あらすじ
かつて神は人間たちの愚かさに怒り、彼らから魔法の力を奪ってしまった。ところが、人は魔法を弾丸に封じ込め銃器で操ることを思いつき、ふたたび「力」を手に入れることに成功する。世界は殺伐とした戦争の時代へ突入した。少年セドリックは、姉のエルウィング、テロリストの少女アンブローシアと共に世界の命運を分けると言われる銃「銃姫」を探して旅に出る。銃姫の引き金をひくものはいったい誰なのか。そして、銃姫の秘密とは。
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Posted by ブクログ
「心よ届け、弾丸のように!」
帯にも使われるこのセリフが、とても好きだ。唯一言語を操ることができ、話し合いでの解決が望める生き物に生まれたのに、なぜそれを行使しないのか。セドリックはただただそれを訴えてくるように、私には思えてならない。
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登場人物の科白が心に刺さります。
先の読めない展開に、多くの伏線。
巻が進むにつれ、どんどん続きが読みたくなる麻薬のような作品。
まずはここから。
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タイトルと絵から入りましたが面白い。
セドリックは、アンは、この先どうなってしまうのかハラハラしてしまいます。
一つ一つ謎が明かされる度に、渦中にいるセドリックがどう進んでいくのか楽しみです。
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面白いですよ、これも。
特に世界観が好き。
魔法銃とか魔法弾、かっこいいとは思いませんか?
一巻だけ読んでまだ続き読んでないので、これから買っていこうかな。
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苦手なキャラとかいるんです。でも読み進めてけば気にならなくなるので好きです。不覚にも泣いてしまう巻もあるので、苦手でも読み進めればはまりますきっと。
Posted by ブクログ
正直絵買いでしたが、思わぬひろい物になりました。アンとセドリックとエルウィングがどんな旅をして、それぞれの運命に立ち向かっていくか、楽しみです。
Posted by ブクログ
この方は、角川ビーンズ文庫などで活躍している方なので、もしかしたら自分と趣味嗜好がまったく合わないタイプなのではと思い、ぎりぎりまで回避予定だったのですが、思わず買ってしまいました。
読んでみて、これは自分的に久しぶりの大当たりではないかと思ったわけです。
巨乳シスターの事か!? 貧乳小娘のことか!?
いやいや、舞台設定とか、時代背景がですけど・・・。
神の怒りに触れ、魔法の使えなくなった人間は魔法を弾丸に詰め込んで操る事を思いつき、ふたたび「力」を手にいっると言う舞台設定。
これって、魔弾丸か!?とか、「ダイの大冒険」かよって思うような、でまあ、ルールが結構細かく説明されていたりして、個人的にこの辺はどうでもいいようなところです。
正直、魔法の銃をガンガン撃ち合うガンアクションだったら、地雷でしたね。
父を殺された復讐とか、祖国を滅ぼされた人々が国を再興する為に、テロリストとなったりといった、人間ドラマが実に良く表現されている。
強大な力を持っているがゆえに悩む主人公とか、あんまり書くとネタバレしそうなのですが、そういう葛藤が、ぐっと来る作品でしたね。
個人的に気に入ったフレーズは、「心よ届け。弾丸のように!」ってところかな?
シリーズ物で、一応3巻まで発売が決定しているようですが、久しぶりに楽しみな作品です。
いや、毒電波シスターがお気に入り・・・。
Posted by ブクログ
意外と重たい話だった。
スラファト飛翔国に祖国を滅ぼされたアンブローシア。
彼女はテロリストとなって、祖国復興をもくろんでいるが。
人を殺すことでしか人を救えないと思い込んでいる彼女だが、心の奥底ではそうではない方法もあるはずと願っている。
しかし、現実はあまりにも非情であった。
そして、さらに訳ありっぽいエルウィングとセドリックの姉弟。
セドリックの秘められた過去が気になる。
Posted by ブクログ
〈1〉Gun Princess The Majesty
〈2〉The Lead In My Heart
〈3〉Two and is One
〈4〉Nothing or All Return
〈5〉The Soldier’s Sabbath
〈6〉The Lady Canary
〈7〉No more Rain
〈8〉No Other Way to Live
(9)It is Not to be "Now"
(10)Little Recurring circle
(11)The strongest word in the world
Posted by ブクログ
銃+魔法のファンタジー小説。
展開はスピーディーでスムースに読み進められ、情景を思い浮かべ易い文章で書かれているので、好印象のシリーズ。
また、適度な量の伏線が張られており、次巻への興味も喚起される。
ただし、この一冊での満足度を考えたときは、少し物足りないと言わざるを得ない。
良くも悪くも長編シリーズの導入編。