高殿円のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テーマは面白かった。
国税庁の調査官が主人公。徴税というテーマで、物語が作られている。
法人部門をさんずい、個人部門をにんべんと呼ぶらしい。などなど。全く知らなかった専門用語に心躍る。
主人公らが対峙するのは脱税をした人々。
どこに、どのように現金をかくしているのか、というのはさながらミステリー要素。
答えが分かった時、なるほどそう来るか!と膝を打つ想い。
ただ、良かったのはそれくらいかなぁ。
キャラクターはよくある感じ。
ちょっと抜けてるんだけど暗い過去を持つ、若い女性が主人公。
そして、主人公の上司。一見、人の心を持たない、徴税が大好きなスーパーエリート。
それから、ライバルの意地悪な -
Posted by ブクログ
ネタバレ辺境の小さな国の王女として生まれ、幸せな結婚をし、息子を授かった環璃。だが、その幸せな暮らしは突如終わりを迎え、広大な大陸を統べる燦帝国の次期皇帝を選ぶ「皇后星」に選ばれ、環璃の国は滅ぼされてしまう。
産まれたばかりの息子は人質に取られ、旦那さんは殺されて、次期皇帝候補の子供を妊娠する為だけに大陸を渡り歩かなくてはならない過酷な旅。そんな中、男に触れただけで塵となる力を持つチユギと出会う事で環璃の運命は大きく変わって行く…
中々ヘビーな展開で、どんよりした気分でしたが、希望を捨てない環璃の強い意識が格好良かったです。
息子も殺されてはいないかヒヤヒヤでしたが、最後まで生き延びていてくれたの -
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Posted by ブクログ
ネタバレ男の城に、女が住む。
そんな現代において消えゆく価値観が主流であった中でひとりぼっちになってしまったルーが、ねえさんに出会えたこと。
ひとりぼっちで長屋に住んでいたねえさんの元に、金を貸してくれとも言わず妹のようにずっと一緒だったルーが転がり込んできたこと。
誰もが苦しい世の中で、お互いに帰り、甘えられる家があった。それがこの厳しい世の中を最後まで生きた2人の物語の持つ唯一の温かさだと思う。
こうして強かに、身を寄せ合いながら生きた女性たちのおかげで現代を生きる自分たち女性が自由に生活出来ていることを身に染みて感じると共に、現代にもまだ残る男尊女卑がいつか必ず古いものとして、それこそこの本の -
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