あらすじ
愛妾が王宮に!? 恋と野望の王宮ロマン
ルシードが北に遠征中に、ロ・アンジェリー城の正妻ジルのもとへ、愛妾が花嫁行列をなして乗り込んできた!? そして愛妾の本当の目的を知るとき、ジルとルシードは…!? マシアスの意外な過去も明かされる!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
な、なにこのやきもきする展開!と叫びたくなるほどの、ジルとルシードのすれ違い。それ以外にも不穏な動きが多く見られ、今後どうなっていくのか楽しみです。
あと、ルシードの愚痴が地味に面白い。くすりと笑ってしまいます。
この巻は、すごくいいところで終わってしまったので、続きが気になって気になって眠れそうにない……。寝る前に読むんじゃなかった。しかし、こうやって焦らされるのも、読書の醍醐味ですね。面白かった!
Posted by ブクログ
サスペンスの前編。「乙女の涙は最強の武器」が後編。
ミステリとしては卑怯ですが、サスペンスは健在。
オルプリーヌは強敵。(シリーズ後半になっても生き残ってます)
Posted by ブクログ
前巻で、ジルが開いたルシードの愛妾候補選考会で、ジルが選んだ伯爵令嬢オルプリーヌが、ルシードの不在の間に、花嫁行列を作って、城にやってきました。
こういう清楚なふりして、計算高い女の子っていますよね。
勝手に愛妾としてやってきたオルプリーヌに、ジル付の女官たちが反発するのも分かる気がします。
遠征で大勝利をおさめて意気揚々と帰ってきたルシードの驚愕ぶりが面白いです。確かにルシードとしては、前巻でうやむやになったと思っていたことでしょう。それが突然愛妾候補としてやってきて、例の如くトイレに逃げ回ってましたけど、ルシードの優しさが裏目に。
オルプリーヌに騙されて、本当の愛妾にしてしまいました。。。
でも、それを知ったジルの態度からは嫉妬が出てましたね。自分から愛妾を招いたことなのに、ルシードが愛妾から逃げ回っていることを知って安心したり、本当に愛妾にしてしまったことにはいらついたり。本当はルシードのことが好きだと思いますが、ルシードはジルをとおしてメリルローズを見ていると思っているから、なかなか仲は進展しなさそうです。
そんな愛妾問題で揺れる中、実はオルプリーヌもジルと同様に本物と入れ替わっていると分かります。ルシードの危機を知らせる偽の連絡を信じてしまい、オルプリーヌに捕まってしまったジル。
途中で終わっちゃったんで、続きが気になります。