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Posted by ブクログ
「牧場智久・武藤類子」シリーズの第2弾。
智久の対戦相手となった桃井雅美が、試合の直前に突然姿を消します。しかし類子は、試合の前日に桃井の姿を見かけていました。パソコン売り場のモニタに、とつぜん「悪魔の警告」という怪文書が映し出されたとき、彼女の近くに桃井の姿があったのです。しかも、その「悪魔の警告」を目にした菅野公江という12歳の少女が殺害されるという事件が起きていたのです。
不審を覚えた智久、類子は、桃井の行方を追い始めます。やがて類子の従兄の槇村征夫から、桃井が「パズズ」というハンドル・ネームでパソコン通信に参加していたことを突き止めます。
前作『凶区の爪』(光文社文庫)は横溝正史的な舞台設定でしたが、今回は打って変わってサブカルチャーが舞台です。ドタバタ動き回るキャラクターがライトノベル的なので、まったく違和感はありません。本格的な推理小説を読みたいという向きには不満かもしれませんが、個人的にはおもしろく読めました。