高殿円のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
泥沼や底辺に堕ちて這い上がるみたいな内容だったらイヤだなぁとビクビクしながら、でも外商という金持ち相手の仕事に憧れを持つ自分としてはやっと読む気になり、そしてハマってしまう。
日々勉強と言葉遣いや習い事など仕事とは無縁だと思うような事でも多様な知識と人間関係を濃くしないと生き残れないと知る。お金持ちと言う言葉は成金といわれているような不快な言葉とか、旦那が稼いでいるけど姑に買ってもらったりとか上流でも様々な人間模様、そしてそつなくこなしている上司も若い頃は足元でばたつかせていたり今の状況に不満を持っていた自分は改善しようとするのではなくて逃げに入っていたから与えられた仕事をやる前から逃げないで -
Posted by ブクログ
みんなの0円物件を、たまにのぞいてみる。
この物件いいなぁというのは一瞬で売約済みとなり、売れ残っているのは「そんな場所行かんやろ」な場所だ。
つい先日、我が家でも祖父が原野商法で買った千葉の歩いてたどり着けない土地を30万円で引きとられることになった。
価値のない土地を捨てるのに30万円である。
そんな、逆に金を払ってでも処分したい土地・家屋が日本でゴロゴロ出てくる時代になる。
なにせ2024年から不動産の相続登記が義務化されたからである。
今まで放置されていた土地建物を登記しないと、罰則を受けるのだ。
本書は作家の著者の体験談。
祖父母が住んでいたあと、叔父が大量のゴミ -
Posted by ブクログ
ネタバレ上流階級の方が身近にいないので、この本の内容がどこまで現実に近く、どの辺が実際にはあり得ない事なのかわからないが、外商の仕事がどのような仕事なのかを知る事ができた。
てっきり、その百貨店で取り扱っている商品をお家まで売りに行くだけかと思っていたら、そんな呑気な仕事ではなくお客様の生活を把握してクリスマスの装飾提案や果てはお葬式まで手配するとは驚きだった。
特に大きな事件が起きる事もなく、どこかの外商員の数ヶ月を追いました。というような内容だったので、ストーリーの続きが気になる!とかはないけど、知らない上流階級の世界をもう少し知りたいとは思った。