【感想・ネタバレ】父と息子のスキンケアのレビュー

あらすじ

なぜ日本がスキンケア後進国に!?
労働者と経営者、昭和世代と令和世代……「潤い格差」の実態に迫る

日本人男性のうち化粧水を使うのはたった2割。おじさんの多くはなぜ「肌を気にすることが恥ずかしい」のか? そしてそんなスキンケア後進国で突然スキンケアに目覚めたアラフィフ男性が一人。夫である。息をするように保湿し脱毛する高校生の息子に影響され、やり方を教わっているのだ。私がいくら言っても聞かなかったのに!? 大手化粧品会社や美容クリニック、社会学の先生、出版社のメンズ社員たちも巻き込み一大リサーチ、広がる「潤い格差」を可視化し解決策を考える令和の美容&家族ルポ!

●目次
巻頭マンガ/いまがわ
プロローグ とある日の洗面所
第1章 なぜおじさんは突然、息子とスキンケアをはじめたのか?
母、スキンケアの基本を説く/「息子といっしょ」という免罪符/スキンケアは人間力の証/ドラッグストアを調査してみた/なぜ新興勢力が弱いのか
第2章 おばさんの魔法のステッキはおじさんのエクスカリバー 見せてくれよ資生堂の力を
洗顔フォーム5割、化粧水2割の衝撃/人気の男性用化粧品は?/「オールインワン」の魅力/大谷効果はおいくら?/若く見られたいけれど、メイクにはまだ抵抗感/コロナ禍によるもうひとつの影響/脱毛のタイパ・コスパ
第3章 おじさんにとっての禁断の花園 そこは美容クリニック
コロナ禍以降の美容トレンド/ゴリクリへ!/「母と娘」と「父と息子」の違い/ヒゲ脱毛で数年かかることも/「まだ一歩を踏み出せない男性」へのアプローチ/マスク文化の影響/「メンタル的情報遮断」とは?/社会構造が作り上げた男性の価値観/我々は同じ船に乗っている
第4章 太古の昔、おじさん”が”アイドルだった 資本主義社会における男性美の変革
なぜ男は着飾らなくなったのか/女でないことを証明し続けることで男になる/お金持ちはなぜ筋トレに走るのか/職場からのアプローチ/育児からのアプローチ/ロールモデルをどう作るか/たかがスキンケア、されどスキンケア/”潤う”というベクトルで人生を評価する
第5章 スキンケア実証実験 おじさんたちはどう変わったのか?
アンケート篇/実験篇
エピローグ そして、父と息子のスキンケアの行方とは
付録 なにをやったらいいかわからん人のためのここからスキンケア

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最近の子は肌が綺麗な人が多いなぁとおもったら、スキンケアへの意識があるとは…?!今からでも遅くない。スキンケアをしっかりしたらいいことずくめだと思う。

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

主婦の視点からご主人が、息子さんを通して、スキンケアに目覚めていくノンフィクション。
 
化粧品メーカーに、男性スキンケアの状況を聞きに行ったり、美容クリニックに男性利用者の聞いたりと内容は面白い。

メンズスキンケアのやり方はほぼ書いてないので、身近な男性に
スキンケアに目覚めるヒントの一冊のような内容でした。合間に冊子の漫画でまとめてあるので、読みやすい。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

若年女性層におけるルッキズムなどもそうだが、中高生の男子における美意識のあり方というものは、世間一般の傾向としてどうなっているのかという点で話題として面白い。
そういった意識の変遷や実情を化粧品メーカー、美容クリニック、社会学者へのインタビューを通じて実地的に捉える形になっていることは筆者の経歴もあってか結実している。
そこから本書の特徴である「父」という点に関して、(就職氷河期などを被った社会的弱者が含まれる)中高年層のケアの観点を導入しているのは、いい意味でも悪い意味でもそう来るのかといった意外性もあるが、過ぎたることもなければ良いことでもあろう。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

これはめちゃくちゃ興味深い1冊でした。これまで自分の肌の状態を気にする、ということをしてこなかったので、書いてあることがあまりにも刺さりすぎて一気読み。アラフォーになって、自分で自分をきちんとケアする、ということを考えてみたいと思いました。

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2025年06月24日

Posted by ブクログ

朝は洗顔フォームを使ったほうがいい…

初めて知りました。
夜だけでいいのかと思ってた。
これを知れただけでも読んだ価値あり。
すぐに習慣を取り入れよう。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

新書とは思えない軽い文章にちょっと面食らった。あっという間に読めちゃう。

自分のために楽しんでスキンケアするのは別に好きにしたらいいと思うけど、いずれ介護されたりする時に自分を労われないのはよくないから男性もスキンケアをするべきというのは、そうかなぁと疑問に思う。
私にはスキンケアすることに、それほどの力があるとは思えないけど。スキンケアするということを過大評価しすぎている気がする。

唯一地に足ついた感があったのは、出版社の男性社員数名が実際に数週間スキンケアをしてみた感想を書いていたところ。そしてこの本の編集者以外にはさほど響いていなかったところ。効果は実感できるしいくつかの習慣(洗顔フォームや化粧水)は定着したけど、パックなどはやらなくなった、みたいなのがすごいリアルだなと思った。普通はそんなもんだよな、と。

あと、著者の8000円の化粧水を夫と息子が内緒で雑に使っていてキレたというエピソードも。そりゃキレるわ。私ならもっと怒り狂う。

全体的あまり賛同できる感じではなかった。
どんどん男性もスキンケアすればいいね!とかは思えないし、していない男性みんながセルフケアできていないというのも疑問が残る。

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

スキンケアは人間力の証という言葉が刺さった。
途中、歴史やらなんやらはふーんで済ませたが、自分をケアする精神が人と関わる上で繋がってくるので、意識したいと思える一冊。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

高殿さんの息子さんとご主人がスキンケアを始めた。
男同士でこそこそと。
無断で高殿さんの高額な化粧水をパタパタしてみたり。
男性美容のあり方とか意義とかの話。
スキンケアする事で男性にも自分を大切にして欲しいとは思うけど、若干抵抗感がなくもない。

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2025年07月31日

Posted by ブクログ

美容に疎い昭和世代のビジネス“おじさん”パーソン必見。著者の自宅で起きている出来事を入口に、日本と世界、労働者と経営者、昭和世代と令和世代の間で広がる「美容格差」の実態が露わになる。化粧品会社や美容外科へのインタビュー中心の構成とユーモア溢れるライトな語り口は読み易く、学びも多い。社会的連帯の鍵がスキンケアにあったとは!

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2025年07月12日

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