高殿円のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
銃姫を読み終わってすぐに読んだので、続いてる歴史ににまにましつつ、大公夫妻の擦れ違いににまにましつつ…あっという間に読み終わってしまいました。今回は確かにマシアスと地下の人のターン。それにしても大公殿下の愛情表現が小学生男子並(笑) なのに妻の情操教育に孤軍奮闘を強いられるようです。とりあえず服を新調したら気付こうぜ!
大公夫妻には頬を緩まされっぱなしですが、歴史の繋がりとか今後の展開とか想像を巡らせるときりがないです。神話も史実も時代によって解釈が異なったりするし…ああ楽しすぎる。
書きためていらっしゃるという短編集の発売がとっても楽しみです。 -
Posted by ブクログ
混色再び!
今回は黒のスピンオフ作品、レオンも参加してのお話。
舞台は表紙絵から想像できるとおり「温泉」がメイン。
ちなみに帯には「今度は温泉で大暴れ!?」とありました。この時点で混迷の度合いが伺えるものである(笑)
前回のまぁぶると違い、同じ場所を舞台としたお話です。
ニホン風という、異国情緒というよりは異界情緒という言葉すら似合う、メニス帝国が凰都ヴィレニスはシラホネ温泉郷
ちなみに、温泉は混浴である。
白の面々は、長期休暇を利用しての新たな馴染みの精霊を探しに、久方ぶりの地上へ。
ジョッシュの家、すなわちタタラ家が所有するヴィレニスの別荘付近の森に、多くの精霊が居るとのウワサ。
そこ -
Posted by ブクログ
評価に迷うシリーズ4作目。
はっきり言ってしまうと、前3冊に比べて文章は圧倒的に読みづらい。しかし、少なくとも本シリーズで、高殿は決して自分の文章に酔うという愚を犯さないため、作者の書きたいことは(多少手間取るが)十分に読み取れる。
近代に入り、戦争が非人間化・脱人間化(非人道化ではない)していく様子を、実に興味深く描き出すその手腕には舌を巻く。決して安易なヒューマニズムに傾くことなく、幼稚な陰謀論に陥ることもなく、国際システムの避けられざる現象としての戦争を、登場人物それぞれの立場から浮き彫りにする様は、まさに見事としか言いようがない。
5巻まで読んだ段階で、間違いなくシリーズの最高傑作。 -
Posted by ブクログ
高殿さんを読むのははじめてだったのだけれど、すごく面白くてファンになりました。特にこのシリーズは良かった。
最近この手のお仕事小説は、やる気はあるけれどからまわりしがちの新人の女性が、(表面的には)厳しい(けれど、実は愛情にあふれた)熱い上司の指導の下、仕事を学びながら人としても成長していく・・という展開が定番になっているんでしょうか。男の子の成長物語にもそれなりにニーズはありそうな気もするのですが、男性も女性も共感する相手は「若い女子」になりがちということなのか。
税金を払わない人には、お金はあるけれど資産や収入を隠して税金を払おうとしない「悪いやつら」と、単純にお金がないのに、消費税のよ -
Posted by ブクログ
ほとんどのコンテンツで1が1番よく 2以降は1を超えない中で
1より面白い珍しいタイプ
マスヤがゲイである事は同棲する為の設定だったのかはわからないが
愛情がない人間と生涯のパートナーとして関係する事ができるかという
意外に面白い部分でもあった
ただ 主人公の 外商異動になるかも・・みたいなのが
物語シリーズの主人公の 女の子にモテるのに自覚がない主人公みたいな嫌味なキャラクター感があってイライラした
それ以外は 不登校の子どもと旅行行くエピソードも好き
語学も堪能でちょっとスパーウーマン過ぎて もうちょっとレベル落として欲しいのが本音