高殿円のレビュー一覧

  • カーリー <2.二十一発の祝砲とプリンセスの休日>

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    象に乗ってオルガ女学院に転入してきたバローダの第一王女・パティ。彼女のわがままが元で学院は大混乱。ルームメイトのカーリーを奪われたシャーロットも落胆する。しかし、パティの秘めた恋を知った時、少女たちは結束する。戦争や時代に抗うために――。近づく大戦。英国とインド、引き裂かれる少女たち。「あなたはこれからもイギリスのために生きるといい。私も、これからはインドのために生きる」

    ああ、ついにこの瞬間が来てしまったかとラストシーンをはらはらしつつ迎えました。何も知らないままでいてくれたらと願いながら、それは無理なことだと分かっていて、それでもシャーロットを守りたかったカーリー。アムリーシュのことを気

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    2015年07月20日
  • トッカン the3rd おばけなんてないさ

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    少し独り立したぐー子の活躍にはらはらするが、ぐー子、成長したなぁ。

    数をこなすのではなく滞納者の事情に配慮して一件一件にじっくり当たり、苦しみもがき川の無い欄干に佇むぐー子の背中に、「がんばれ」と声を掛けてあげたくなる。
    (前作にも同じような感想を書いたような…)

    ところで本作の続編はあるのだろうか?
    清里所長のどでかい花火が気になる。
    前作で赤い血が流れていることが判明した宇宙人鏡特官だが、本作でかなり人間らしくなってきた。娘の13回忌も終わりいよいよ人間化するのではないか?
    鏡の元妻をライバル視するアラサー独身女ぐー子はどうなるのだろう…。まあ、鏡は亡くした娘を見るような目でぐー子を見

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    2015年03月13日
  • シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱

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    シャーロック・ホームズ&ジョン・ワトソンを女性化、かつ現代版にアレンジした作品。
    原作も読んでますが、これはこれでアリ!と思いました。
    書き方やアレンジの設定がライトノベルっぽいので、気軽にサクサク読み進められます。
    続編もありそうな雰囲気なので、楽しみです(*^o^*)

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    2015年03月10日
  • カミングアウト

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    ネタバレ

    他人には言えない秘密の一つや二つは誰しもあると思います。それが自分の根幹を為すものだとしたら苦しいだろうなぁ。この本の登場人物達は、それぞれ自分自身のことだったり、家族や人間関係に悩みながら生きています。最初の登場人物が女子高生で援交による秘密があったので、ちょっと自分とは別世界かなぁと思ったのですが、妻でもなく母親でもなくなったら自分はどうなるのかと悩む主婦や、趣味のことで母親にとやかく言われストレスを感じているOLなど、カミングアウトして前向きに生きれるようになった登場人物達に読後感はスッキリ!

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    2015年02月21日
  • カーリー <3.孵化する恋と帝国の終焉>

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    私は世界史の知識が恐ろしく乏しいので、ここに書かれている独立前夜インドの記述のどこまでが真実かもしれない歴史で、どの部分が完全フィクションなのかさっぱり判別できませんが、とにかくインド怖えええ(((( ;°Д°))))ってなりました。基本、インド=カレーみたいなイメージしかない日本人ってなんなんだ。
    しかもこの話、続くのか!!!まじか!4巻いつだ!

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    2015年02月04日
  • カーリー <3.孵化する恋と帝国の終焉>

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    カーリーシリーズ3作目。寄宿舎での生活から4年が経ち、少し大人になったシャーロットは、カーリーに再開するため奔走する。舞台は独立直前のインド。藩王国、国民会議派、イスラム、ヒンドゥ、イギリス…、様々な立場の人々が現れ、近代史を勉強しているような気分に。それにしても、カーリー!!!最後なんやねーん!!続きがとても気になります。

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    2014年11月30日
  • カーリー <2.二十一発の祝砲とプリンセスの休日>

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    前巻後半で一気にシリアス展開になったけど、二巻はほわほわの女子寮生活…?と思いきや、しっかり濃い物語でした。あらすじとして書いてしまうとありがちだけど、時代や立場による制約・責任と、個人の自由・幸せの間で悩んだ王女様の最後の決断が素晴らしく喝采。切ない恋と青春、という以上の重さがありました。そして悶々とするカーリーかわいい!「牛乳、小魚、たまごが!」に爆笑。後は舞台がWWⅡ前後のインドで世界情勢がかなり入り組んでいるので(精通していなくても読めるように配慮されていますが)、勉強したくなりますね。。

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    2014年11月27日
  • カーリー <3.孵化する恋と帝国の終焉>

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    あれから4年後、偽の婚約までしてインドに戻るシャーロット!感動のカーリーとの再会を期待していたら、まだまだ続く展開。4巻目が待ち遠しい。その一方でインドの独立について、色々と知ることになり為になる。

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    2014年11月26日
  • カーリー <2.二十一発の祝砲とプリンセスの休日>

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    荻原規子の「西の善き魔女」に雰囲気が似ている気がします。
    パティがエドワードに別れを告げるシーンは泣けました。「あの学院で過ごした日々は、たしかにパティにとっての最初で最後のホーリーだった。」
    カーリーがシャーロットの好みの男性像を聞いたり、背が高くなるように牛乳を飲んでいるのが可愛すぎました。
    早く3が読みたいです!

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    2014年11月20日
  • カーリー <2.二十一発の祝砲とプリンセスの休日>

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    ハチャメチャながらとっても面白いし、第二次対戦前のイギリスとインドの関係などとても要領よく書かれていて、作者の偏見もあるとは思うが、とても勉強になる。
    2巻目はまさかのローマの休日で幕を開け、途中からはスパイ物。3巻目は、カーリーの願いが成就されることを祈ってます。

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    2014年11月18日
  • カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女>

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    初読み作家さん。面白かった。英国統治下のインドで女学院に通うことになったお馬鹿な英国人の少女が、恋愛に近い友情を育みながら自身の運命に立ち向かっていこうとするお話。寄宿舎での女子どうしの悪戯あり、神秘的な王子様の登場あり、スパイの活躍ありで飽きない。また後半は第二次世界大戦開戦という情勢が絡んできて、ふわふわときめきしているだけではなく、スケール感や緊張感ある中での主人公の成長が見られる良い物語だった。続き気になる。

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    2014年11月10日
  • トッカンvs勤労商工会

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    ミステリよりになった第2作品。新キャラ紹介の比重が大きいかもです。事件そのものは普通ですが、登場人物が面白いのです。

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    2014年07月18日
  • トッカン the3rd おばけなんてないさ

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    ネタバレ

    トッカンシリーズ第3弾。ぐー子の成長!徴収官としてなのか、鏡特官の扱い方なのかはさておき。。。
    おばけって、鏡特官みたいに現れて欲しい人もいるんだな。じーんとしてしまった。

    ま、冷たいけどデキる男とドジだけど一生懸命な女っていう設定は王道コンビですね。下手にぐー子と特官が男女の関係にならなくて良かったー。続編もあるのかな?期待。

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    2014年07月16日
  • トッカン the3rd おばけなんてないさ

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    鏡とぐー子の活躍を描くシリーズ第3弾。
    今回は鏡の故郷栃木を舞台に、税金滞納問題の解決にあたる。
    鏡の過去も明らかになり、物語に益々厚みが出てきている。

    単なる国税徴収の話題に留まらず、生きる上での示唆を与えてくれる本作。
    おばけをキーワードにして、本作でも色々考えさせられた。
    おばけの放置・自身のおばけ化については、特に気をつけようと思う。

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    2014年07月15日
  • トッカンvs勤労商工会

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    ネタバレ

    トッカンシリーズ第2作。
    ぐー子の気持ちが痛いほどわかる。女性の仕事での立場はすき間。。確かに。偉くなろうとも思ってないけど、でも仕事は頑張りたいし褒められたい。でもそれに気付けたのはぐー子が成長したからなんだろうな。
    鏡特官とのやり取りはラノベっぽくていらないところもあるけど、でも続編も読むぞ。

    余談だけど。。国民が素直に税金を払えばぐー子の部署は不要なんだろうな。払わないことで逆に税金の無駄遣いとも言えるのか。税金は払おう。

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    2014年07月12日
  • カミングアウト

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    みんな自分から思い切って、あるいはやむを得ない状況に陥ってカミングアウト。そしてスッキリ。踏ん切りをつけられず、未だに神話に取り憑かれている自分は、ただただ羨ましい。ハッピーエンドの話はいいね。

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    2014年06月25日
  • トッカン the3rd おばけなんてないさ

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    一作目と比べるとかなり成長したぐー子。ヨナさんの上司との関係性、最後の鏡エピソードも良かった。
    リアリティがあるけど、話が重くなくて軽く読めるから好き

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    2014年06月21日
  • トッカンvs勤労商工会

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    トッカン第2弾。
    ぐー子の上司である鏡が訴えられる可能性が出てきたとある自殺。
    だんまりを決め込む鏡、一方で放っておけないぐー子は単独で動く。

    生きることと切っても切れない税金、
    また親子関係・夫婦関係を根底に置きながら、
    相変わらず面白く、色々考えさせられる小説だった。
    徐々に成長しているぐー子の姿を見る楽しみも増え、
    今後も本シリーズが続くことを期待したい。

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    2014年06月01日
  • カーリー <2.二十一発の祝砲とプリンセスの休日>

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    一巻と同じで始終ハラハラドキドキしっぱなしでした。ハッピーエンドが好きですが、時代や状況から、シャーロットとカーリーは離れ離れになっちゃうのかな?異父兄弟だし。続きを楽しみにしてます。

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    2014年04月10日
  • トッカン the3rd おばけなんてないさ

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    ぐー子が成長してる! うきうきしながら読めました。さて、次はいつ出るんだろう……



    無粋な話。ところで今巻の決め台詞は個人的にNGです。浸透圧……。人間の話は次元が違うのでいいのですけど。

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    2014年04月06日