高殿円のレビュー一覧
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「ほんまに、きみが愛おし!」時は明治の世。秀才ながらも、山口の家族を支えるため進学をあきらめ、単身神戸に出てきた少年・利一。牛より安い値段で花街に売られてきた少女・ハナ。神戸の花隈での二人の出会いは、やがて日本の生活をも一変させる発明、大ヒット商品誕生へとつながっていく。そして、幼い日に誓い合った約束の行方は?
序盤から別れまではあっという間に読みました。どんどん会社が大きくなりどんどん利一が離れていってしまうように感じるハナ。普通の小説だったらここで二人がくっついてハッピーエンドなんでしょうが、そこは高殿さんの描く新時代の女性、アメリカへ旅立って力強く生きていきます。ちょっとここからが物足 -
Posted by ブクログ
心の中秘密を抱えた人たちの話。
すっきりエンタメというけれど、こういったお話ってモヤモヤがマイナスに振りきってからラストでフラットに戻るだけなので、個人的にはあまりスッキリしないんですよね。
最近よくある「スカッと○○」とか「ざまぁ系」とかもそうなんですけど。
でも、登場人物は皆いい方向へ向かったようで良かったです。
個々の話だと、唯一の男性視点の話、『骨が水になるとき』が良かったです。
骨って時間がたつと水になってしまうって本当なんでしょうか。人間水から生まれて水に還る運命なのか……。
高殿円さんの本は、学生時代に読んだライトノベル以来久しぶりでした。
秘密を打ち明ける話はこんなのも -
Posted by ブクログ
酒屋さん、運送会社、霊感商法法人を相手に税金の徴収をしていくのだが、いつもながらに税金について深く考えさせられる。必要だけど、もっとあるところで悪どい所から取ってよね。世界の半分の資産を持っている何%の人達っていう輩はお金使って税金払わないんだからタチが悪い。小市民が泣くばかり。
主人公のぐーというのが鼻につく。何処にぐーと言っている人がおるのだ?それで皆んなその呼び方をする。その上上司の同級生をあまり知らないのにタップンって、呼ばないでしょ普通。
そういう端々が気になる。
なんでも幽霊、お化けと結び付ける所も無理矢理感があってちょっとしつこかった。 -
Posted by ブクログ
ちょっとおめかししてデパートに行き、
屋上のメリーゴーランドも最上階の食堂のお子様ランチも記憶にある最後の世代としては、
最近のデパートの衰退っぷりは見ていて心が痛むものがある。
夢とサービスを売るはずの百貨店が、速さと低価格至上主義の世相に太刀打ちできるわけもなく
このまま消えて無くなってしまうのではないかと危惧していたところ。
しか~し!!100円でも安いものを求める庶民と違い
本当にお金を持つ人たちにとっては、デパートの外商は欠かせないものらしく
何百万円単位の商品がどんどん売れていく様が気持ちいのなんの。
お金持ち(成金ではない)の世界をのぞき見することができて面白かったわ。
その2も