高殿円のレビュー一覧

  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 III

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    40歳という人間として節目を迎える円熟期とでもいうのだろうか。主人公は39歳でその目前。仕事もプライベートももう少し高みを目指すか落ち着くか、選択を迫られる時期。そんな時にもう一度自分と向き合い、大切なもの、いま大事にしたいものを、人との関わり合いを通して見つけていく物語。
    まだ、20代の自分にも刺さる部分がいくつもあった。私もこの歳になった時、「メリーゴーランドが好きだ」と屈託もなく言えるような、もしくはそれに乗れなかった自分を愛おしいと思えるような生き方をしていたい。


    ※以下、本文のセリフ抜粋

    仕事を仕事としかとらえなければ、自分を消費するのみ。でも仕事をうまく使えば、人生も上積みで

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    2024年05月13日
  • トッカン 特別国税徴収官

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    税務署の仕事は全く知らなかったので、興味深く読むことが出来ました。
    サクッと気楽に読める作品。
    主人公の性格はクセがあるので、初めは受け入れ難かったのですが、この主人公だからこそのストーリー展開で面白かったです。
    続きもあるということなので続きも読みたいと思います。

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    2024年05月13日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 II

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    1巻で出て来たお客様との関係が上手く行って展開が進む様子がサクサク読めました。主人公の成長を感じられたし相変わらず格好良かった。3巻も楽しみ。

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    2024年05月13日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    お仕事小説に入るのかな?
    デパートは母が働いてたし、バイトもしてたしで、親近感はあるけど、外商なんて縁はないなぁ。
    知らないブランド名もたくさん出てきて、楽しめました。
    シリーズモノなので、次読もうっと。

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    2024年05月12日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    外商さんなんて縁もない生活をしているし、存在も知らなかったけどとても読み易かった。男の世界で頑張る主役を応援出来ました。続きも楽しみ。

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    2024年05月11日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 II

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    上流階級に住む人にはその人達なりの悩みがある。
    桝屋の実母から義母への怒り、強烈な人で自分の過ちもちゃんと認められる人。自分の息子のために怒りをきちんと出してくれた。
    ヤクザの愛人珠理は束縛から逃れて新しい人生を歩む。
    ゲイも独女も誰かに迷惑かけてるわけじゃないのになぜ人からとやかく言われなきゃいけないんだろうか。
    3巻も楽しみ。

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    2024年04月18日
  • コスメの王様

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    ハナと利一のひたむきに生きている姿に胸を打たれる。
    利一には実在のモデルがいるとのこと。物語はもちろんフィクションだけど、こんなふうに事業に情熱を注ぐ人たちがいたのだろうなとこの時代に思いを馳せた。

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    2024年04月17日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    百貨店外商の世界。高い買い物をすれば外商さんがつくかもしれないけど、本当の外商さんとのお付き合いはそんなものではない。本物の「上流階級」を教わった。

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    2024年04月17日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 II

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    オーディブルにて。1から気に入っているシリーズ。
    2作目も様々な社会問題に切り込んでいて面白かった。
    枡家の元カレの柔軟性ある考え方がとても好き。

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    2024年03月31日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 II

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    『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の2』―静緒と枡家、深まる絆と外商部の挑戦

    『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の2』は、外商部の立て直しプロジェクトを背景に、主人公・鮫島静緒が直面する様々な試練を描いた物語です。静緒の働く外商部では、日本一の高級住宅街・芦屋のセレブたちへの販売が日常であり、その中で起こる顧客とのトラブルやドラマが、読み手を引き込みます。

    特にこの巻では、静緒と同居人である枡家の関係性が徐々に深まる様子が描かれ、読者に安心感を与えます。しかし、その一方で、枡家の母親からの再婚を勧められるなど、プライベートな面での波乱も予感させます。

    外商部に訪れる顧客たちの個性や、時に

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    2024年03月29日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の1』―百貨店の裏側で繰り広げられる、一人の女性の挑戦

    『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の1』は、高殿円氏が描く百貨店外商部を舞台にした独特の世界への誘いです。物語の中心は、洋菓子部門での成功を経て外商部に配属されたバツイチ女性・鮫島静緒。彼女の前に広がるのは、日本一の高級住宅街・芦屋のセレブたちが織りなす、予測不可能なドラマの数々です。

    静緒のキャラクターは、読んでいると自然と天海祐希さんを思い浮かべてしまうほどの強さと魅力を持ち合わせています。ただ、このイメージは個人的な感想であり、実際に物語を読むことで、各人が異なるキャラクター像を思い描くことでし

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    2024年03月28日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 II

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    ネタバレ

    超お金持ち社会のみなさまのお買い物、参考にはならなかったけれどたまたま
    ゲイの見目麗しい男性が〜という本を連続して読んでしまった。
    こちらの方がずっとお上品で賢くて深みがある。

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    2024年03月26日
  • シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗

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    シャーロックホームズは子供の頃きっと読んでいるに違いないんだけど、元ネタになっている話は全然記憶にない。なのでどの辺が高殿円オリジナルなのかは分かりませんが、(古い時代に町ぐるみで蓄えられた秘匿財宝とか)とっても好きなストーリーでした。
    ドローンや電脳家政婦も登場しますが、雰囲気はとってもクラシックな(コナン・ドイルの時代っぽい)英国の風景が浮かびます。おシャレ。

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    2024年03月14日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    ネタバレ

    百貨店にも行かず高級ブランド?ロレックスしか知らない…な小娘なので、作中で表現される商品描写の2割も理解できないまま読み始めた結果、中盤までは読んでて辛かった。
    なにせ駆け出し冒頭は鮫島も上手くいかないことが多い。そのうえ、問題がどんどんと現れていくパートとはいえ、何一つ解決しないまま次に次にいってしまうのでもやもやがすごい。さらにその問題の一部が、加齢とか、結婚とか、恋愛向き不向きとか、子供が妊娠がとか、個人的にうぅ…(呻き)となるようなことばかりだからこと更に辛い。
    あ、取り上げられた!解決策につながっていくか?と思いきや、まぁ人間の思考とは往々にしてそういうものなんだろうけど、さら〜っと

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    2024年03月08日
  • 剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎

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    誰が悪い訳でも無いし様々な生き方があったんだよなというのが、面白い所。不思議な物が見えても何も出来ないというのが悲しい

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    2024年03月07日
  • トッカン 特別国税徴収官

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    お仕事小説として楽しく読める。
    ただ、各キャラクターの描き方がやや大袈裟すぎる(キャラがたちすぎている)のが気になってしまって読みにくいのが残念。レッテル貼りをしておいて、実は見た目通りの人物ではない、というのがやりたいのかなとは思うが、最初のレッテルを貼りすぎなきらいがある。
    そのせいもあり、主人公二人をはじめとしたキャラクターがどうにも好きになれず、ストーリーは好きなのにページをめくる手がとまりがち。次作はもう少し慣れて読みやすくなるだろうか…

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    2024年03月07日
  • グランドシャトー

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    近くに住んでいたこともあり、地名や言葉含め読みやすかった。ストーリーも山あり谷ありで、大阪ほんま本大賞にハズレなしだ

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    2024年02月15日
  • グランドシャトー

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    戦後の女性の社会的地位がまだまだ低い時代。キャバレーからキャリアを築いた2人の女性のお話。
    真珠とルーは静と動という感じでタイプは全然違うけれど、人との縁を大切にしながらも自分に忠実に自分のやりたいことをして着実に人生を歩んでいる感じがとても素敵でした。特にルーの階段を駆け上がるようなキャリアは読んでいて気持ちよかったです。
    キャバレーを取り巻く環境の変化がとても慌ただしく、昭和から平成にかけての日本はとても目まぐるしく発展していったんだろなぁと思わずにはいられませんでした。
    物語の舞台の京橋や中崎町を街歩きしたくなりました。

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    2024年02月10日
  • 上流階級~富久丸(ふくまる)百貨店外商部~

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    お金持ちではなく、上流階級という方々に接するデパートの外商部の色んな意味で強い女性の小説。
    彼女の接する、所謂 上流階級の方たちの生活はやはり、この日本(資本主義)にも桁違いのお金持ちが実際にいらっしゃるということ、わかりました。
    あ〜格差社会だなぁ。
    デパートのバーゲンに喜び勇んで出かけてゆくような庶民にはイマイチ分からない部分もあるけれど、
    概ね彼女のシンデレラ的な立ち位置が楽しくて読み終えました。ヒギンズ教授に対するイライザかな。

    シリーズの続きも機会があれば!
    展開はどの場面も予想通りですね。

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    2024年01月29日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    外商の仕事は上流階級の人たちに商品を売る、
    だけではない。
    彼らは、サービスを売るのだ
    商品をただ買うだけなら、今の時代、ネットで事足りる。
    それでも今なお外商を通じてものを買うのは、ネット以上の価値と信用がその「サービス」にあるからだ。
    いかにして「サービス」に付加価値として特別感を出すのか、主人公の女外商は個性豊かな上流階級の人たちに紛争する

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    2024年01月28日