高殿円のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
忘らるる物語
著者
高殿 円
あらすじ
男が女を犯せぬ国があるという。
辺境の王族として生まれ、幸福な結婚をしたばかりの環璃(ワリ)は、突如たったひとりになった。広大な大陸を統べる燦(さん)帝国の次期皇帝を選ぶための籤(くじ)、”皇后星”に選ばれたからだ。一族はすべて皆殺し、産んだばかりの息子を人質に取られ、環璃は候補の王たちと寝るためだけに国々を巡る。絶望の淵に突き落とされた彼女が出会ったのは、触れた男を塵にする力をもつチユギという名の戦士だった……。
女が産み、男が支配する世界を変える「忘れられた物語」とは? 破格のエンタテインメント巨編!
感想
高殿円さんの『トッカン』や『上流階級 -
Posted by ブクログ
レトロ可愛い表紙に惹かれ、自分自身コスメが好きなこともあり、何気なく手に取ってみた一冊。
久しぶりに読み応えのある本だったが、読み終わった後の余韻はちょっと薄め。
ハナと利一、ひたむきに生きるふたりの人生の、交わりとすれ違い。
永山利一。
たとえこの方が化粧品業界を開拓してなかったとしても、化粧という文化が大衆に広まっていくのは時間の問題だったと思うけど。
それでも、先陣切って奮闘してくれたのがこの方で良かったと、コスメ好きとしては染み入る想いになりながらの読書時間でした。
風習の中で自分を抑えながら控えめに生きてきたハナが、意外にも"新しい時代の女"を隠し持ってた -
Posted by ブクログ
ネタバレお仕事小説、時代小説をミックスしたようなお話だった。
NHKの朝ドラにありそうな物語。
利一は会社のために、ハナは人生のために自身の気持ちを鉄の箱に押し込めた。
きっとこの本が伝えたいことの根幹はそこだと思う。
自分の気持ちを素直に出すこと。
確かに働いたり人間関係を保つ上で、自分に蓋をし気持ちを水平に保つことが要されるが、自分の感情や欲望を素直に口に出すことが人間のあるべき姿ではないか。
過度に感情を仕舞い込むことはよくないから、ちゃんと自分を大切にすること。それをこの本から読み取った。
後、個人的に神戸が舞台の小説は初めて読んだので神戸っ子として非常に嬉しかった。
あと大正明治あたりの和洋 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ再建築不可物件の実家の処理に苦労した作家のノンフィクション。
父の兄弟が築75年の実家を相続したものの、その物件は再建築不可で買い手がつかない家だった。理由は公道への接続条件をクリアしていないこと。そうなると様々な不動産売買への障害が発生する。その辺りの詳しい事情も含め、大変面白く読めた。ゴミ屋敷となったこの物件には、亡くなった叔父の遺品が山のようにあり、その整理も必要だった。そのあたりの経緯も面白い。
昨年、私の実家も家の相続で売却が必要になり、不動産屋に問い合わせたところ、市街化調整区域の再建築不可物件であったことが判り、右往左往したことがある。 市街化調整区域については、申請手続きす