高殿円のレビュー一覧
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ネタバレ最終巻です。
前巻で裏切ったかと思われたリドリスですが、彼には彼の思惑があり、根っこの一番深いところでは兄の役に立とうとしていました。あんな愛情は嫌過ぎますけど・・・。
ルシードの出生の秘密をテジムにばらしたりといったのは全部リドリスがやっていて、それを仲介していたのは、ミゼリコリドっていうのは、全然予想外でした。
もちろん、これまでに散らばっていたジルとメリルローズが似ていた理由とか、グリフォンがいったい何者だったか、ゾルタークがどうなっていたかとかっていうのは、回収されていて、巻末にある家系図は役にたちました。世間は広いようで、結構狭かったのねって感じです。
これまでしばらく別行動を -
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ネタバレ8巻目。
オビに「ジルに伝えてくれ。今夜は、そちらに泊まると」とあったので、かなり期待してました。
ジルとルシードがなかなか自分の気持ちに気付かないのに業を煮やしたナンセ公爵夫妻とリドリス、またリュリュカがいろいろ骨を折ってくれたおかげもありますが、8巻目にしてやっと、ジルとルシードがお互いに気持ちを伝えあうことができました。
邪魔さえ入らなければ、本当の夫婦になれたところだったのに、おしい!
今回ルシードはめっちゃかっこいいです。
竜騎士団長達に、ジルを愛していると告白したところとか、ジル語をちゃんと翻訳して、ジルの欲しい言葉をかけたり、帰って来たらジル本人との婚礼をやりたいと言ったり、 -
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ネタバレ5巻目。
前巻に引き続き、大賭博祭の最中、ナンセの領主を誰にするかで、オズマニアのオース王子とジルの駆け引きが続きます。
ナンセをオズマニアに取られたくないルシードとジル、貧乏生活から抜け出したい死んだ公爵の隠し孫のサラミスと幼なじみのグレイスニー、自分の家族を殺したオズマニア王と王子を憎んでいるオズマニア王女のケティクーク。それぞれの思惑ががっちり一致し、オースの陰謀を見事に阻止したのは、あっぱれです。
グレイスニーがサラミスのふりしてトーナメントで優勝したことで、万事OKとなるかと思っていたら、入れ替わりがばれたり、ジルが最終的に作っていた既成事実で救われたりと予想外の展開でしたが、納 -
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離ればなれのジルとルシードは、それぞれの得意分野で頑張ってます。でも、時折あの夜のことを思い出すところに萌えてしまいます~。
物語は、ジル達3姉妹の出生秘密が明らかになり始め、まさかの展開にこれからも目が離せないです。行方不明だったマシアスもパワーアップして合流しますし、彼がジル達に昔から関わっていたことも明らかになり、本当にクライマックスに入ってきたんだな~という感じ。
今回、一番かわいそうだったのはメッキ王とその息子。いやぁ・・・こてんぱんですね。でも「私のルシードを見くびるからです。ざまあみなさい!」って、ジルかっこよすぎです。はやく二人の時間を取り戻せるよう応援したくなりました。 -
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本人達もがんばりましたが、周囲の人達はもっとがんばりました。そっか、山盛りかぁ…。
冒頭いきなりセティとオーシーの謀略から始まって、一転して仮面夫婦女子組のコイバナ…この落差にいきなりドキュンとやられ、あとはもう本当…みんなががんばってくれました。元々トイレ大公もジルはやればできる子ですものね! さすがオリエのおじいちゃん。本当によかった…! と、思いきや次から別居編がスタートですか…ううっ焦れ焦れする。命懸けの婚約者ご機嫌伺いとか、“回収”しにきたとか、双子の妹が誘拐とか、ロレアンが描いたならジルじゃね?とか、ジルの出生とか…色々想像してにやにやさせて頂きました。
あと、今回騎士団長4 -
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ようやく明咲さんのキラキラなジル&ルシードにも慣れてきたと思ってましたが、この表紙にはちょっとびっくしりました。ピ、ピンクすぎる…!
短編5つの詰め合わせにシリーズガイド、そしてドラマCD付き。やっぱりお誕生日の話が一番好きです。ルシード、言ってしまえばいいのに! きっと今のジルに言っても半分もうまく伝わらないんだから(ひどい!)
7月に早速次巻の発売予定が出ていて、高殿先生の体調が心配です…。確か7月には白ポリもダンポリと一緒に発売予定が出ていたような? 春先までに書きためていた分でしょうか。しかしプリハは自覚祭りとの風の噂を聞いてドキワク発売お待ちしております。 -
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読んだ感想。高殿さんってやっぱり“おかあさん”なんだなぁ、と…。読み終わってから10巻11巻の口絵カラーを繋げてみるとこう、胸にこみ上げるものがあります。
主要キャラがそれぞれ落ち着いて(?)、どうやらバッドエンドではなかったようだとホッとするも、よくよく考えるとやっぱり人死に半端ない(笑) どのキャラも人間らしくて、自分と似たところを見つけては共感してしまうから憎めなくて…。歴史の流れを考えると、神話と史実の中間ぐらいの雰囲気なのに、科学がすごく進歩していて、これがどうやってパルメニアシリーズに繋がるのか当初は首を傾げてましたが、なるほどそうなるのですか。
…それにしてもエル姉の粘り勝 -
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銃姫を読み終わってすぐに読んだので、続いてる歴史ににまにましつつ、大公夫妻の擦れ違いににまにましつつ…あっという間に読み終わってしまいました。今回は確かにマシアスと地下の人のターン。それにしても大公殿下の愛情表現が小学生男子並(笑) なのに妻の情操教育に孤軍奮闘を強いられるようです。とりあえず服を新調したら気付こうぜ!
大公夫妻には頬を緩まされっぱなしですが、歴史の繋がりとか今後の展開とか想像を巡らせるときりがないです。神話も史実も時代によって解釈が異なったりするし…ああ楽しすぎる。
書きためていらっしゃるという短編集の発売がとっても楽しみです。