高殿円のレビュー一覧

  • トッカンvs勤労商工会

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    現実世界では物語のように一つずつ事件が起きるなんてことはありえない。同じ組織の中でも全員がまったく同じ方向を向いていることもない。ただ、物語の中でそれをきちんと描こうとするのは難しい。
    しかし本作では複数の案件が同時進行で描かれているし、同じ陣営でもそれぞれの思惑があるのがリアルでいい。

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    2023年12月04日
  • トッカン 特別国税徴収官

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    税務署を舞台にした小説ではあるが、良くも悪くも細かい仕事内容にはあまりフォーカスしておらず、割と想像の範疇にある。だから、税務署の仕事の世界を知りたいという欲求はあまり満たせないかもしれない。

    しかし、滞納者には滞納者の人生があるというところを重視しているようで、それが物語に奥行きを持たせている。ただの勧善懲悪ではなくて、滞納者にはこんな悲劇が…みたいな単純なお涙頂戴でもない。

    滞納者にもこれまで生きてきた人生の厚みがあるし、一方で人間なのだから衝動的に変化が起こることもある。
    深樹が滞納者を前にお役所対応をしたことを恥じたのと同じようにハッとさせられた。

    どんな仕事でもそうなんだよな。

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    2023年12月04日
  • 忘らるる物語

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    女性として生まれたことの苦しみと力を手にしたときの葛藤、全てを変えようなんて思っていない、ただ誰にも侵されず自分が自分として生きていきたい、誰にも搾取されたくない、支配されたくない、それだけがなんと難しいことか。
    世界に翻弄されながらも、力強く生きようとしている彼女に心を揺さぶられる。
    どんな形の世界、社会が平和と呼ぶのか、男にとって都合のいい世界、女にとって都合のいい世界、どちらでもないそんな世界はあるのかな。

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    2023年12月03日
  • 忘らるる物語

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    面白いけど「女は奪われ虐げられる性」を強調しすぎててなんだかなー。
    でも百合ですよね。
    主人公と息子が結局再会せずに遠くから見守るのが良かった。

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    2023年11月29日
  • 忘らるる物語

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    ファンタジーに苦手意思があるが、この世界の雰囲気は好みですっと入り込むことができた。面白い部分(果てや各藩の描写)も多かったけど、冗長。説明的な台詞が多くまどろっこしく感じた。

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    2023年11月24日
  • 剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎

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    謎多き直虎の史実を元につくられている作品。
    もちろん『つくられている』ので実際の話では無いが、フィクションと言いきれないのが歴史の面白さ。
    そしてその史実でさえ事実かは分からないが、こんな当主がいたかもしれないと思うとロマンがあるなと思った。

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    2023年11月17日
  • トッカンvs勤労商工会

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    シリーズ2作目はライバル登場。主人公チームにも助っ人が参戦で場外乱闘の盛り上がりを見せる。ややエンタメ盛りすぎでないかと距離をおいて読んだ。

    ニュースで増税メガネとか揶揄されてるけど、税金といえばみんなの敵!みたいな論調にはふと頷きたい時もある。センセたちが正しく再分配できていないことの裏返しだ。ただ標的となってしまうのがドサ回りの役人なのは、NHK集金と同じで非生産的だよな、と金集めの仕事の大変さを思い知った。

    そんな中、1作目でも感じたオトナの女子力、いや社会人女性そのものへのこだわりに自然と目がいく。

    ── 女子ならば誰もが意識しているスキマ産業。私たちがスキマ探しに奔走するのは仕

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    2023年11月01日
  • コスメの王様

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    ネタバレ

    出てくる女性陣は、かっこいいなあと。
    それに引き換え、男性陣の凄さというか魅力がよくわからない気がする

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    2023年10月27日
  • グランドシャトー

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    202301/描写の丁寧さが却って冗長に感じるところもあったけど、登場人物達が生き生きと描かれていて面白かった。大阪人だったら更に楽しめたのかもと羨ましく思ったり。

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    2023年10月25日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    202212/上流・セレブ・外商、の華やか描写よりも、仕事の大変さや上司部下、人間関係、悩み、心身の辛さなどが主軸になってきて、業種問わず働く人にささるお仕事小説のひとつだと思う。今後も楽しみなシリーズ。

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    2023年10月25日
  • グランドシャトー

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    通勤で使う京阪電車が京橋駅に滑り込む直前、読んでいた本から目を上げれば、窓の外に見える色褪せた黄色いビル、それが「グランシャトー」。
    そこにはついこの間まで(と思って調べてみたら8年も前だった)「ナイトクラブ香蘭」というのがあったよねえ。そこをモデルにして書かれたと思しきお話。

    義父との結婚を迫られ家を捨てキャバレー「グランドシャトー」に転がり込んだルーと、彼女がねえさんと慕う№1ホステス真珠の物語。
    『みんなが焼け野原から鉄くずを拾って闇市をつくり、あっという間にコンクリートで覆いつくした京橋』の雰囲気がよく表され、当時のキャバレーの様子もよく分かる。
    描かれる時代や風俗に加え、京橋や中崎

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    2023年10月26日
  • トッカン 徴収ロワイヤル

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    シリーズ第四弾にして、初めての短編集。手軽に読めて面白かった。ぐー子さん、気付けば同期よりも仕事ができる徴収官になってる。口では鏡特官にも負けなくなってきてる。

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    2023年09月28日
  • トッカン the3rd おばけなんてないさ

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    国税局職員と言ってもマルサではなく、徴収官のお話、第三弾。今回の徴収相手は、築地の貧乏酒店、霊感商法法人、栃木鹿沼の運送会社。滞納者たちの犯罪を知っても、公務員の守秘義務に縛られる。そこをどうにかしちゃうんだが、酒店は見逃してあげたいな。しかし、ぐー子さんもしっかりしてきましたね。

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    2023年09月26日
  • グランドシャトー

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    戦後の大阪の様子をキャバレーと主人公ルーを通して教えてくれる。そこにナンバーワンの真珠の過去や人柄がミステリー要素として加わっている。
    大阪の人たちの人柄の良さが伝わってくる。

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    2023年09月24日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    こんな優秀な部下がいてそれほど負担?とか、氷見塚をそんなに悪者にしなくてもとか、本気で憤るくらいに没入してしまった。
    4巻読んで思ったのは、百貨店の外商部で働くアラフォーという現実的な素材を、ヒロインファンタジー風味で味付けすると、このシリーズになりそう。暁のヨナのような。これは安心して読めるし、面白いよなあ。
    続きも、楽しみです。

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    2023年09月20日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    「働くのは俺金のため」と割り切ってから数十年ほど経つ身としては、静緒の仕事への情熱は眩しすぎて笑
    才覚溢れる人って、こんなに色々見えて、こんなに色々考えられて、こんなに色々実行できるんだなあ‥やはり眩しくて見られない笑

    次は店長⁈なんだかんだ言いながら、次も読む笑

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    2023年09月10日
  • グランドシャトー

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    大阪、京橋のキャバレーグランシャトーを舞台にした物語。貧しくて気の強い女の子が芸能界をも駆け上る。そして、地元に戻る。

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    2023年09月06日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    前半、あまり興味をそそられず、でも好きなシリーズものだったので淡々と読み進めていましたが、
    後半、鮫島さんらしさが出てきて、最後の氷見塚さんとの面談はスッキリ爽快感がありました。
    次の展開が気になる終わり方で、早く続きが読みたいです。

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    2023年08月12日
  • 芦屋山手お道具迎賓館

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    芦屋山手の先生と彼が掘り出した白天目茶碗の付喪神シロさんとの日々。記憶のないシロさんに思い出せるよう芦屋と在原業平との故事を調べたり古いお道具仲間と出会えるようお茶会を開いたり。そのお道具達の同窓会的なお喋りが歴史を語っていて面白い。特に本能寺の変についての解釈など楽しく読みました。

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    2023年08月08日
  • 上流階級~富久丸(ふくまる)百貨店外商部II~

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    外商、というものにお世話になることはきっとこの先もないと思うから外商ってこんなこともするの?って思いながら読みました
    お客様がとことんまで湯水のようにお金を使うからちょっと爽快だけれど、今回は生きずらい社会について描かれていることが多め

    こんなに仕事に情熱を注げるのも、幸せだよなって思います

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    2023年08月05日