高殿円のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
宣伝によると、「女性化現代版ホームズ・パスティーシュ」とのことで、ホームズはもちろん、ワトソンもレストレード刑事もみんな女性。しかもホームズが乗馬のオリンピックメダリストだったり、ワトソンがティーン小説を書いていたり、家政婦さんがAIだったりする。原典を重んじるシャーロキアンの方にはオススメできない大胆なアレンジ。
世界観に慣れるまでは正直違和感ありまくりで、これだったらあえてホームズの名を冠することなく、オリジナルにすればいいのにと思って読んでいた。あと、そんなに女性ばっかりにしなくてもいいじゃんとも。でも、別物と割り切ってからは結構受け入れられた。
元の「緋色の研究」はだいぶ前に読んだからもう忘れてたけど、結婚指輪とか、ちゃんと原典のキーポイントを押さえてアレンジしているみたい。原典を読み直したらより楽しめたのかもしれない。原典の進行に沿って、その上で別のトリックと真実を用意するのはかなり難しそう。普通に推理小説書くのも大変なはずなのに。
ラスト近くになってシャーリーとモリアーティ教授の因縁が明らかになったり、ワトソンの何やら訳ありな過去を匂わせたり、結構気になる展開になってきたので、もしかしたら続きも読むかもしれない。ワトソンは人畜無害そうに見せかけて、テロ組織のリーダーの愛人やってたらしいし、色々と裏がありそう。
トリックも女性版ならではというか、個性的でおもしろかった。 -
Posted by ブクログ
面白かった。
体裁の恐ろしさ、なんか結構わかるな。取り繕いがいつかとれなくなって自分もそれを信じてだんだん方向間違えるのって。
錨さんのは、なんだか考えさせられるエピソードだった。私は女でバリバリ働きたいけど、やっぱ子供を産むとなったときにどうしても働けなくて、その後もいろいろ制限があるのってなんだかなぁ、って思うけど、働けなくなった奥さんをささえるダンナさんもいろいろ逃げ場がなくてなんだかなぁ、なんだろうなぁ、と。
彼女のダンナはまじクズだなぁ、と思うけど、逆の女性も世の中にはいるはずで、その人たちは何も言われないんだろうな、と思って少し考えさせられた。
続きもよまなきゃ! -
Posted by ブクログ
第二次世界大戦によりオルガ女学院が閉鎖されてから4年。大学進学したシャーロットは英国からインドへ想いを募らせていた。行方不明のカーリーとの再会を求める彼女に、美しい王子ル・パオンは驚くべき提案をする。「インドに行きたいなら僕と婚約すればいい」お互いの目的のため偽装婚約をすることになったシャーロットだったが、インドのめまぐるしい情勢に巻き込まれていくことになる。
いったいどうなるんだ!カーリーとはいつ会えるの!?と気になって気になってあっという間に読破。おお、最後の最後に全て持っていかれました。ある人の正体に全く気付かなかった私はシャーリー並みに鈍いようです(笑)1、2巻の女学院時代とは打って変わり政治的なインド全体を巻き込む重い話が多くてラノベよりも歴史小説な感じ。そんな中で成長し考え続けて自分の心に素直に生きる主人公がまぶしい。しきたりや宗教ひとつとっても、インドって本当に様々なんだなと思う。その中で立ち上がろうとしているアムリーシュはどう動いていくのか。生まれのことや意味深なカーリーの言葉など、結末が待ちきれない楽しみなシリーズだ。 -
Posted by ブクログ
象に乗ってオルガ女学院に転入してきたバローダの第一王女・パティ。彼女のわがままが元で学院は大混乱。ルームメイトのカーリーを奪われたシャーロットも落胆する。しかし、パティの秘めた恋を知った時、少女たちは結束する。戦争や時代に抗うために――。近づく大戦。英国とインド、引き裂かれる少女たち。「あなたはこれからもイギリスのために生きるといい。私も、これからはインドのために生きる」
ああ、ついにこの瞬間が来てしまったかとラストシーンをはらはらしつつ迎えました。何も知らないままでいてくれたらと願いながら、それは無理なことだと分かっていて、それでもシャーロットを守りたかったカーリー。アムリーシュのことを気にしつつ、目の前の駆け落ち作戦に自分の願いも込めて協力するシャーロット。二人の絡みは1巻より少なめですが、なぜか甘いです(笑)パティとエドワードの結末には泣けた。気づいたときのパティを思うと切なすぎる。彼女が幸せな人生を歩めますように。いったいこの後どうなるのぉ!?と悶えつつ3巻を手元に準備万端! -
Posted by ブクログ
少し独り立したぐー子の活躍にはらはらするが、ぐー子、成長したなぁ。
数をこなすのではなく滞納者の事情に配慮して一件一件にじっくり当たり、苦しみもがき川の無い欄干に佇むぐー子の背中に、「がんばれ」と声を掛けてあげたくなる。
(前作にも同じような感想を書いたような…)
ところで本作の続編はあるのだろうか?
清里所長のどでかい花火が気になる。
前作で赤い血が流れていることが判明した宇宙人鏡特官だが、本作でかなり人間らしくなってきた。娘の13回忌も終わりいよいよ人間化するのではないか?
鏡の元妻をライバル視するアラサー独身女ぐー子はどうなるのだろう…。まあ、鏡は亡くした娘を見るような目でぐー子を見ているのだろうが…。
気になる所だ。