高殿円のレビュー一覧
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ネタバレ30代、おひとり様でも家が欲しくなるよなぁと手を出した1冊。タイトルや表紙から、理想の間取りや、理想的な土地の探し方、転職や結婚で条件が変わった時に買った家をどうするか、などが展開されるのだろう〜などと勝手に期待していた笑
実際は、年収300万くらいのM村という都内在住・35歳独身女性が、都内限定でマンションの一室を買おうとする話。年収はリアリティがあって良いのだが、都内限定というのが結構残念だった。
東京の相場や、ハザードマップなどからおすすめの土地も知れて面白いことは面白いのだが、地方に一軒家を買う話を期待していたので残念。
その金額で買えるのがその程度の広さなのか…と、地方民としては -
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にせもんの光でも、光なん?(p.176)
〔Ⅰ〕ルーの波乱万丈。真珠に拾われグランドシャトーのナンバー2として五年、東京の有名タレントとして二十年、戻ってきて沈没寸前のグランドシャトーをたてなおし七十二歳にして現役ホステス。
〔Ⅱ〕真珠はなぜかグランドシャトーにこだわっているようだ。ルーは真珠だけにこだわっておりそのためにグランドシャトー再建もした。
〔Ⅲ〕これはルーと真珠の物語。パワフルなルーと神秘的な真珠。ふたりは自分を曲げず生きる。そのいさぎよさに魅せられ、やがて哀しくもある。産経新聞やったかに連載されてたとき読んでたけどいっぺん通しで読んでみようと。
ここはキャバレーだ。踊りと音楽が -
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鉛中毒の話は知っていて、鉛の入っていないお粉への変遷には元々興味があった。
クラブ化粧品って今も普通に買えるんだな、スゴイ。
明治以降、舶来品がどんどん入ってきて、価値観が急展開していく時代にこのところとても惹かれる。軌道に乗っても、戦争の影響を受けることになるのだけど−
以下、印象的な箇所。真に商才のある人はすごい。
「品物がよくても、売るのは地方の小売店である。彼らが売りやすいように言葉を的確に選んだことで、店の棚に並ぶほかの商品よりも売り出しやすいと感じてもらえるのだ。
(〜いくら同じ商品やからといって、同じ人に同じ状況で売ることはありえない。つまり、同じ商売というのは二度とない。そ -
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ますます仕事に奮起する主人公。
独身で40代に近づくにつれ、管理職を目指すべきか、一人で暮らす母親をどうするかなど年相応の問題に直面します。
顧客に至っては、中学受験に奮闘する家族など、多種多様に登場。社会が変わると共に、顧客の要望も変化していくものだとわかりますね。
上司への憧れの愛や、同居する後輩への愛情、それぞれの家族感やパートナーシップ事情などもあって、なるほどと納得。
社会の変化に対応するには自分自身の考えや行動を変えていかなければならないと、改めて考えさせられました。
どんな人生を送るにしても、どんな仕事内容でも、「仕事」とは稼ぐ以上に大切な事だと改めて実感。
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新書とは思えない軽い文章にちょっと面食らった。あっという間に読めちゃう。
自分のために楽しんでスキンケアするのは別に好きにしたらいいと思うけど、いずれ介護されたりする時に自分を労われないのはよくないから男性もスキンケアをするべきというのは、そうかなぁと疑問に思う。
私にはスキンケアすることに、それほどの力があるとは思えないけど。スキンケアするということを過大評価しすぎている気がする。
唯一地に足ついた感があったのは、出版社の男性社員数名が実際に数週間スキンケアをしてみた感想を書いていたところ。そしてこの本の編集者以外にはさほど響いていなかったところ。効果は実感できるしいくつかの習慣(洗顔フ -
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忘らるる物語
著者
高殿 円
あらすじ
男が女を犯せぬ国があるという。
辺境の王族として生まれ、幸福な結婚をしたばかりの環璃(ワリ)は、突如たったひとりになった。広大な大陸を統べる燦(さん)帝国の次期皇帝を選ぶための籤(くじ)、”皇后星”に選ばれたからだ。一族はすべて皆殺し、産んだばかりの息子を人質に取られ、環璃は候補の王たちと寝るためだけに国々を巡る。絶望の淵に突き落とされた彼女が出会ったのは、触れた男を塵にする力をもつチユギという名の戦士だった……。
女が産み、男が支配する世界を変える「忘れられた物語」とは? 破格のエンタテインメント巨編!
感想
高殿円さんの『トッカン』や『上流階級 -
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レトロ可愛い表紙に惹かれ、自分自身コスメが好きなこともあり、何気なく手に取ってみた一冊。
久しぶりに読み応えのある本だったが、読み終わった後の余韻はちょっと薄め。
ハナと利一、ひたむきに生きるふたりの人生の、交わりとすれ違い。
永山利一。
たとえこの方が化粧品業界を開拓してなかったとしても、化粧という文化が大衆に広まっていくのは時間の問題だったと思うけど。
それでも、先陣切って奮闘してくれたのがこの方で良かったと、コスメ好きとしては染み入る想いになりながらの読書時間でした。
風習の中で自分を抑えながら控えめに生きてきたハナが、意外にも"新しい時代の女"を隠し持ってた -
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ネタバレお仕事小説、時代小説をミックスしたようなお話だった。
NHKの朝ドラにありそうな物語。
利一は会社のために、ハナは人生のために自身の気持ちを鉄の箱に押し込めた。
きっとこの本が伝えたいことの根幹はそこだと思う。
自分の気持ちを素直に出すこと。
確かに働いたり人間関係を保つ上で、自分に蓋をし気持ちを水平に保つことが要されるが、自分の感情や欲望を素直に口に出すことが人間のあるべき姿ではないか。
過度に感情を仕舞い込むことはよくないから、ちゃんと自分を大切にすること。それをこの本から読み取った。
後、個人的に神戸が舞台の小説は初めて読んだので神戸っ子として非常に嬉しかった。
あと大正明治あたりの和洋