高殿円のレビュー一覧

  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 III

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    333ページ
    720円
    10月31日〜11月4日

    富久丸百貨店の外商員として働く鮫島静緒。美容整形に興味があり静緒に試させる女性資産家、息子の中学受験に巻き込む元CA主婦、「強い」宝石を集めるイラストレーターの訴訟事件。引っ越しを考える静緒に、ヘッドハンティングの話も。同居する桝家との関係も落ち着きを見せる。

    外商員としてやり手になってきた静緒の成長がみられた。桝家との関係も落ち着いてきて、このまま同居を続ければいいのにと思ってしまう。訴訟事件の腹立たしいことや、中学受験の大変さなど、今回の話も楽しませてもらった。ドラマ化すればいいのにと思っていたら、どうやら竹内結子さん主演でされていたら

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    2024年03月25日
  • シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗

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    ネタバレ

    前作『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』でも二人の関係性にクスッとして、ほっこりニヤニヤしたのを今でも覚えています。
    今作はどうなるの?と思いながら、読んでみましたが…
    ・二人の関係性の変化
    ・有名ミステリーをどうこねくりまわしてくるか
    を軽々とクリアしていました…!
    予想外の角度から切り込まれていてワクワクしてときめく。
    おいおい!そうくるのか!面白いじゃないか!と思わず、興奮。
    高殿円さん…とても良いです。
    とはいえ、3巻目まで買う必要ある…?と事件解決後、あと数ページで読み終わる頃になって気になった私。
    ですが、見事に3巻も読まなきゃー!!と思わせる展開がありました。
    いや、もうジョーっ

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    2024年03月20日
  • グランドシャトー

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    矢継ぎ早に繰り出される大阪弁が、耳元でずっと聞こえている。
    京橋という街で存在感を放つキャバレーの、きらめきと喧騒が目に浮かぶ。

    ルーのたくさんの言葉や、行間からさえあふれ出てくるような強い気持ちが熱くて、応援したい気分になりながらぐいぐい読んだ。
    仕事に誇りを持ち、性別による差が社会の中にあると分かりながらもひざを折らないルーの、なんとまぶしいことだろう。
    「にせもんでもいい、あれは光や。あの光の行き着く先はカネで、だけどカネになると不思議とちいとも光らん。――可能性、望みこそが光だ。」

    キャバレーというビジネスの栄枯盛衰が描かれているのも興味深かった。戦後の発展、バブル、不景気。家電の

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    2024年03月01日
  • グランドシャトー

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     作品の主役はエミコさん!だと思って読むととても身近に感じられてスッとこころに入ってきました。出てくる人やもの、建物が実際にあるものが多くて主人公は誰なんやろ〜?なんて思いながら読んだからかもしれません。
     じゃあ真珠はだれ?なんて考えてしまいますね。

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    2024年02月29日
  • コスメの王様

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    ネタバレ

    パラパラ読んだときに花隈の地名が目に入って、学生時代を神戸で過ごしたので懐かしくなって読んでみることに。

    飛行機で自身の会社を宣伝するという大胆な導入場面。利一が興した会社はまさに発展していくその時でそれを見ながらハナはいっそう利一が愛おしくなるのだった 
    この場面が疾走感と希望いっぱいのキラキラ感がすごい 高殿円さんが描写すると眼の前に浮かんでくるよう
    全部読み終わってから思ったけど、この場面は利一と離れることを決めているところなんよね
    ほんまに愛おし!と言いながらもう一生会うことはないって決めている
    自分はこれからどんどん大きくなる利一の邪魔にしかならないから…
    切ない!!

    この本には

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    2024年02月17日
  • シャーリー・ホームズとジョー・ワトソンの醜聞

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    いやぁ、面白かった!
    無知なもんで、実際のイギリス問題も柵中の問題もどこまで同じなのかはわからないけど、それでも「あぁそうなのか。こーゆー意見もわかるな」とも思って感慨深い。
    トンガの復讐したい気持ちがなんとなくわかる。
    イギリスはインドとか植民地にしてた歴史があるもんなぁとか。
    現実に本当にこんなふうに政府やらなんやらが絡んでるのではと訝るほどに面白かった。
    シャーリーがエイレネを放っておけないのも、ジョーの過去が思ってい以上に不穏なにおいがするのもよかった。

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    2024年02月15日
  • グランドシャトー

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    大阪人なら、行ったことはなくとも名前は知っている京橋グランシャトー。ずっと「グランシャトー」やと思っていたのに、えっ、「グランドシャトー」やったん!?と驚きながら読みはじめましたが、実存するのは「グランシャトー」ですよね。

    どこまでがホンマなんですか。史実に基づいた小説を書くのがお得意な著者のこと、グランシャトーもそこで働く人たちにもきっとモデルがいらっしゃいましょう。

    いわゆるお勉強はでけんかったとしても、人生の機微を知る人たちがここにおる。姫路から逃げてきて京橋にたどりつき、中崎町の長屋に居ついたルーと共に、何十年という時を私も過ごしたような気分になりました。

    すべての光景を思い浮か

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    2024年01月14日
  • グランドシャトー

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    よく知ってる京橋や中崎町が出てきて嬉しかった。
    古地図が好きな私は、昔はこんなんやったんやなぁと想像しながら読むのも楽しかった。
    ルーのどぎつい大阪弁も軽快でスカッとするし、なんせ大阪大好きな私には大阪ほんま本大賞バンザイやった!
    大阪人の人情や深さは今も失われずにあると信じたい。
    家族に恵まれなかった2人やけど、真珠ねーさんとルーの関係が心温まり、羨ましくもあった。

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    2023年11月04日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    大好き!!無限シリーズ化希望!!!!!無限に読める。

    ミーハー心をくすぐり、一字一句読みこぼさぬよう必死に読んでいる。

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    2023年10月29日
  • グランドシャトー

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    大阪京橋のグランシャトーにまつわる物語であること、私自身長年大阪に住んでいること、京橋近辺の街並に多少思い入れがあったこともあり、思わず購入。

    昭和も終わりに差しかかっていた子供の時分、大阪環状線の京橋駅を降りたときに感じた強烈なドブの臭い、地面にびっしりへばり付いているガムの吐き捨て跡と、あたり一面に捨てられているタバコの吸殻。こんなに汚い街があるなんて子供ながらに衝撃を受けたことを今だに覚えている。

    大阪の汚い街と言えば西成のイメージがあるかもしれないが、自分の中では京橋こそが大阪で一番汚くてガラの悪い街というイメージだ。

    こんな負のイメージが強い京橋だが、グランシャトーの曲は鮮明に

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    2023年10月27日
  • グランドシャトー

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    この本は書店でタイトルを見た瞬間、大阪人なら買わねば。と作家名も何も確認せずに購入。ある一定年齢以上の関西人なら必ず知っているCM。京橋のレジャービル「グランシャトー」がモデルだとすぐにわかったからだ。
    プロローグを読み始めてすぐに作品世界に吸い込まれ、最後まで読んで、再びプロローグに戻って読み、そのまま二周目を読んでしまうという、非常に奥が深い小説でした。
    もう二度と戻らないゆったりとした時の流れと懐の深い昭和の空気感が文章からあふれてきます。そしてこの本を開くと、一定年齢以上の関西人なら必ず歌える「京橋は♪」で始まるあのCMソングが脳内で再生されます。主人公ルーの執着が悲しく切なく逞しく愛

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    2023年10月23日
  • グランドシャトー

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    小説の舞台である京橋や梅田、中崎町のあたりを知っている人は(昔の姿を知らなくても)、是非読んで欲しい。知らない人も、読んでから、大阪に来て欲しい。
    大阪はどんどん発展してるけど、これまでの歴史に上書きしてる訳じゃなく、重ね塗りされて、昔の姿がうっすら透けて見える場所だと思う。だから、昔の描写でも、不思議と見たことがあるような気分になりました。
    主人公?のルーも、言葉や行動は乱暴なときがあるけど、純粋で、真っ直ぐで、優しくて、私は大好きです。

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    2023年09月28日
  • グランドシャトー

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    プロローグから、テンポの良い大阪弁の丁々発止のやり取りに笑ってしまった。
    物語は大阪京橋にある、言わずと知れた、あのビルがモデル。

    逞しく生き抜いてNo.2にまで上り詰めたホステスのルーと、不動のNo.1ホステスの真珠。
    この手の話にありがちな「女の闘い」は二人の間には無い。
    真珠をどこまでも慕うルーと、ルーを優しく包み込む真珠。
    月70万も稼ぎながら長屋で慎ましく暮らす真珠は、辛い過去を背負っていた。
    真珠の心中は分からない。良く生き抜いたと思う。
    そして、ルーも。

    高殿氏はインタビューで「キャバレー文化を筆で残しておきたいと思った」と語っている。
    哀しくも温かく、夢中で読んで心を揺さぶ

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    2023年08月13日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

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    ネタバレ

    百貨店の外商で働く鮫島静緒の物語。シリーズ4作目。

    いつも楽しく読んでいるシリーズですが、今作が一番ジェットコースターな展開に感じました。
    40代になり、合併した会社の中で迎えた新しい上司や部下との関係、身体の不調、難航する家探し…と次々と困難が降りかかります。
    畳み掛けるようなトラブルに少しずつ弱っていく静緒の姿が辛い。その中で、「まるで懐いた家猫のような」桝家との関係が清涼剤になっています。
    最初のギクシャクしていたのが信じられないくらい、家族のような存在になっていますね。

    散々苦しんだからこそ終盤で静緒が吹っ切るシーンの爽快感がすごく良かった。
    爆弾を落とした形で次回に続いているので

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    2023年08月15日
  • 忘らるる物語

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    世界観は東洋の後宮に近いけれど、読んだ感想としてはSFのような感じ。
    とても面白かった。
    女が女であることをここまで突きつめた作品もないと思う。

    虐げられ、奪われ、無力であることを強要される。
    それでも、それを強いた男の子供を孕んでしか生きられない。

    「なんのために生まれたのかわからないまま死ぬくらいなら、なにかに成ってから死ぬ」

    選択についての考え方や支配についての思想が深い。
    心理学でもあるし歴史書としての面白みもある。

    チユギとワリの関係性が最後まで美しい。
    純粋な心の通じ合いを感じました。

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    2023年06月26日
  • 忘らるる物語

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    ネタバレ

    ファンタジーかしら、などと軽い気持ちで読み始めたら歴史大河エンターテイメントで尚かつジェンダー問題を深く突き詰めて考えさせられる本でした。
    かといって、立ち上がれ女性たちよ、という内容でもなく長きに渡る人類史、カミとヒトと獣のこれまでとこれからとも。

    獣のような男達が一瞬で消え失せる場面に快い胸の高鳴りを感じたのは私だけではないでしょう。
    母となり狂う性と呼ばれる女の身で、子どもの事を我が命よりも守りたいと思う女の多いのには納得。
    ある意味、歴史書としての楽しみ方も出来たし。ゆっくりこの本を読む時間、大切でした。

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    2023年06月10日
  • グランドシャトー

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    綺羅びやかに見えるがこれは女の戦いの話だ。
    歯を食いしばって負けてたまるかと生き抜いた女達の物語だ。
    凄かった、最高だった。

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    2023年06月09日
  • トッカン 徴収ロワイヤル

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    楽しく読めました!またあの2人に会いたいなぁ。税務署の仕事、大変だな。人間対人間のお仕事は大変だ。
    あー楽しかった!

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    2023年04月24日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 II

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    今回もお客様の無理難題に振り回されたり、上司や同僚を振り回したり。
    パワフルな主人公がとっても格好よかった!
    一つ一つの注文事も大変なのに、同時進行でそれをこなしてるとか凄すぎる。
    人との縁を大事にして、努力を惜しまず、さっぱりとした性格。憧れずにおれないよね。
    次巻はどんな難題が待ち受けているのか、それを乗り越える静緒の活躍が楽しみ!

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    2023年04月15日
  • 上流階級 富久丸百貨店外商部 IV

    ネタバレ 購入済み

    4巻を買ったので1巻から一気読み。デパートも外商も大好きなので、すごく好きなシリーズ


    モノを売るのではなく… じゃ何を売るの? という話も極まって、どんどん規模が大きくなる話が楽しい


    今回の目玉は「1億円のバチェラーパーティ(?)」。老若男女がすごく楽しそうなシーンでなぜか涙が…


    そしてシリーズ初の「つづく」? 早く続き読ませて!


    同居人の枡家くんとの関係も気になる。「法律上」で何かいい関係を築ければいいのになぁ

    #感動する #アツい #カッコいい

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    2023年04月15日