あらすじ
仮面夫婦の活躍を描く人気シリーズ第5弾!
身分を隠すための仮装をして楽しむ、10年に1度の賭博祭の最中、アジェンセン公国領内にあるナンセ領で領主の継承問題が起こった。そこに隣国の若き王子がつけ込んできた。ジルとルシードの仮面夫婦の対処法とは!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
5巻目。
前巻に引き続き、大賭博祭の最中、ナンセの領主を誰にするかで、オズマニアのオース王子とジルの駆け引きが続きます。
ナンセをオズマニアに取られたくないルシードとジル、貧乏生活から抜け出したい死んだ公爵の隠し孫のサラミスと幼なじみのグレイスニー、自分の家族を殺したオズマニア王と王子を憎んでいるオズマニア王女のケティクーク。それぞれの思惑ががっちり一致し、オースの陰謀を見事に阻止したのは、あっぱれです。
グレイスニーがサラミスのふりしてトーナメントで優勝したことで、万事OKとなるかと思っていたら、入れ替わりがばれたり、ジルが最終的に作っていた既成事実で救われたりと予想外の展開でしたが、納得です。
ジルは妹ヒースがルシードの相棒だったのに気付きましたが、ヒースの方はどうだったんでしょう。姿が変わってなければ、メリルローズがジルにそっくりだってことに気付いて驚きそうですが、そんな描写はなかったですね。残念。
ルシードがトーナメントに出ていたのが、自分のためだったことを知ったジルですが、かなりの鈍感さんです。ルシードはすでにジルを好きになってるようですが、ジルが鈍感なことで、仲は遅々として進まないですね。あの流れで「管理」という言葉が出てくるのはどうなんでしょ。ルシードでなくても、おい!ってなりました。
最後になんかジルが人でない感じの描写があるんですけど、じゃあ、ジルってなんなの?って感じです。気になる描写で終わられるとスッキリしませんね。次巻で出てくるのかな?
それにしても、この巻の挿絵って、話と関係ないところに出て来てたりして、ちぐはぐでした。特に最初の挿絵は、入れるところが絶対違います。こういうのはやめてほしいなあ。
Posted by ブクログ
5巻まで既読<1〜5>はー面白かった。プロローグと核心に迫った時と2度、副題の意味を知った時は震えた。やっぱりこの作品は起承転結の結の部分が一番面白い!次回はまた伏線を張る序の部分なら読まずにもう一冊出るまで待とうかな。待てるなら。しかし内容は素晴らしかった!二人はそろそろ仮面夫婦の仮面を外してもいいのではと思うんだけどもう一つの仮面夫婦がジル達が仮面夫婦だと気付くのは数年後ってあるからにはこのままずっと仮面夫婦なんだろうな。ページ数は多いのにそうは感じさせない勢いで止まらなかったんだけど最後の羽虫の件が不安になる。
Posted by ブクログ
前巻から続くナンセの後継問題。ジルのライバル、オース王子は子供ながら手強い。ジルが負けてる…。活躍したのが意外にもルシードでした^^ ここのところ彼の成長には目を見張るものがありますね。やっぱり“守りたいもの”が出来ると違うのでしょうか。折角いい雰囲気になってきた二人ですが、ジルの天然発言 “管理”“監視”のあとに 「わたしをもっと可愛がりなさい!」にはびっくり(笑) なかなか言えないセリフですよ^^
ナンセの問題が片付いても、まだまだピンチは続きそうな気配。早く続きが読みたい!
Posted by ブクログ
途中でタイトルの意味がわかってふおおっとなりました。
今回はお祭りだったり、トーナメントだったりととにかくわくわくして、本当に面白かった。策略の攻防はすごかったし、ルシードがかっこよくみえたし。色んなキャラがいて楽しかった。
Posted by ブクログ
オズマニアの雹王子ことオースとの息詰まるような権謀術数を巡らせたやりとり。
でも、やっぱり王道が一番強かった。
バカっぽかったルシードがどんどんかっこ良くなっていく。
あっと言うようなどんでん返しもあり、読者を最後まで飽きさせないストーリー展開だった。
不吉な伏線もあり、次巻以降の展開が楽しみ。