壁井ユカコのレビュー一覧

  • 空への助走 福蜂工業高校運動部

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    青春青春青春!って感じで眩しかった。特に『空への助走』はおばさんでも胸がキュンキュンしてしまった。福井の言葉は、アニメ『2.43』を見たおかげですんなり入ってきた。

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    2023年07月11日
  • イチゴミルク ビターデイズ

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    ネタバレ

    流されやすく押しに弱い性格をしているOLの、24歳の東京の生活と、17歳の地元で高校生代を交互に描いているお話。

    高校時代から付き合っては別れてを繰り返す浮気癖持ちな都丸と、魔性の魅力を持ってつまらない日常を破壊する鞠子が彼女を翻弄する。

    都丸がお金を無心しにきたり、鞠子が突然押しかけてきて居候を始めて虚言癖で主人公の生活をかき乱す。しかし、その波乱は小説の主人公らしくない主人公の平穏で退屈でただ過ぎ去っていくだけの庶務課OL生活にほんのささやかな華を添えることになり、彼女はうんざりした顔をしつつも満更でもない様子。

    中盤でもうひと盛り上がりあればよかったのかもしれないけれど、さくっとま

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    2022年11月20日
  • サマーサイダー

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    とにかくジャケ買い。青春ものかなと予想しながら読み進め、確かに3人の青春の痛みがあった。夏に読みたくなる小説があるけれど、本作もある意味思い出すことになった。どう着地するのか期待しながら読み思いもよらぬ展開で少し唖然とした。
    虫が苦手な方は読み進めることができないんじゃないかな、、。

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    2022年10月30日
  • 2.43清陰高校男子バレー部 1

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    青春まんが。ちょっと読みづらいけど、おもしろかった。でも、小田先輩がどうしてもおいでやす小田で出てきてしまってどうにも…。

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    2022年05月15日
  • サマーサイダー

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    夏の終わりにぴったりのタイトルかなと手にする。
    何回かの夏に絡み合うトラブルと幼馴染み達。季節感を感じる文章でした。
    壁井さんの描く少年達はどの作品でも愛情を感じます。

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    2021年09月01日
  • 14歳限定症候群

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    清陰高校男子バレー部からの、作者読み。
    私は地方の田舎の昭和の女子中学生だったので、この作品の14歳の早熟とか無謀などの混沌をどこまで了解するかというと、世代のギャップが埋まらないかなあ。

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    2021年05月31日
  • 2.43清陰高校男子バレー部 2

    購入済み

    動き出した

    チームとしてこれからやっと始まる感じ。ここまでがプロローグかなと。バレーボールの話としては少し我慢、少年たちの青春物語としては少年期の危うさを感じてハラハラしてしまうそんな話でした。次巻への期待が高まりました。

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    2020年11月27日
  • カスタム・チャイルド -罪と罰-

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    ネタバレ

    遺伝子操作されていない=正義かと思っていたけど、…皮肉にも偏った両親の信仰心によって果たしてどっちもどっち…となったのは上手い構成。

    所々ラノベっぽいのが残念。殴り合いとか…から始まる肝心の男二人のなれそめが浅すぎる泣。中盤からの展開は良かったのに…清田がもっと魅力的だったら最高なのになぁ。春野はうざいところが面白いみたいだけど。
    最後、春野は保護者のちかさんと将来的に男女として…と示唆しているけれどなんかすごく違和感。不純物が混ざってしまった感じ。

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    2020年10月17日
  • サマーサイダー

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    ネタバレ

    表紙と挿絵を市川春子が描いている、というだけで興味を持って読んだ本です。

    表紙やタイトルからは全く読み取れませんが、虫がキーになる話ですので、虫が苦手な方は慎重に読んだ方がいいと思います。
    主人公が悪夢にうなされるところや3人で車に乗って山に向かったところなどはけっこう気持ち悪く感じました。

    創作物を別の創作物に例えるのは良くないと思いつつも言ってしまうと、読み進めるにつれ乙一の「夏と花火とわたしの死体」のようだと感じました。
    こちらはそこに仄かな恋愛要素とSF(?)の要素が混じっているのですが。
    日常(田舎の子どもの暮らし)のリアルな描写と一連の蝉に関する非現実的な描写が調和しているとは

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    2020年08月28日
  • カスタム・チャイルド

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    遺伝子操作が自在におこなわれるようになった世界の物語です。

    大学生の三嶋行祐(みしま・ゆきひろ)の部屋に、一人の少女が居候を始めます。彼女は、「ダーウィンズ・ヒル」グループのトップである総領家の娘・総領マドカのクローンC4でした。

    オリジナルの総領マドカが難病に倒れたため、C4の身体が利用される時が迫っていたある日のこと、C4は総領家からの脱走を試み、行祐のもとにたどり着きました。

    こうして、行祐とマドカの共同生活がはじまりますが、C4の行方を追う総領家の手が彼らに迫ります。行祐の知り合いでスラムで生活しているセイドウとメッキが、金一封欲しさにマドカの身柄を取り押さえ、行祐は総領家の長男

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    2019年12月14日
  • キーリIX 死者たちは荒野に永眠る(下)

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    シリーズ最終巻。

    ヨアヒムが力尽き、さらにベアトリクスも命を落とします。ハーヴェイは、ラボに利用され人を襲うだけの存在となったユドを止めるため、傷だらけの身体を引きずって最後の戦いに挑みます。

    キーリは、これまでかかわってきたさまざまな人びとの思いに触れ、最後はベアトリクスに見送られて、少年のハーヴェイとともに「砂の海」の終着駅へと旅立ちます。

    ユドの活動を静止させたハーヴェイは、キーリ、兵長とともに、大陸の北部、山脈のなかにある、遺跡にたどり着きます。そこでは、80年前の戦争から逃れてきた人びとが、下界との関係を断ってひっそりと暮らしていました。キーリはそこで、寿命を終えた兵長のラジオ

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    2019年03月24日
  • キーリVI はじまりの白日の庭(下) 【電子特別版】

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    前巻の続きのストーリーです。

    意識が身体から離れたキーリは、まだ不死人になる前の、少年だったハーヴェイ(エイフラム)とヨアヒムたちの姿を目にします。少年たちとの交流のなかで、キーリはハーヴェイの記憶から消え去ってしまった、彼の過去に触れることになります。

    そして、キーリはハーヴェイに、無事に元の身体に戻れたら、一つの約束をきいてほしいといいます。

    この物語のテンポには慣れていたつもりだったのですが、すこし全体の構成が緩すぎるように感じました。パークで人形たちに襲われるシーンなど、もう少し緊迫感がほしかったように思います。

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    2019年03月20日
  • キーリIII 惑星へ往く囚人たち

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    「砂の海」をわたったキーリたちは、炭鉱の町での生活をはじめます。キーリは、「バズ&スーズィーズ・カフェ」でアルバイトし、ハーヴェイはこの町で情報屋をしている旧知の不死人ベアトリクスのもとを訪れます。

    ベアトリクスは、ハーヴェイやヨアヒムら不死人を率いていたユドという男のゆくえにかんする情報を手に入れます。それは、ユドらしい不死人が12年前に捕らえられ、首都に連行されたというものでした。その一方でベアトリクスは、不死人であるハーヴェイにキーリの人生を巻き込むことは、彼女を不幸にすると告げます。

    そんななかハーヴェイは、首都にある教会の研究施設(ラボ)で不死人たちをあつかっていたという片眼鏡(

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    2019年03月17日
  • サマーサイダー

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    浜松町、談にて一押しの本だったので購入。
    前半と後半で雰囲気が大きく変わっていく。
    だんだん暗くなる視野狭窄とは逆に徐々に明るさを増す真夏のコントラストが際立つ。

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    2018年11月25日
  • カスタム・チャイルド -罪と罰-

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    近年では、あなた好みのカスタムで子どもを生み出せる。肌も髪も瞳も、造作だけでなくて性質も才能も、全部。気に入らなければ返品も可能。そんな日本の高校生男女3人が、歪んでたり歪ませたり歪まないようにしたりするSFちっくな青春ファンタジー。
    途中でBUMP OF CHICKENのアルエを思い出した。みんなの心に彼女はいるのだな、という気持ち。この世界に果たして未来はあるのだろうか。
    前作の無印もかつて読んだ記憶があるので、再読したい。

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    2018年10月20日
  • 鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(1)

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    うーん。
    可もなく不可もなく、といった印象。
    これから面白くなるのかな?
    1巻だけでは面白さがよく分からなかった。

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    2017年09月09日
  • サマーサイダー

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    幼馴染3人のひと夏の物語。タイトルや表紙から、爽やか青春ものというイメージで読み始めたが、ホラーやミステリーの要素もあり、青春のなかに仄暗さや恐怖などといったものが漂っていた。読んでいてゾワっとするところも多々。不器用な少年少女たちの抱える、苦しさや切なさがとてもよく描かれている。「ひとつひとつの個体の存在意義。そんなことを考えるのは人間くらいのものだ」。生まれた瞬間から目的地が決まっているのと、生きながら目的地を探すのとでは、自分にとっての幸せはどちらなんだろうかと考えてしまった。

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    2017年06月02日
  • 2.43清陰高校男子バレー部 1

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    バレー青春物語。 おお振りとかハイキューの小説版て感じ、、、 読むのに時間がかかってしまった。 高校生がバレーやってます! て感じ。

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    2016年10月16日
  • サマーサイダー

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    基本がキャラ読みなので笑
    ちょっと読み進め遅くなってしまいましたが、前半と後半で話の雰囲気が異なっていて面白かったです!

    でも描写がグロテスクなんだけど、リアルさもあって怖い(;゜゜)

    でも学生の儚げで危うい感じが表現されててすごいと思いました。


    グロテスクさがなければ、他の作品も読みたいなぁー

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    2016年06月17日
  • 2.43清陰高校男子バレー部 1

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    その壁を超えろ。

    爽やかなスポーツ小説でした。「物語はここから始まる!」ですが、次も読みたいと思いました。

    灰島公誓は、バレーに人一倍熱心で、また才能もあり、努力もしていた。しかし、バレー部のチームメイトが自殺未遂を起こし、中学を転校。東京から福井へやってくる。その中学では幼い頃の友人だった黒羽祐仁が、男子バレー部に所属していた。灰島の変わりように戸惑う黒羽は、彼の情熱に惹かれて、だんだん自分もバレーに熱心になる。しかし、灰島の圧倒的な才能からすれ違いが生まれ……というのが、第一話。

    第二話は灰島も黒羽も全然出てこなくて、最初どうつながるのかと驚いたが、そこは彼らが進学した高校の話。語り

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    2016年05月11日