【感想・ネタバレ】トッカン 特別国税徴収官のレビュー

あらすじ

税金滞納者から問答無用で取り立てを行なう、みんなの嫌われ者――徴収官。そのなかでも、特に悪質な事案を担当するのが特別国税徴収官(略してトッカン)だ。東京国税局京橋地区税務署に所属する、言いたいことを言えず、すぐに「ぐ」と詰まってしまう鈴宮深樹(通称ぐー子)は、冷血無比なトッカン・鏡雅愛の補佐として、今日も滞納者の取り立てに奔走中。 納税を拒む資産家マダムの外車やシャネルのセーター、果ては高級ペットまでS(差し押さえ)したり、貧しい工場に取り立てに行ってすげなく追い返されたり、カフェの二重帳簿を暴くために潜入捜査をしたり、銀座の高級クラブのママと闘ったり。 税金を払いたくても払えない者、払えるのに払わない者……鬼上司・鏡の下、ぐー子は、人間の生活と欲望に直結した、“税金”について学んでいく。仕事人たちに明日への希望の火を灯す、今一番熱い税務署エンターテインメント第1弾!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

お仕事系エンタメ小説という軽い言葉で表現してはいけないほど、深みのある小説です。
もちろん物語の主人公は通称ぐー子25歳のトッカン付新米国税徴収官。そして彼女の成長物語なんですが、彼女を取り巻く様々なキャラクターの登場、やり取り、それらの設定が繊細かつダイナミック、それでいて見事なまでに張り巡らされた伏線が素晴らしくイッキに読み終えてしまいました。ぐー子の直属の上司である鏡トッカン、彼の部下ぐー子に対する深い愛情をひしひしと感じながら、あからさまではないその愛情のムチをしっかり理解して成長していくぐー子の姿も感動的でした。小説終盤の大橋夫妻のところへ向かったぐー子の一連の行動や言動、大橋夫妻とのやり取りはエンタメ小説なのに読んでいて涙がとまりませんでした。
この小説のテーマは仕事に向き合う、或いは人生に対して迷いながらも、必死に生きている人たちに対する「応援」なんだと思いました。
続編を読みたいと思いました!

0
2025年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

国税特別徴収官、馴染のないお硬い職業と思っていたのですが意外にも庶民の味方?

一冊目だけ〜と思って手に取ったけど、これはつづきも気になります。

0
2024年09月16日

Posted by ブクログ

国税局の徴収官のお話。
そっか、税金滞納すると差し押さえされるって聞いたことあったけど、そういう仕事の人がいるのねー、と読み始めたけど、面白い。
どうやって売り上げをごまかし、どうやって集めたカネを隠すのか、滞納者と徴収官の攻防は面白い(人の仕事だからそんなこと言ってられるんだろうけど)

0
2023年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

トッカン 特別国税徴収官 (ハヤカワ文庫JA) 2012/5/24

徴収官奮闘記
2013年12月10日記述

高殿円さんによる国税に関しての小説。
高殿さんはライトノベルを中心に40冊以上も作品を出しているらしい。
普段読まないライトノベルの出版の早さに驚いた・・

本作はライトとか関係なく完成度の高い作品として仕上がっている。
鏡特管の元に鈴宮深樹(新人3年目)の奮闘ぶりが伝わってくる。

脱税したお金をどこに隠しているのか分からない喫茶店。
手強い銀座のママ・・
滞納を続けざる得ない工場の夫婦・・

後半になぜこの仕事で必死になって頑張るのか・・
公務員だから安定しているからというありきたり以外の働く理由を取り戻し成長する主人公の姿に感動できる。
主人公の心の声に共感し感情移入出来るからこそこれだけ面白く本書は読めるのだろう。

日本の労働者の大半はサラリーマンで税金は天引きが中心になる。
だからちょっと税務署と言っても縁遠いものかもしれない。
しかし、徴収官といういわゆるマルサとは違うけれども地味だけど重要な仕事をこなしている人達がいることを忘れてはならないだろう。

唯一気になった点は登場人物の名前で一見なんと読むのか分からない事が多かった気がしたこと。
そのまま読めない名前ならよみがなを全てにつけておいて
欲しかった。最初だけしか読みがついてないと後々読み返したりしなくてはならないので面倒だ。

0
2021年12月19日

Posted by ブクログ

高殿さんを読むのははじめてだったのだけれど、すごく面白くてファンになりました。特にこのシリーズは良かった。
最近この手のお仕事小説は、やる気はあるけれどからまわりしがちの新人の女性が、(表面的には)厳しい(けれど、実は愛情にあふれた)熱い上司の指導の下、仕事を学びながら人としても成長していく・・という展開が定番になっているんでしょうか。男の子の成長物語にもそれなりにニーズはありそうな気もするのですが、男性も女性も共感する相手は「若い女子」になりがちということなのか。

税金を払わない人には、お金はあるけれど資産や収入を隠して税金を払おうとしない「悪いやつら」と、単純にお金がないのに、消費税のように、営業していたら必ず払わなければいけない類の税金を払えずに滞納してしまっている「かわいそうな人」の二種類があるようで、
このトッカンという徴税官はどちらかといえば前者からあの手この手で何とかお金を取り立てる人のようです。
相手が前者の場合には、悪者に立ち向かうヒーロー的な位置づけになりうるのでしょうが、後者の場合には、全てを失った人からさらにむしりとる血も涙もない人のようにもなり、ヤクザの借金取りのように、通常の神経ではなかなかできないようなところもある、そういうお仕事である、そんな背景があります。

そういう職場で、ふつうの感覚の女の子が凄腕の徴収官の上司の助手を命じられ、発破をかけられながら仕事に立ち向かっていくということになれば、そりゃあ葛藤も生じるだろうと。

というわけでこのシリーズ、とても楽しませてもらいました。

0
2025年12月21日

Posted by ブクログ

世間には道理が合わない事、事実が多分にある。それは権力、金、コネなどによって捻じ曲げられ一部のものだけが徳をする世の流れだ。現実でも多くの政治家の闇金、裏金、帳簿に載せない献金・横流し現金など権力を振える上に行けば行くほど隠されたものが多く、暴露、露見しても知らんふりを通す輩が増えた。道徳観が薄くなり始めた日本は「今がよければそれで良し」「世間が知らなければどこまでも悪を続ける」「悪を悪とも思わない、罪を罪とも思わない」「見て見ぬ振りして自分が徳(無害であれば)をすれば良しとする」本書の魅力は新米の滞納者への税金徴収する徴収官と上司とのやりとりから始まる税務署の見方、捉え方、考え方、納税者を救う相談など参考になる、一番「犯罪」が多いものはなんと「脱税」だという。
初耳、税務署では「滞納処分停止」から「徴収の緩和制度」と言うものがある、生活に困窮している人々への相談にも乗ると言う事らしい。

0
2025年01月03日

Posted by ブクログ

細かい設定は、たまにあれ?と思う矛盾もあったりしましたが、ストーリーは読みやすい、且つ納税をそれぞれの立場からみることができておもしろかったです。
続きも読もうかな。

0
2024年10月08日

Posted by ブクログ

登場人物がどれもイメージがしやすく、ストーリーも特別国税徴収官という役職のリアルな徴収活動の中で見えてくる人間模様が面白かった。
ストーリーの展開もテンポ良くて一気に楽しめました。

0
2024年09月29日

Posted by ブクログ

浸みる言葉って、ある。

弱っている心に、じんわりと砂糖の甘さのように広がる言葉が、ときどきある。

この表現いいな。とても共感できる。主人公が打ちのめされる描写がしっかりあるからこそ、鏡教官の最後の言葉に説得力がある。

続きが読みたい作品。

0
2024年05月13日

Posted by ブクログ

税務署の仕事は全く知らなかったので、興味深く読むことが出来ました。
サクッと気楽に読める作品。
主人公の性格はクセがあるので、初めは受け入れ難かったのですが、この主人公だからこそのストーリー展開で面白かったです。
続きもあるということなので続きも読みたいと思います。

0
2024年05月13日

Posted by ブクログ

お仕事小説として楽しく読める。
ただ、各キャラクターの描き方がやや大袈裟すぎる(キャラがたちすぎている)のが気になってしまって読みにくいのが残念。レッテル貼りをしておいて、実は見た目通りの人物ではない、というのがやりたいのかなとは思うが、最初のレッテルを貼りすぎなきらいがある。
そのせいもあり、主人公二人をはじめとしたキャラクターがどうにも好きになれず、ストーリーは好きなのにページをめくる手がとまりがち。次作はもう少し慣れて読みやすくなるだろうか…

0
2024年03月07日

Posted by ブクログ

専門分野のおしごと系エンタメは別世界にトリップできるようで楽しい。
税金ネタなので身近だし大切!とは思っても、ニコニコ源泉徴収の身では、節税の葛藤とは縁が薄い。せいぜい節約といえば国民年金かNHKくらい(クズ)

本作は法律コテッコテではないものの、あとがきになってマルサの女は法人相手、トッカンは個人相手という違いをやっと理解するようなハードさ。そこに貧困や自殺、詐欺といった問題が存在するということも知らなかった。お金に殺されないで、という主人公の叫びは悲痛だし、異世界だ。

またクセ強キャラ(Audibleナレーターさんのアニメ声もあって)であるずぼら系主人公のドタバタ感もすごい。セフィロスのようなパーフェクト上司も相まって、いかに共感できるかと格闘しながら読んだ。
自分の票田や天下り先に税金をつぎこむセンセたち。その怒りだけが共通項かも。市民側であるにもかかわらず、国家の大義との板挟みになる徴収官は大変な仕事だ。
きっとそれは、公務員全般にも言えるんだろうなと思った。民間なら淘汰されそうな変な職員もいるし。

あらゆる方面から挟まれがちな、日々まじめにがんばってみえる公務員のみなさんに頭が下がる思いがした。
シリーズがあるようなので全クリ目指そ!

0
2023年11月01日

Posted by ブクログ

世間では、公務員は安定していて、楽している…と言われがちだけど、逆に公務員という看板を背負っているからこその、プレッシャーも多いと思った。
一言で、誰かの人生を壊してしまう可能性がある…というのは、公務員以外の仕事でもあり得ることと感じ、身につまされる思い。
仕事に真摯に向き合おうと思えた作品。

0
2023年08月26日

Posted by ブクログ

特別国税徴収官、所轄のマルサのような仕事。映画のマルサは法人専門だが、こちらは個人の方の仕事。国税庁の仕事のことが楽しくわかる。人生の保険のために安泰な公務員の仕事に就いたが、むしろ憎んでいた国税庁で働くことの意義を学んでいく。

0
2023年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 一応小説仕立てなのでカテゴリは、ビジネス以外、としましたが、税金はコンサルティングの中で重要な位置を占めます。

 現実の国税(税務署)も良く知っています。

 小説の中の話なので滞納者のために奔走するトッカンがでてきますが…

 税金の回収がなぜ冷酷か。「最大の犯罪は脱税、なぜならその影響は全国民に及ぶから」というのはうなずける。

0
2023年08月13日

Posted by ブクログ

おもしろすぎた。やはり、高殿円さんの小説はおもしろい。
ぐー子のキャラが秀逸。性格に賛否あると思うけど、私は嫌いじゃない。

税務署勤務の知人が、いつだったか「あまり好かれる仕事じゃないから、外では職種をあまり言いたくない」と言っていた。それを聞いた時は、そうなのかなー、くらいにしか思ってなかったけれど、この本を読んで「なるほどな」と思わされた。
ぐー子や鏡特官の言葉、2人が対する人たちの言葉から、はっとさせられることも多かった。

ドラマは観てなかったけど、この本の後半の怒涛の展開から、映像化されたらきっとおもしろいんだろうなと思った。
続編読むのも楽しみ。

0
2023年07月02日

Posted by ブクログ

お仕事系小説。舞台は税務署。特別国税徴収官(略してトッカン)とその部下の新米女性徴収官の話。優秀な上司とダメ部下、よくある展開だが、『マルサの女』みたいなシーンがあり、結構面白かった。

0
2023年02月09日

Posted by ブクログ

著者30代の作品は、TVドラマの原作本となった。スゴイ! 東京国税局の出先機関である税務署を舞台に、鏡トッカンの元で手強い滞納者に対する滞納処分を経験するぐー子こと鈴宮深樹の成長物語。相手の言葉に言い返せず「ぐ」と詰まってしまう彼女だったが、だんだん思ったことを言えるようになっていくのも、読んでいて楽しい。『マルサの女』とは違う、税務署職員の知られざるお仕事の姿がそこにあった。

0
2022年01月22日

Posted by ブクログ

特別国税徴収官という職業を初めて知った。
税金を納められない人の各々の人生のストーリーと、なんとか説得して納めてもらおうとする徴収官のやりとりが、物語となっているのでわかりやすかった。
主人公の女の子が、身近にいそうなくらいフランクな性格でより物語にのめり込みやすかった。

0
2021年08月01日

Posted by ブクログ

お堅いカンジなのかなーと思って読み始めたけど、予想に反してとてもコミカルで読みやすかった。主人公の葛藤がなかなか共感できる。だからなおさら、彼女のめげなさがまぶしい。世の中理不尽なことだらけで、一部のお偉いさんたちのおこぼれで生活させていただいてるんだなーとかごちゃっとした気持ちにもなった。税金が全部真っ当に使われてるなんて思ってないし、それでも恩恵だって山ほどうけてるんだけど。問題が大きくて深すぎて、どうしたらよくなるかなんて見当もつかない。まぁ大して税金納めてないけど。

0
2021年05月28日

Posted by ブクログ

懐かしい感じのノリだなーと思ったら10年以上前の小説だった。
さすがに古さは感じる……けど、そこが今読むと良さだったりする。
ドラマ版のぐー子、井上真央かー。そのキャスティングすら懐かしい。

最初は主人公の考え方にイライラする場面が多かったからこそ、後半の成長が印象的に映る。
ここからラストで急ぎ足で恋愛に繋げるのはちょっと無理やり感あるし、シリーズが続くならそこはもっと続刊でじっくり描いてほしかったなー。

0
2021年04月22日

Posted by ブクログ

税の徴収官、というのは設定として面白かった。
話としては今ではもう珍しくないまっすぐな新人女性と嫌な感じだけど実は主人公のことを気にいっている嫌味っぽい上司…というドタバタお仕事小説。
プロとして職務を全うするということについて考えさせられます。

0
2021年02月14日

Posted by ブクログ

国税徴収官という仕事は知らなかったので、仕事内容や、業界用語?の部分など、楽しく読んだ。ただ、主人公の性格がちょっと… 今後の2人の関係がどうなるのかは気になるところ。

0
2023年12月21日

Posted by ブクログ

税務署を舞台にした小説ではあるが、良くも悪くも細かい仕事内容にはあまりフォーカスしておらず、割と想像の範疇にある。だから、税務署の仕事の世界を知りたいという欲求はあまり満たせないかもしれない。

しかし、滞納者には滞納者の人生があるというところを重視しているようで、それが物語に奥行きを持たせている。ただの勧善懲悪ではなくて、滞納者にはこんな悲劇が…みたいな単純なお涙頂戴でもない。

滞納者にもこれまで生きてきた人生の厚みがあるし、一方で人間なのだから衝動的に変化が起こることもある。
深樹が滞納者を前にお役所対応をしたことを恥じたのと同じようにハッとさせられた。

どんな仕事でもそうなんだよな。
客というのはただお金を持ってくるカモではなくて、その人にも生活があるということを理解してあげないと、いい取引相手にはなれない。

0
2023年12月04日

Posted by ブクログ

テーマは面白かった。
国税庁の調査官が主人公。徴税というテーマで、物語が作られている。
法人部門をさんずい、個人部門をにんべんと呼ぶらしい。などなど。全く知らなかった専門用語に心躍る。

主人公らが対峙するのは脱税をした人々。
どこに、どのように現金をかくしているのか、というのはさながらミステリー要素。
答えが分かった時、なるほどそう来るか!と膝を打つ想い。

ただ、良かったのはそれくらいかなぁ。
キャラクターはよくある感じ。
ちょっと抜けてるんだけど暗い過去を持つ、若い女性が主人公。
そして、主人公の上司。一見、人の心を持たない、徴税が大好きなスーパーエリート。
それから、ライバルの意地悪な同年代女性。そして、ちょっと妖艶な謎多き女先輩など…。
ちょっとテンプレが過ぎる感じ…笑

ストーリーに関しても、割りとよくある展開かなぁ。

小説としては星3つくらいな感じ。
続編が出てるらしいけど、読むかは微妙なライン。
若い小説初心者向けの一冊かな。

0
2023年07月22日

Posted by ブクログ

特別国税調査官=トッカン
井上真央主演ドラマになった原作
見たけど覚えていないw
お仕事小説は読むのが進んでいいな
家も失い死ぬ状況で税金未納がある
そんな貴方に「滞納処分の停止」を
教えます・・・うまくいけば税金を
消滅できます(´・ω・`)でもダメよ

0
2022年12月19日

Posted by ブクログ

トッカンこと特別国税徴収官のお話。鏡特官とぐー子、なかなか良いタッグを組んでストーリーも面白い(^^)

ただ鏡特官、ぐー子に対してそれは言い過ぎなんじゃというところがあって今でいうパワハラ?セクハラ?発言なのでは?? 

0
2022年06月29日

Posted by ブクログ

最期までぐー子のことはあまり好きになれなかった。
お話としては面白かったけど。

その中で白川燿子のセリフがいい。
「この世にどんな極悪非道な悪人がいたとしても、一番多くの人間を殺しているのは紛れもなく国よ。死刑という法で、あるいは弱者の救済がおろそかで、予算の無駄遣いで、国は多くの人を見殺しにしている。」

今声を大にして叫びたい気持ちです。

0
2022年02月21日

Posted by ブクログ

あの手この手で税金誤魔化しているのを取り立てる、そんな話かと思ったら、税金滞納が隠れ蓑だったりして二転三転。納税は国民の義務、その大切さを教えるのも税務署職員の大事な仕事ですね。まあまあ面白かったけど、読み続けるかは微妙。二人の個人的背景はいるのか?と思った。

0
2021年10月30日

Posted by ブクログ

Audibleにて。男性と女性の2人の声優による朗読だが、主人公グー子の口調がアニメのキャラのような声色。

ストーリーは京橋税務署を舞台とした2000年前後の話。滞納税額500万円以上の滞納者からの取り立てをする特別国税徴収官のアシスタントが主人公のお仕事成長物語。

男性と女性の仕事の切り分けや、中年男性のために若い女性がおつかいに行く設定など、そこかしこに現在の日本の職場で行われたら大問題になりそうなイシューが散りばめられていて、ここもと約20年ぐらいの世の中の変化を実感。

0
2021年03月03日

「小説」ランキング