高殿円のレビュー一覧
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ネタバレ特別国税徴収官・鏡と若手徴収官・鈴宮が、税金の滞納を通して人々の人生に向き合う短編集。
①「人生オークション」は、相続税を納められず、長年暮らしてきた自宅を公売にかけられる老婦人の物語。
鈴宮は、法律に従って単純に家を取り上げるのではなく、公売の仕組みを利用しながら彼女の生活と財産を守る方法を探る。
しかし、実は老婦人の計画に踊らされて(縁を切りたい人間を陥れつつ、自宅を公売ではなく高額で売却)しまうという結末。
②「税大研修」では、法律の解釈や現場での判断・対応について討議が行われる。
鈴宮は百戦錬磨の鏡との経験を語り、他の徴収官を圧倒してしまう。
③「対馬ロワイヤル」は、脱税を取り締 -
Posted by ブクログ
関西近代建築の12の謎とあるように関西圏の産業遺構を文とイラストにより解説した本です。
詳細な建物や建物内部のイラストと間取図面がほとんどの建物に添えられています。関東圏に住んでいて訪れたことのない自分にはピンとこないのですが、きっとどの建物も古さの中に古き良き時代を読みとることができるんだろうと思います。
また、建物の近くにある美味しいお店も随所に紹介されていて行ってみたいという気持ちにさせます。写真は一切なし、モノクロで文章、イラストが描かれていて中には物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが、そこは読書の醍醐味、想像力を働かせて読み取る、よき本になっていると思いました。 -
Posted by ブクログ
第一幕はなかなか楽しかった。
ただキャバレーを、自分たちの居場所として生き残らせるという後半にあまり共感できず、それが、おばあちゃんになったルーがキャバレーをやめさせないというオープニングにつながっているのだと思うと、なかなか興が乗らなかった。
すでに時代に取り残され消えていくものを、「この世界では繁栄を続けている」という大嘘をさも本当のことであるかのように語るわけでもなく、少しだけ消えるのが遅くなっているだけという中途半端なリアルさにのれなかった。
一つには、おばあちゃんとキャバレーというとりあわせに対する抵抗感も大きかったかもしれない。