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オルガ女学院に転校生・パティがやってきた。パティは大国バローダの第一王女、つまり、本物のプリンセス。転校初日からわがまま放題な彼女は、ヴェロニカから特別室を奪い取り、カーリーを自分の召使いにしてしまう。そんなパティが心に秘めた、切ない恋とは――。シリーズ第二弾。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
おてんばプリンセスを迎えてドタバタする少女たちの学院生活と、世界情勢の行く末を握ろうと暗躍する大人たちの動向とが、複雑に絡み合って同時進行していく。いよいよ学院にも大戦の影が差し、シャーロットもカーリーの正体を知るところとなった。続きがはやく読みたい。
純粋で鈍感なシャーロット、冷静沈着(時々暴走するけど)なカーリー、自由奔放なミチルとヘンリエッタ、天真爛漫なヴェロニカ、と 個性的なキャラクターが楽しませてくれる作品でした。戦争中の話なのにこんなに楽しく読めたのは、この素敵なキャラクター達のおかげかな と。お気に入りの本になりました。
カーリーがシャーロットに、ヒンディー語で愛の言葉を言わせたときの反応がツボ! 作者ばんざい!(笑) ヴェロニカのようなキャラクターが大好き♡ 続き…あるよね?
進化系古典少女小説。と、すればいいのかな。 なんてなんて古典的でなんてなんて懐かしい、寄宿女学院の少女たちのこの描写。まさしくハウス名作劇場w けれどそういう慕わしい名作の芳香を楽しみつつ、下地にあるものは第二次世界大戦直前の世界情勢。うん、古典少女小説にはMI6はいくらなんでも出てこないww その...続きを読む描写がまたわかり易く上手い。 解説金原瑞人氏の一文「ラノベ+古典的少女小説+歴史小説+ミステリ」ヌエかキメラを連想させる。…まったくですwww …あと、カーリーがなんかもうヤンデレになってますニヤニヤします「たまらん……」ですよwwww
象に乗ってオルガ女学院に転入してきたバローダの第一王女・パティ。彼女のわがままが元で学院は大混乱。ルームメイトのカーリーを奪われたシャーロットも落胆する。しかし、パティの秘めた恋を知った時、少女たちは結束する。戦争や時代に抗うために――。近づく大戦。英国とインド、引き裂かれる少女たち。「あなたはこれ...続きを読むからもイギリスのために生きるといい。私も、これからはインドのために生きる」 ああ、ついにこの瞬間が来てしまったかとラストシーンをはらはらしつつ迎えました。何も知らないままでいてくれたらと願いながら、それは無理なことだと分かっていて、それでもシャーロットを守りたかったカーリー。アムリーシュのことを気にしつつ、目の前の駆け落ち作戦に自分の願いも込めて協力するシャーロット。二人の絡みは1巻より少なめですが、なぜか甘いです(笑)パティとエドワードの結末には泣けた。気づいたときのパティを思うと切なすぎる。彼女が幸せな人生を歩めますように。いったいこの後どうなるのぉ!?と悶えつつ3巻を手元に準備万端!
前巻後半で一気にシリアス展開になったけど、二巻はほわほわの女子寮生活…?と思いきや、しっかり濃い物語でした。あらすじとして書いてしまうとありがちだけど、時代や立場による制約・責任と、個人の自由・幸せの間で悩んだ王女様の最後の決断が素晴らしく喝采。切ない恋と青春、という以上の重さがありました。そして悶...続きを読む々とするカーリーかわいい!「牛乳、小魚、たまごが!」に爆笑。後は舞台がWWⅡ前後のインドで世界情勢がかなり入り組んでいるので(精通していなくても読めるように配慮されていますが)、勉強したくなりますね。。
荻原規子の「西の善き魔女」に雰囲気が似ている気がします。 パティがエドワードに別れを告げるシーンは泣けました。「あの学院で過ごした日々は、たしかにパティにとっての最初で最後のホーリーだった。」 カーリーがシャーロットの好みの男性像を聞いたり、背が高くなるように牛乳を飲んでいるのが可愛すぎました。 早...続きを読むく3が読みたいです!
ハチャメチャながらとっても面白いし、第二次対戦前のイギリスとインドの関係などとても要領よく書かれていて、作者の偏見もあるとは思うが、とても勉強になる。 2巻目はまさかのローマの休日で幕を開け、途中からはスパイ物。3巻目は、カーリーの願いが成就されることを祈ってます。
一巻と同じで始終ハラハラドキドキしっぱなしでした。ハッピーエンドが好きですが、時代や状況から、シャーロットとカーリーは離れ離れになっちゃうのかな?異父兄弟だし。続きを楽しみにしてます。
ふう~…。おもしろかったあ…。 第二次世界大戦前のきなくさい世界情勢まっただ中のインドの寄宿舎、「オルガ女学院」での青春の日々、第二弾。 主人公が鈍いのをいいことに、カーリーは自分の欲求に正直ですね!結婚相手はどんな人がいいか聞いたり、ヒンディ語の勉強だとか言ってわからないまま愛の言葉を言わせたり…...続きを読むやりたい放題か!にやにやするわ! さて、しかし今回は学院の転入生、パティがメイン。インドの王国・バローダの第一王女であるパティの「ローマの休日」めいた恋は果たして…というところですが、やー、パティさんカッコよかった。さすが!そうじゃないか、と思ってましたが、切なくも爽快でした。うん、良かった。 そして物語はいよいよ戦争の渦中へ。次は四年後?なのかな?気になるとしか言いようのないところで終わっていて…ええい一体どうなっちゃうんだ!
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