高殿円のレビュー一覧
-
無料版購入済み
ちゃんとしてる
英語のサブタイトルの方が的を射てる感じ。
悪魔の描き方、世界観がちゃんとしてる。
こういうのはマニアックって言われちゃうんですかね。難しすぎなくて良いと思いますが。
無料分3巻まで一気読みしました。 -
Posted by ブクログ
付喪神さん達の対話型自分探し、特にシロさんの自分探しは「本能寺の変」の結果、土の中に埋まってしまったという、全てが解明されていない「本能寺の変」に纏わる骨董ファンタジー。
多くが、「本能寺の変」で消失されたり行方不明になっている名器の付喪神が登場し、人から人へ渡っていく遍歴や途中の様子が描かれています。
主人公の白天目茶碗のシロさんと芦屋山手に住むシロさんを発見した先生とのシロさんの自分探しをゆっくりとした時間や季節の流れの中で、数々の名器の記憶を絡めながら追いかけていきます。
自分の知らない骨董の世界を小説を通して垣間見ることができたよい機会だったと思います。 -
Posted by ブクログ
いやぁあっぱれ。主人公・静緒は見ていてとても気持ちがいい。
多少上手くいかなくても、周りから悪口やくだらない噂を立てられようとも、物ともしない。業務を終えて帰宅したら、仕事のための勉強や準備をして、ストレスがたまったらサンドバッグをひたすらキックして、お酒とちょっとしたツマミを食べて、次の日を迎える。
自分は到底そんなバリバリキャリアウーマンの働き方はできないけれど、見ていると自分も自分のことをがんばろうと思える。
すなおにそう思えるのは、静緒が仕事に恋に奔走する強気な独身女性という古くさいキャリアウーマンに収まらないからかもしれない。
37歳にして百貨店外商という新しい仕事に挑戦することになり、戸惑ったり怒られたりしながらも奮闘する姿。後輩男子に内面の痛いところを指摘されてすなおに認めることもあれば、これまでの恋愛遍歴を振り返って自己嫌悪に陥ったり、好きな人相手に舞い上がって女子中学生のようになったり。
前半は彼女をあまり好きになれなかったが、読んでいくうちに応援している自分がいた。きっと静緒はまだまだ成長してどんどん変わっていく。
作中、平民の私が聞いたことのないブランド名や商品名も多かったが、上流階級たちのお屋敷や彼らのための特賓会がとてもラグジュアリーな空間であることは想像できた。
百貨店の特賓会は一度行ってみたい。何も買えずにウロウロするだけだろうけど(笑)
全体的に聞き慣れない固有名詞や説明文がかなり多いため、始めは読み進めるのに時間がかかったけれど、半ばくらいからおもしろくて夢中になって読んだ。静緒に負けないくらい元気なときに続編も読みたい。 -
Posted by ブクログ
頭を悩ます実家問題!
築75年の再建築不可物件という超問題を抱えた家をどう処分するのか?
どこから手をつけたらいいのか…
先ずは家の中にある大量のガラクタ…
捨てることもせずに増え続けたあれやこれや…
ちまちまと自分で写メ取って売るなんてかなりの労力と手間。
結局、ジモティーだ。
無料で引き取りに来れるならいいじゃないかと。
そして最難関の家。
…でやはりジモティー。
高殿円さん、凄い。
この行動力と抜群の面白さ。
重くなりがちで慎重にしなければ、というようなことだと思うのに凹むことなく前向きで、どんどんと一気に片づけてしまうなんて…
凄いの言葉しか出ない。
実家じまいチェックリストもあり、項目ごとに見やすい。
わかりやすく簡潔に時系列にあるので参考にもなる。
我が家をどうするか問題があるのだが、そろそろ先のことを考えて要らぬものは処分していこうと思う。
-
Posted by ブクログ
ネタバレあなたに会うためならなんでもできる。
オックスフォードに在学中のシャーロットはカーリーとの再会を目指してインドに関するさまざまな情報を集めていた。パーティーで出会ったカプールタラ藩王国の王子ル・パオンと偽装婚約をしてインドに渡ることに成功したシャーロットを待ち受けていたのは因習と混乱と変化だった。
インドの政情が入ってくると難しくなってきたが、かつての友人たちが今はバラバラになっていることはわかる。それでもあの頃と変わらない友情を暖め合うことはできることにホッとする。でもシカゴ大学にいるヘンリエッタは確実に原爆に関わってくるよね…ミチルとの関係に不安。
カーリーの隠れ場所そこか! 絶対会いに来るとは思っていたが。再会した途端に怒り出すシャーロットがおバカだなぁと思いつつ、そうでなくちゃとも。それにしても3巻で完結しなかった。舞台はパティもいるハイデラバードに移るよう。父ウィリアムと義母ヘレンにも何かあるようだし、ここに来て義弟フェビアンとの関係も変わりそう? ますます気になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ破天荒王女様の求めたものは。
オルガ女学院に藩王国の王女パティが転入してきた。ヴェロニカからトップと特別室を奪い、シャーロットからカーリーを奪い、女学院を嵐に巻き込んだ王女様の目的は、愛する人との駆け落ち。事情を知ったシャーロットたちはパティに協力するが——。
主人公たちには絶対秘密はバレない。少女小説の肝である。ある程度のところまで読むと、新聞記者のエドワードが英国諜報部であることは読める。それでも一縷の望みをかけて、英国を裏切ってイスラエルに行くのかな、と思ってしまうのだ。しかしそこに待っていたのは、王女パティの誇りある決断。そして裏切り者だったはずのエドワードによる幸せになれ、という言葉。あとクールなはずのお姉様。存分に少女小説である。大満足。
とうとうエセルが正体を明かし、シャーロットに選択を突き付ける。カーリーの限界が来ているのは明らかであり、この結末は想定内。こちらも、それでこそ少女小説。続きもまだあるのでとても楽しみ。