高殿円のレビュー一覧

  • 上流階級~富久丸(ふくまる)百貨店外商部II~

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    金持ち相手とはいえ物を売り続けるのって大変だなと思った。
    人から買うっていうのは真理だよなとあらためて。
    私自身金持ちでもなんでもないけど高いものとかこれは、っていう物は接客で買うかどうか決めるもんなぁ。物を気に入っても接客合わなかったらネットとか他で買うし、金持っててあってもなくてもいい買い物なら尚のことこの人だから買うとかありそう。

    今回は桝屋のおうちにちょっと踏み込んだから自作でまた二人の関係に変化があったりするんだろうかと楽しみ。

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    2025年05月29日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    看板背負って働く、女性の底力が窺えた。
    でも前作のが好きかな。
    欲を言えば、もう少し枡屋とのエピソードが欲しい。

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    2025年04月20日
  • 私の実家が売れません!

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    普通に読み物として面白い(笑)
    そして実家を売るためには、モノと気持ちの処理だけでなく、人間関係がこんなに絡むとは!

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    2025年04月04日
  • シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱

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    ホームズとワトソンが女性のパスティーシュ。ノリが軽いので何も考えずに読める。ミステリとラノベの間くらい

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    2025年03月11日
  • シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗

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     本作は『バスカヴィル家の犬』をパスティーシュで、とある領主一族の当主の変死事件とその地方に伝わる魔犬伝説に第2の殺人事件など魅力的な謎と同時に冒険活劇の要素も強く、真犯人の思惑がどす黒いもので前作とは違った面白さがあった。

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    2025年03月01日
  • コスメの王様

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    ネタバレ

    今から100年以上前、生活様式も価値観も違った時代で、銀杏の木の下で会った少年少女の人生のお話。もうすぐ結ばれる、上手くいく、というところで離れることになった2人の行先がどうなるのかハラハラしながら読みました。戦争によって全て無くなったけれど、大切にしてきた真心で報われたこと、長い時間がかかったけれど2人のんびりと同じ時間が過ごせているエピローグにほっとしました。

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    2025年02月19日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    まったく知らない世界の話だったからすごく面白かった。

    わたしの世代にはもう百貨店に憧れる気持ちはないように思う。でもアニメか何かでキラキラした百貨店の屋上の遊園地で遊ぶ子どもみたいな描写は見たことがある。少し上の世代にとってはすごく素敵な思い出のひとつになっているんだろうなー。

    あと物語の舞台が地元だったからイメージしやすかった。わたしもケーキ屋さんでバイトしたなーとかいろいろ思い出した。

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    2025年01月21日
  • トッカン 特別国税徴収官

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    世間には道理が合わない事、事実が多分にある。それは権力、金、コネなどによって捻じ曲げられ一部のものだけが徳をする世の流れだ。現実でも多くの政治家の闇金、裏金、帳簿に載せない献金・横流し現金など権力を振える上に行けば行くほど隠されたものが多く、暴露、露見しても知らんふりを通す輩が増えた。道徳観が薄くなり始めた日本は「今がよければそれで良し」「世間が知らなければどこまでも悪を続ける」「悪を悪とも思わない、罪を罪とも思わない」「見て見ぬ振りして自分が徳(無害であれば)をすれば良しとする」本書の魅力は新米の滞納者への税金徴収する徴収官と上司とのやりとりから始まる税務署の見方、捉え方、考え方、納税者を救

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    2025年01月03日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部

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    働く女性のお仕事小説だと思って読み始めたのですが、意外とさまざまなテーマが散りばめられた作品でした。
    仕事の向き合い方、消費者行動と心理、愛とは、地方創生、とか。
    一生関わることがないであろう、上流階級の暮らしぶりが垣間見えるのも興味深かったです。

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    2024年12月18日
  • 私の実家が売れません!

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    売れませんというタイトルながら、わりに円満によいお相手に売れた話。
    世の中には負動産がいっぱいあって、でも知力、体力を使えば案外負ではないのかも。
    とは言え、やはり実家が綺麗に親の名義ならまだしも、祖父名義のまま、親族の仲はイマイチ、誰が先導するのか、その手間賃からもめはじめたらそもそもの売る、に至らず頓挫、なんてことも、、
    せめて我が家だけは子の負動産にならぬようしなくては。

    ジモティすばらしい

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    2024年12月10日
  • 忘らるる物語

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    ネタバレ

    男女で大きく感想が異なる作品だと思う。
    昨今のフェミニズム運動が内包する怒りを、異世界ファンタジーという形に変えて爆発させたような物語。

    主人公は夫を殺され、産まれたばかりの息子を人質に取られ、子を産むためだけに見知らぬ国々をまわる。人権が無い。

    あまりにも酷い人々に酷い世界だと思ったが、その背後に「彼らは獣の末裔にすぎず、かつて主人であった人々の真似をしているだけ」という大きな皮肉があった。
    貴志 祐介の「新世界より」を読んだときの衝撃を思い出した。

    幕引きがさっぱりとしているので少し消化不良だが、新たに主人公が王として君臨するのではなくてよかったと思う。

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    2024年12月04日
  • コスメの王様

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    二人の人生が丁寧に描かれたこの物語に夢中になりました。この一冊を読んで、彼らの人生と共にこの本そのものを大切にしたいと思えました。

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    2024年12月01日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 III

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    弥生子奥様のエピソードには涙
    縁のない世界ではあるけど、外商を通して人と人の繋がりを紡いでいくシズオには共感
    ますやのペット感が可愛くて仕方ない

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    2024年11月24日
  • 私の実家が売れません!

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    需要と供給がそんなところにもとびっくりした。視点を変えるだけで、自分でも売買ができるのかということにもびっくりした。

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    2024年11月22日
  • 私の実家が売れません!

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    不動産業者に売買を断られた生活用品がいっぱいになった遺産の家を販売を、ネットを使って、不用品の譲渡、廃棄を進めて、自ら、不動産情報収集、サイトでの周知などを通じて、買い手を見つけて手放すまでのお話でした。前向きな著者ならではの体験とは思いますが、非常に心強く、ためにもなる情報満載です。

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    2024年11月10日
  • シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱

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    割と最近シャーロック・ホームズシリーズの原作を読んでいたので、アレンジがきいている箇所が分かるところもあり面白かった。
    続きも読みたい というか2つ目の短編で気になるところがあったのでシリーズを読み進めたい。

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    2024年11月02日
  • コスメの王様

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    一言で表すなら「朝ドラチック」かな。
    主人公の一人が屋形(置き屋のこと)に牛より安い値段で売られたという、現代の朝ドラ的には不適切な設定だが、作品全体に時代の風が爽やかに吹き抜けていた。
    また神戸が舞台で、主人公のハナが生活する屋形の姐さんやお座敷に出入りするお大尽方特有の言葉遣いが小気味よく飛び交う…といったところが、朝ドラチックだなと思った次第である。

    「どんなに悲しくても憎くとも、利一には狂うことはできない。ただ、前を向いて進むだけだ。これからも、権力でもなく暴力でもなく金でもなく、たったひとつ真心だけを武器にして」(P 181)

    故郷 山口から若くして神戸に出てきた少年利一と、(冒

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    2024年10月27日
  • トッカン 特別国税徴収官

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    細かい設定は、たまにあれ?と思う矛盾もあったりしましたが、ストーリーは読みやすい、且つ納税をそれぞれの立場からみることができておもしろかったです。
    続きも読もうかな。

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    2024年10月08日
  • トッカン 特別国税徴収官

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    登場人物がどれもイメージがしやすく、ストーリーも特別国税徴収官という役職のリアルな徴収活動の中で見えてくる人間模様が面白かった。
    ストーリーの展開もテンポ良くて一気に楽しめました。

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    2024年09月29日
  • 私の実家が売れません!

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    高殿さんが、お父さんの実家を不動産屋さんを通さずに売った実話。
    お父さんの実家は不動産屋さんも見放す再建築不可物件。
    しかもゴミ屋敷のボロボロ。
    取り敢えず自分達でゴミは片付けたが、どう売るか、売れるのか。
    実話だけに、リアリティ抜群で、他人事ながら楽しませて貰った。

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    2024年09月14日