第三短編集(連作短編集を除く)。
犯人当てや幻想ミステリーやシリーズの番外編など、様々な趣向の作品が並んでいる。やはり犯人当てが面白かったが、かなり異色な『漂流カーペット』のアイデアに惹かれた。割り切れない話が数編入っているのはいつもの事で、それでもこの短編集は分かり易い方だろう。全部ひっくるめて満足出来た。

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2017年09月26日

Posted by ブクログ

掌編から長めの短編まで12編。寄稿や既存のシリーズ(キララ、探偵す。など)の番外編などが集められていてバラエティにはとんでいる。涙香迷宮はあんまりそそられなかったんだけど、せっかくだからと読んだ。幻想的で綺麗な場面もあるけど、投げっぱなしなのか余韻を楽しんだり推理を楽しんだりすればいいのかいまいちうまく飲み込めず……あと、なんか全体的に文章がレトロ。でもシリーズものは読んでみたいなって気分にはなった。

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2017年05月22日

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