高殿円のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
酒屋さん、運送会社、霊感商法法人を相手に税金の徴収をしていくのだが、いつもながらに税金について深く考えさせられる。必要だけど、もっとあるところで悪どい所から取ってよね。世界の半分の資産を持っている何%の人達っていう輩はお金使って税金払わないんだからタチが悪い。小市民が泣くばかり。
主人公のぐーというのが鼻につく。何処にぐーと言っている人がおるのだ?それで皆んなその呼び方をする。その上上司の同級生をあまり知らないのにタップンって、呼ばないでしょ普通。
そういう端々が気になる。
なんでも幽霊、お化けと結び付ける所も無理矢理感があってちょっとしつこかった。 -
Posted by ブクログ
ちょっとおめかししてデパートに行き、
屋上のメリーゴーランドも最上階の食堂のお子様ランチも記憶にある最後の世代としては、
最近のデパートの衰退っぷりは見ていて心が痛むものがある。
夢とサービスを売るはずの百貨店が、速さと低価格至上主義の世相に太刀打ちできるわけもなく
このまま消えて無くなってしまうのではないかと危惧していたところ。
しか~し!!100円でも安いものを求める庶民と違い
本当にお金を持つ人たちにとっては、デパートの外商は欠かせないものらしく
何百万円単位の商品がどんどん売れていく様が気持ちいのなんの。
お金持ち(成金ではない)の世界をのぞき見することができて面白かったわ。
その2も -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ゲイ寄りのバイとかストレート寄りのバイとかいろいろいるんですよ」
主人公(女性)と同居する桝家(ゲイ)の言葉です。
私は今まで、バイセクシャルは単純に男女等しく恋愛対象にすると思っていましたが、その中でも細分化があるのだと初めて知りました。
よくよく考えると、ここからはこっちとパキッと線引きができないのが当たり前だと今更ながら感じました。
主人公と桝家の同居についても、今までの常識を覆されました。
恋愛対象でも友達でもない2人が互いに心地よいと思って一緒に暮らせるという考えが私には全くなかったのですが、お話の中のこととはいえ、そういうことも実際あり得るのかもしれません。先入観を取っ -
Posted by ブクログ
ネタバレオリンピックに沸くロンドンが舞台の男女逆転シャーロック・ホームズ。シャーリーとジョーの初対面が聖バーソロミュー病院地下の死体安置所だったり、かなりぶっ飛んでいるものの、2012年のロンドン、という現実の舞台からそこまで乖離している感じはしませんでした。
黒髪で白雪姫のような美貌、人工心臓、パラリンピックの代表選手にえらばれるほどの馬術の腕前、姉から大量に送られてくる高価なハイブランドの服を無頓着に着ている、などなど主人公のシャーリーをはじめ過剰なほど設定が盛られているんですが、そこが逆に面白かった。シャーリーの人工心臓っていう設定が、毎日薬を大量に服用しなければいけないということで原典