宇江佐真理のレビュー一覧

  • 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    人気シリーズ。
    大火の10年後、無事に暮らしている人々に起きている変化は‥?

    髪結いの伊三次と妻のお文は大火事で家を失ったものの、家族は無事。
    その後に生まれた娘のお吉もすくすく育って、明るさを振りまいています。
    伊三次は義兄が倒れたために、義兄の店を半ば継いだ状態で働き、お吉もその店に通っています。

    不破の息子の龍之進は、芸者のお文の働く料理茶屋に入り浸りとなり、まわりに心配をかけている状態。
    というのは一人だけ結婚が決まらず、その理由というのが‥
    とはいえ、仕事となれば駆けつけ、周りが困っているところに乗り込んで、勢いで捕縛したりするのが妙にカッコイイ。
    このくだりは新作歌舞伎になりそ

    0
    2016年07月05日
  • 古手屋喜十 為事覚え

    Posted by ブクログ

    残ってる分しか読めないと思うと、これから読む宇江佐さんの作品は全部星5つでもエエんちゃうかと思うとこもあるんだけど。このシリーズも残ってる分しか読めないと思うと、非常に残念で哀しいもんなぁ。
    隠密同心上遠野平蔵のチンケな人間っぷり、腹立たしく感じるとこなんだろうけど「このキャラ使って宇江佐さんはどんな物語を描きたかったんだろう」とか思ってしまって。

    冷静なレビューにはなりません。まぁいつも冷静なレビューではないですが…、自分でも小説を楽しむ以外の感情で読んでるのが分かります。

    0
    2016年05月16日
  • 名もなき日々を 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    余話です
    伊三次かぞくの生末がほのぼの、少し心配な気分で見守ってます
    絵師の修行も中断されそうな伊与太
    松前藩の争いに巻き込まれそうな茜
    うっかりシクジリをした龍之進

    0
    2016年04月29日
  • 擬宝珠のある橋 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    この巻で本当に最終なのですね・・。

    伊三次や、その家族、不破家の方々等、彼らの日々をずっと見守ってきたような感があるだけに、寂しい思いでいっぱいです。
    江戸情緒あふれる、このシリーズが大好きでした。
    宇江佐さんに感謝いたします。

    0
    2016年04月20日
  • 我、言挙げす 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    髪結い伊三次捕物余話、8作目。
    2011年には出ていたんですね。

    主人公はシリーズ名どおり、廻り髪結いの伊三次。
    町方同心不破友之進の手伝いもしているのですが、息子の龍之進の力になる機会も増えています。
    じつは‥若い世代の話ばかりで、伊三次以上にごひいきだった妻で芸者でもあるお文の出番が少ないのでちょっと飽きてきて、しばらく読むのを休んでいましたが。
    やっぱり、好きなシリーズです☆

    龍之進も番方若同心になり、進境を見せるところがすがすがしく、頼もしい。
    「委細かまわず」では、上役の小早川と対峙して成長していく。
    「黒い振袖」では、ある藩の姫が行方不明となった事件を若手で捜査することに。

    0
    2016年04月02日
  • 擬宝珠のある橋 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    本当のホントに終わってしまった。
    なんとも寂しい。
    (お話自体も、なんとも寂しい感じで終わってるし)

    過去作とのニコイチ的な本の作り方は賛否両論あるところだと思いますが、どんな形でも世に出してもらったことを、とりあえず感謝かな。

    0
    2016年03月28日
  • 擬宝珠のある橋 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「月夜の蟹」「擬宝珠のある橋」「青もみじ」が収められている、髪結い伊三次シリーズ最後の最後の本。久し振りに伊三次が沢山出てきて嬉しかったが、「青もみじ」で終わってしまったのかと思うと悲しくてたまらない。

    0
    2016年03月24日
  • 斬られ権佐

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    泣けます。
    妻の愛、夫の愛、父の愛。
    心地よい涙をながせました。
    宇江佐さんの作品の中でもダントツで好きです。

    0
    2015年12月04日
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    伊佐次シリーズ第10弾。今回は息子の伊予太の周りで起こる 出来事が中心。 不破の息子、龍之進ときいの祝言。 きいちゃんのキャラクターがとっても魅力的。 きっと今後大活躍しそうな気配。 このシリーズのよさは、日々の些細な会話のなかに 琴線に触れる言葉がたくさんちりばめられていて、胸がきゅんきゅん するところ。
    それと、ちょいちょい出てくる夫婦間のいちゃこら(^^)これがたまらん(笑)
    伊佐次とお文さんと共に私も成長している気がする。10年前に初めて読んだときは、まだまだやんちゃだったけども いまや落ち着いたいい夫婦。見習いたいところが多い。

    あ~、それにしても・・・それにしても・・・。

    0
    2015年08月11日
  • 古手屋喜十 為事覚え

    Posted by ブクログ

    宇江佐さん時代小説は本当によい。
    喜十の人となりもよく、周りの人たちも心意気があってほっとする。
    まだまだ読んでいたいと思わせる作品。

    0
    2014年04月08日
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    「やあ、久しぶり!元気にしてた?」ってな感じの、仲良しの旧友と、再会でもしたような気分で読んだ、お気に入りのシリーズ。

    本編は、今回も読んでいて、とても楽しい時間を過ごせたし、読み終わって、優しい気持ちになりました。
    それだけに、後書きの衝撃が・・・

    純粋にこの本の評価だけでいうと、4つ星ですが、このシリーズ、作者のファンとして、いろいろな祈りを込めての、星一個追加です。

    0
    2014年03月24日
  • 余寒の雪

    Posted by ブクログ

    しっとりした美しい作品が多く、ほろりとしました。
    女性たちが、身の振りを自分で選べないながらも、芯を持ってうまくその場に収まっていく強さ、しなやかさが感じられました。
    「紫陽花」と「余寒の雪」が好きです。

    0
    2014年02月06日
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    第2世代が立派な大人になり、活躍しています。
    ニューメンバーも加わったりなんかして。

    でもって、本来の主役であるはずの伊三次たち第1世代は、ジブく脇を固める立場になっております。

    ますます今後の展開が楽しみではありますが、あとがきによれば、宇江佐センセは癌の闘病しながら執筆をつづけているとのこと。

    病気の御快癒と、作品が今後も永く続くことを、心より願うものであります。

    0
    2014年01月16日
  • 通りゃんせ

    Posted by ブクログ

    ある意味、SFか?

    宇江佐センセがタイムスリップを描くと、こうなるのだ。

    多くの時代物で鍛えられた手腕があっちこっちずばすばと発揮されています。
    すげえ。

    また、タイムスリップ先が鄙びた農村ってゆうのもナカナカ良い。

    たまにはこういうモノもアリですね。

    0
    2014年01月14日
  • 心に吹く風 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    冬のひだまりのような本。キャラクターそれぞれがちがった優しさを持っていて、心暖まった。続編が楽しみなので、作者の健康を心から願う。

    0
    2014年01月10日
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

    Posted by ブクログ

    いいなぁ~、好きだなぁ~、食べてみたいなぁ~とか思いながら、ずんずんと読んでしまいましたw やきもきしたり、ほんわかしたり。お舅さん、戻ってきてほしいなぁ~・・・。

    0
    2013年10月03日
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふでさんが好き!
    キャラクターがいい人ばかりで癒される。
    舅・姑が筆頭だけれど、甥っ子並びに少年たちもいいなあ~
    「のぶちゃん、お腹すいたよう~」
    うん、なんか切ない。
    また一人、好きな作家さんが増えました。

    0
    2015年05月01日
  • 今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    フラカンの深夜高速(coverd by 湯川潮音@youtube)聴いていたら泣けてきた。それとおんなじ気持ちになった。切なくてさみしいようなさわやかさ、っていう感じ? 知らないうちに、自分もとしをとっているんだと実感。

    0
    2013年03月04日
  • 幻の声 髪結い伊三次捕物余話

    Posted by ブクログ

    宇江佐真理の書くキャラクターはどうしてこんなにも魅力的で、そして哀しいのでしょう。「あやめ横丁の人々」で惹きこまれてから、久々に著者の作品を読みましたが、ストーリー運びも素晴らしいのですが、やはりキャラクターがハンパ無くいいのです。
    主役の廻り髪結いの伊三次、彼のいい女の文吉、伊三次の主不破。
    三人ともそれぞれ人としていろいろな過去があり、それでも今の環境を精一杯、真摯に「生きて」いる。
    それをいろいろな出来事と共にサラッと明らかにしていく著者の手腕には、本当に魂鷲掴みされる状態です。
    このシリーズはまだまだあるみたいなので、これからお楽しみが待ってると思うとうれしいです。

    0
    2013年02月18日
  • あやめ横丁の人々

    Posted by ブクログ

    あやめ横丁の由来が花の名ではなく人を殺めるだったのは、予想もしていなかった。初めて聞く言葉がいくつも出て来て、どんどん引き込まれていった。10年後の結末は悲しさ半分、教え子の成長に希望が有り救われた。

    0
    2013年01月31日