高殿円のレビュー一覧

  • グランドシャトー

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    キャバレーって行ったことないけど最後まで読むと、行き場のない女性の受け皿の一つになっていたんだなと思った。客目線じゃなくて働き手目線になってしまったけどそう思った。

    哀しい人が哀しい人を救う。
    人生捨てたもんじゃないなと思う。
    どん底でもしがみついてればなにかいいことはある。


    真珠姉さん激シブでした。

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    2024年01月09日
  • 上流階級~富久丸(ふくまる)百貨店外商部II~

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    バツイチ独女とLGPTのセレブ男子の二人の外商員が奮闘する、エンターテインメントお仕事小説の第2巻❗

    前作が予想以上に面白かったので、続きを読みました。前作よりも夢中になって読み進めましたが、読後は少し『上流階級』ロスに陥ってしまいました。高殿さんは、『トッカン』シリーズが代表作品かなぁと思っていましたが、本書も中々侮れません❗いつの日か続編を描いてもらいたい、オススメお仕事小説です♫

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    2024年01月02日
  • 上流階級~富久丸(ふくまる)百貨店外商部~

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    百貨店の売上の3割〜4割を占める外商を舞台にした、エンターテインメントお仕事小説。

    外商の仕事はとても幅広く、生半可な知識では到底太刀打ちできない厳しい仕事ですが、お客様に対する姿勢は、同じ接客業に携わる者として、とてもタメになる作品でした❗

    主人公の鮫島 静緒は、女性としては近寄りがたい性格ですが、仕事に対して前向きで最後まで諦めない姿勢は、この今の物を売ることが非常に難しい時代に、何かヒントを与えてくれるように感じました❗是非とも続編を読んでみたいと思う、オススメお仕事小説です♫

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    2023年12月31日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    先が気になって、、って言う話でははいけれど
    読み始めるとどんどん進む。
    タイトルや表紙から伝わる上品さの中に、サバサバした静緒の本音とか、ちょっと笑える言い回しとか、桝家との関係とか。飽きないです。

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    2023年12月19日
  • 主君 井伊の赤鬼・直政伝

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    家老目線というのが面白い。
    剣と紅(同作者・養母直虎の作品)を読んでから読んだ。
    徳川四天王は特に魅力ある面子でロマンがあるが、直政のことは更に好きになった。

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    2023年11月17日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 III

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    今回の本は、いつもよりギスギスしてなくて外商としてもキャリアが出てきたんだなぁと思う静緒の自分の葛藤や成長が書かれていて、共感の多い内容だった。

    これを乗り越えた先の次の静緒が早く読みたい。

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    2023年11月16日
  • グランドシャトー

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    旅先で「大阪ほんま本大賞」の帯を見つけ、折角の機会だと思い購入しました。

    キャバレー「グランドシャトー」で働く2人のホステスを軸に、高度経済成長期から平成初期までの大阪・京橋の歴史をたどる、激動の時代を生きた女性たちが"ひかり"をつかむ物語。

    主人公・ルーの過酷な家庭環境の中で必死に生き抜いてきた強さと爽快な大阪弁に元気を貰い、そんなルーを救った先輩ホステス・真珠さんの何があっても優しく見守る温かさに心が救われ、2人の地蔵長屋での生活に癒されて。

    普段の私なら手に取っていないジャンルだと思うので、本大賞をきっかけに出会えて心から良かったと思える作品でした。

    No.1

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    2023年11月07日
  • トッカン 徴収ロワイヤル

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    ついに4作目。あーこれで区切りかと思うと寂しくもある。思いの外トッカンシリーズにはハマってしまった。

    金の隠し場所を探り当てるという脳トレは、実は孤独に戦わねばならない無理ゲーだった。金のために死ぬ人間がいるこの世の中で、金をむしり取ることのおぞましさを垣間見る。それも、私たち善良な納税者のために。この倒錯が病みつきになる。

    数えきれない修羅場をくぐり抜けてきたであろう鉄面皮上司の鏡(←苗字)にも、思わずおっさんずラブしてしまった。萌えるとかってもう死語?ただの無双への憧れか、と自分の経験値の低さに笑ってしまう所もある。

    さて本作は短編仕立てながらゆるくつながっていて、どれも読み応えがあ

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    2023年11月04日
  • トッカン the3rd おばけなんてないさ

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    おふざけのようなタイトルながら、ミステリー展開にぐいぐい引き込まれた。シリーズを追ってきて3作目が一番まとまりよく引き締まった内容だったと思う。

    徴収官のおしごとはポーカーフェイスで孤独に耐える闘い。
    強制権で悪質滞納者の口座照会も家宅差し押さえもできる。引き換えに、知り得た個人情報は同僚でも警察にも漏らすことはできない。頼れる人がいない中で、情報を引き出す交渉力もためされる。
    人狼ゲームで人狼を引いたら即笑ってしまう私には、全く務まらない職種だ。

    コミックのように吹っ飛んだキャラ設定も、いつの間にか心地いい。ぐー子というひどいあだ名の主人公はしっかり経験を積んで、デスクに山積みの案件を並

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    2023年11月04日
  • トッカン 特別国税徴収官

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    専門分野のおしごと系エンタメは別世界にトリップできるようで楽しい。
    税金ネタなので身近だし大切!とは思っても、ニコニコ源泉徴収の身では、節税の葛藤とは縁が薄い。せいぜい節約といえば国民年金かNHKくらい(クズ)

    本作は法律コテッコテではないものの、あとがきになってマルサの女は法人相手、トッカンは個人相手という違いをやっと理解するようなハードさ。そこに貧困や自殺、詐欺といった問題が存在するということも知らなかった。お金に殺されないで、という主人公の叫びは悲痛だし、異世界だ。

    またクセ強キャラ(Audibleナレーターさんのアニメ声もあって)であるずぼら系主人公のドタバタ感もすごい。セフィロス

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    2023年11月01日
  • コスメの王様

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    ネタバレ

    利一もハナもたがいの背中を見つめながら
    前へと進んでいっているなと思った。

    ハナのためにから始まり、
    大衆が使える化粧品をと品質や材料をこだわって作る。
    利一の世の中を読み取る力が凄くて、
    これほど頭が回れば物も売れるだろうなと思ったが
    それよりも、ハナを想う気持ち、大衆を想う気持ちが
    人を引き付けたんだろうなと思った。

    ハナも利一を見ながら花街で技術を磨き、
    利一にこれだという助言をして何度も助けてきた。

    いつかおたがいに…と思っていた利一がハナに送った

    「僕が大阪の堺町あたりに家を買うたら…
    その家に銀杏の木があったとしたら、
    いや、なくてもや。
    もうお座敷にはでんで、
    僕の前だけ

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    2023年10月25日
  • トッカンvs勤労商工会

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     トッカン、本作では勤労商工会を題材にした。(踏み込んだ…!)

     税の世界はシビア。過去、仕事で徴収官と接する機会もあったが実際には対峙するだけで鼻の奥がツンと金属臭を感じるような、緊張感があった。本作はエンタメ要素をかなり盛っているので最後まで楽しく読めるのだが、これをシリアスタッチで映像化したら、辛くて最後まで観れないのではないか。

     これを読んだ人が税務署の徴収業務を誤解しませんよう…

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    2023年10月15日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    シリーズ第四作。部下を持つようになった静緒。しかし部下ができて楽になることは無く、むしろ気苦労が多く大変。一方で上司・氷見塚からはいいように使われ体調を崩してしまう。押し寄せる波を、アイデアと度胸で乗り越えて行く静緒。お仕事系小説としてはすごく面白い。星5個レベル。店長への昇進辞令で終わり、次作が待ち遠しい。

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    2023年10月05日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    強くて賢くて羨ましい。
    今パワハラ気味の合わない上司の元で、働く意義がお金だけ。
    デパートに行くのだけが楽しみ。
    ECでは、味わえない楽しみ、
    ずっと残ってほしいけど、難しいのかな。。

    何故にこんなに苦労して体調を崩してまで働けるのか。。私は私語が出来ない人間なのでうらやましい。

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    2023年09月18日
  • グランドシャトー

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    Osaka Book One Projectによる「大阪ほんま本大賞」

    大阪の本屋と問屋が”ほんまに読んでもらいたい大阪ゆかりの本”を選ぶ。
    大阪及び関西近隣エリアの本屋さんが力を合わせて受賞作を売り
    その収益の一部で大阪府の児童養護施設に本が寄贈される。

    選考条件は
    ・大阪に由来のある著書、物語
    ・文庫本
    ・著者が存命であること

    毎年、天神祭りの日に発表されるこの賞も今年で11回目。
    今年の大賞は、高殿円さんの
    『グランドシャトー』

    高度経済成長期、
    義父との結婚を迫られたルーは
    キャバレー「グランドシャトー」のNo.1ホステス真珠(しんじゅ)の家に転がり込む。
    姉妹のように仲睦まじ

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    2023年09月19日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    おもしろかった!最近読んだ本では一番かも。ひとつひとつのエピソードが丁寧に調べて書いているのがわかるし、ちゃんと上流のひとは上品な感じが伝わってくる。なにより鮫島の仕事への向き合いかたがいい。これは、続きも読もう…。

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    2023年09月17日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    個人的にはとても好きだった。
    実際外商を使ってるので、裏側というか
    こういう感じなんだ〜って思いました。

    やっぱ百貨店好きだな〜

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    2023年08月28日
  • トッカン 特別国税徴収官

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    世間では、公務員は安定していて、楽している…と言われがちだけど、逆に公務員という看板を背負っているからこその、プレッシャーも多いと思った。
    一言で、誰かの人生を壊してしまう可能性がある…というのは、公務員以外の仕事でもあり得ることと感じ、身につまされる思い。
    仕事に真摯に向き合おうと思えた作品。

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    2023年08月26日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    今巻も、静緒は休む間もなく右に左に奔走中
    合併で起こる事態に対処しながら顧客の願いを叶え
    家でぐったり
    でもその家に桝谷がいてくれるのはいいなぁ~
    いい関係になってきている気がする

    静緒の働き方を通して、自分はどうやって働きたいのか、生きたいのかを考えた

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    2023年08月23日
  • トッカン 特別国税徴収官

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    特別国税徴収官、所轄のマルサのような仕事。映画のマルサは法人専門だが、こちらは個人の方の仕事。国税庁の仕事のことが楽しくわかる。人生の保険のために安泰な公務員の仕事に就いたが、むしろ憎んでいた国税庁で働くことの意義を学んでいく。

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    2023年08月20日