宇江佐真理のレビュー一覧 おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 江戸下町が舞台の、義理と人情味あふれる物語6つ。死んでも死んでもお姉さんの家族となって見守る弟の深い情にほろり、お金にだらしのないどうしようもない兄にやきもきする家族と、切ろうとも切れない弟のはがゆい優しさにほろり。鶴瓶主演の映画『おとうと』を思い出しました。 0 2011年08月27日 聞き屋与平 江戸夜咄草 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (20) カート 試し読み Posted by ブクログ 人の話を聞く。 それだけが どんなに その人の人となりを表すか。 私は 与平さんのように 聞き屋は出来んだろうなぁ…。 そして、彼のように罪を抱えて生きていけないだろうな。 それともいざそうなった時にはできるのか? 宇江佐さんの作品には いつも「どうしようもない」とこどもにまで悪態をつかれる家族が出てくる。 でも、そういう人へも向けられるまなざしが やはり良い。 0 2011年08月13日 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 3.9 (30) カート 試し読み Posted by ブクログ 八丁堀の同心の家に嫁いだ主人公と、ユニークで個性的な舅をはじめとする嫁ぎ先の人々などが織りなすお話。タイトルからして、江戸のおいしいお料理が中心になった本かと思いきや、ぜーんぜん違いましたね。サブタイトルは「江戸前でもてなし」と誤読してしまったし・・・。なんとゆうか、複雑な夫婦関係のお話ですね。 0 2011年09月26日 あやめ横丁の人々 宇江佐真理 / 氏家幹人 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.5 (17) カート 試し読み Posted by ブクログ やむを得ぬ理由で人を切ってしまった、主人公である旗本の三男が、ほとぼりが冷めるまで匿われることになった「あやめ横丁」に暮らす人々を描いた長編。うーむ、「あやめ」という言葉には別の意味があったのだなぁ。深い・・・・・。 0 2011年09月26日 おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 言わなくていいことを言ってしまったり、言わなきゃいけないことを言えなかったり。 訊きたいことが訊けなかったり、聞きたくもないことを聞いてしまったり。 そんなことをくりかえしながら、みんな日々を一所懸命生きているんだな。 0 2011年07月08日 憂き世店 松前藩士物語 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.1 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 一軒家から安アパートに移り住んで家族と暮らす。自分とおんなじことばかりで身につまされる。 でもそこにこそ幸せがあるということもわかってほっとした。 0 2011年06月27日 黒く塗れ 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (18) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ シリーズ5作目。最後の、直次郎の話には思わず泣いてしまいました。あとがきを読むと、読者から手紙が来たので、直次郎の続編を書いたとのこと。お文の出産に立ち会う、逆子を直すという流派のお医者さんがイイ味出してますね。 0 2011年06月08日 晩鐘 続・泣きの銀次 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.4 (5) カート 試し読み Posted by ブクログ 「泣きの銀次」の続編。メインとなる事件自体は、すんごくダークなのですが、ストーリーの仕立て方がジツにうまい!1作目よりも面白い!と思いました。舞台は前作から10年後を描いてますが、実際に執筆されたの自体が前作から10年後だそうな。いやはや、なんとも。いろんな年齢・職業・身分のヒトビトが、たくさん登場します。で、またそれぞれがジツに魅力的に描かれております。次作もあるそうで(舞台はさらに10年後らしい)、文庫化を楽しみにお待ちしたいと思います。 0 2011年09月26日 あやめ横丁の人々 宇江佐真理 / 氏家幹人 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.5 (17) カート 試し読み Posted by ブクログ 「あやめ横丁」の由来には本当に驚きました。切ない切ないお話です。が、人と繋がるのは悲しいこともあるけど、やはり人と繋がらなくては生きていけないのだなぁ・・・ということをサラッとした感覚で読ませる・・・スゴイ本です。 0 2011年04月20日 おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 江戸下町に生きる様々な人々が、それぞれに抱える事情を隠しながら、一生懸命生きる6つの短編集です。 それぞれが、自分の幸せより、身近な親や子、そして兄弟たちを想う姿に、なんとも言えない優しさと切なさを感じます。 表題作の、「おはぐろとんぼ」は、板前だった父親の姿を見て育った娘・おせんが、同じ料理人となった姿を描いています。 どんなに腕の立つ料理人であっても、女性は板前になれない時代です。 そんな彼女の元に現れた子連れの上方板前さん。 子ども目線の言葉が、なんとも切なく微笑ましかったです。 0 2011年04月12日 深川恋物語 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (23) カート 試し読み Posted by ブクログ 江戸深川を舞台にした短編集。吉川英治文学新人賞作品だそうな。江戸下町の風情が、相変わらずなんとも心地よい。んで、この本で気づいたのですが、宇江佐センセは江戸下町のヒトビトの職業の書き(描き?)分けがジツに巧みで素晴らしい!と思うのです。はい。職人さんからお店(おたな)勤めからお武家さんから浪人(←職業か?)などなど、とても詳しくイキイキと書いておられます。いや、スゴイ! 0 2011年09月26日 雨を見たか 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 3.8 (20) カート 試し読み Posted by ブクログ シリーズ7冊目、だそうです。よく分んなくなってきました・・・・・。えーと、この巻でもジュニア世代が主役級の働きをしております。無頼派VS純情派の対決も、がっぷりよつの様相を呈してまいりました。主役であるはずの伊三次さんたちはすっかりベテラン格で、若者たちを温かく見守る役割になりつつあります。しかしながら、まだまだバリバリの活躍をしてほしいものであります。とゆうことで、モロモロの期待を込めつつ、次作をお待ちしたいと思いまする。早く文庫になりますよーに。 0 2011年09月26日 君を乗せる舟 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.1 (19) カート 試し読み Posted by ブクログ 伊三次シリーズの、え〜っと・・・・・、6冊目です。最近コレばっかり読んでます。この本では、ジュニア世代(?)の活躍が始まりました。メンバーの名前と個性が、なかなか覚えられません・・・。馴染みの脇役や、これまでの関係者たちが、この本でもじつに巧みな役回りで、いい味出してます。 0 2011年09月26日 黒く塗れ 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (18) カート 試し読み Posted by ブクログ シリーズ5冊目。伊三次夫婦の生活も軌道に乗り、さらに、自身も含めてにわかなベビーブームとなります。近所の人々やお得意さん、小物仲間なんかとの関係も、なかなか深くて面白いです。なによりこの本の白眉は、なんといっても最終話の人情話です。心のあったまる、えぇオハナシでした。はい。 0 2011年09月26日 さんだらぼっち 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.0 (26) カート 試し読み Posted by ブクログ 髪結い伊三次シリーズの4作目。「さんだらぼっち」って、こういうモノだったのか。ふーむ。このシリーズは、各話が決してハッピーエンドでは終わらずに、なんとも寂しく切ないまんまで終わってしまったりします。読んでると「えぇ〜、コレでいいのかぁ?」と思ったりしますが、これがまたこのシリーズの妙味なのではないでしょうか。いやはや、なんともいいシリーズだなぁ。 0 2011年09月26日 紫紺のつばめ 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.0 (31) カート 試し読み Posted by ブクログ シリーズ2作目。登場人物たち(とくに伊三次以外)の魅力度がアップし、すんごく面白くなってきました。伊三次とお文の気持ちのすれ違いなんかも、とても切なく描きこまれて、なんとも良い感じです。続編あと何冊かあるので、しばらく楽しめそうです。いや〜、我ながら、良いシリーズを見つけたなぁ。良かった良かった。 0 2011年09月26日 君を乗せる舟 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.1 (19) カート 試し読み Posted by ブクログ 表題の「君を乗せる舟」がすごく良かったなぁ。 大人になる一歩手前の龍之介がいい仕事してる。 この人の描く江戸は、なんだか極彩色に感じられるくらい新鮮で好き。 0 2010年02月08日 さんだらぼっち 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.0 (26) カート 試し読み Posted by ブクログ 小説には二通りある。「われを忘れる小説」と「身につまされる小説」である、という解説の言葉に納得した。 自分にとってこの小説は後者だ。例えば、流産したおみつが「姉さんはいい気味だと思ってるかもしれない」というシーン。流産したことはないけど、落ち込んでいる時には、皆が悪意をもって、自分を哂っているように考えてしまう気持ちはすごーくよく分かる。 だから登場人物たちの先行きが気になって、続きを読んでしまうんだな。 0 2009年11月16日 深川恋物語 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (23) カート 試し読み Posted by ブクログ 2009.10.17 start → 2009.10.19 fin. きっかけ:講演会 切なかったけど、どれもいい話。 江戸の話なのになぜこんなにも響くのだろうか。 人を好きになって結ばれるのってどうしてこんなに難しいのだろうか。でも、人ってやっぱりいいよな。 気持ちが荒んだ時とか落ち込んだ時に読み返したい一冊。 私の恋愛バイブルになりそう。 0 2009年10月28日 聞き屋与平 江戸夜咄草 宇江佐真理 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (20) カート 試し読み Posted by ブクログ 火事にあい一度は傾きかけた薬種問屋を立てなおした番頭上がりの父親から店を引き継ぎ、さらに商いを大きくし、三人の息子たちに店を任せた与平。隠居してからいろいろなことを試したもののどれも長続きせず、ふとしたきっかけで人の問わず語りを聞くことくらいならできるかと、最小限の合いの手だけをはさみ、説教や助言の類は一切せず、客が語るに任せ、代金は客の志次第、という不思議なことを始め、、、。物静かな話なのですが読み始めたらひきこまれてしまい、わーっと一息に読み切ってしまいました。とても面白かったです。 0 2009年10月07日 <<<12345678910>>>