あらすじ
登場人物性別逆転ホームズ譚、待望の第3弾本当に結婚するの? “あの女”と――本当は2016年の出来事だった。元軍医のジョー・ワトソンがベイカー街221bに帰ると、同居人の半電脳探偵シャーリー・ホームズが珍しく慌てている。なんとジョーは9カ月前に結婚して、221bを出ていたというのだ。だが、ジョーには結婚の記憶がなく、現在を2015年と勘違いしていた。まもなく、覚えのない求婚をしたという〈クラブ・ボヘミア〉のオーナーが依頼人として221bを訪ねてくる。オーナーは、婚約以前に付き合っていた異性装着者のエイレネことアンドリュー・アドラーから脅迫を受けていた。オーナーとジョーの記憶欠落に伴う婚姻のケースは極似している。その原因を作っているのかもしれないエイレネは、ロンドン市内で、会員制のマッチング・キャンプを主催しているらしい。さっそくシャーリーは現地潜入を試みるが、その後、連絡が途絶えたまま221bで帰りを待つジョーに、とある結婚式の招待状が届く。それは、英国を揺るがす一大スキャンダルの端緒に過ぎなかった……大好評の登場人物全員性別逆転&現代版ホームズ・パスティーシュ第3弾。登場人物全員性別逆転で、いまもっともエキサイティングなホームズ・パスティーシュ〈シャーリー・ホームズ〉シリーズ高殿 円ハヤカワ文庫JA好評発売中第1弾『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』2012年、除隊したばかりの女医のジョーは、世界唯一の顧問探偵シャーリーと同居をすることに。2人で手掛けた初めての事件とは?第2弾『シャーリー・ホームズとジョー・ワトソンの醜聞』2013年秋、英国。半電脳探偵シャーリー・ホームズとその助手で女医のジョー・ワトソンは、脱獄した殺人鬼と魔犬伝説の謎に挑む!
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Posted by ブクログ
いやぁ、面白かった!
無知なもんで、実際のイギリス問題も柵中の問題もどこまで同じなのかはわからないけど、それでも「あぁそうなのか。こーゆー意見もわかるな」とも思って感慨深い。
トンガの復讐したい気持ちがなんとなくわかる。
イギリスはインドとか植民地にしてた歴史があるもんなぁとか。
現実に本当にこんなふうに政府やらなんやらが絡んでるのではと訝るほどに面白かった。
シャーリーがエイレネを放っておけないのも、ジョーの過去が思ってい以上に不穏なにおいがするのもよかった。
Posted by ブクログ
なんとか最後まで読み切ったけど、どうしちゃったの??
第1弾、第2弾はあんなにおもしろかったのに、第3弾になった途端苦痛なくらいつまらない。
(元ネタであろう『ボヘミアの醜聞』を知らないからなのかもしれないけど)
話が壮大なわりに全然ストーリーが進まず、前半はずっと似たような(主にジョーの嫉妬)話が言葉を変えて繰り返される。
せっかく好きなシリーズだったから残念。
Posted by ブクログ
キャラが好きなので読み切れたが、世界情勢や用語などわからないことが多すぎて読むのが少し大変だった。用語を調べながら二周目を読もうと思う。
受容体の話だけではジョーが記憶喪失状態だった説明にはならないはずだが解説はなくもやもや。ジョーの過去は、読む人が読めばわかるようになっているのだろうか?
最後にジョーが将来再び結婚することや、今までの話が壮大な伏線になっていることが匂わせてあるので、次の巻を楽しみにしています。