あらすじ
この惑星に奇跡の力を持った誰かがいるのなら、願わくはどうか、もう少しだけ彼女と一緒に……。キーリとハーヴェイ、そして彼らを取り巻くすべての人々がたどり着いた “終わり” と “始まり” とは!? 第9回 電撃小説大賞<大賞> を受賞した人気シリーズ、堂々完結!
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Posted by ブクログ
ライトノベルだと思って舐めていた自分が恥ずかしいです。。
読み出したらその世界にすっかり夢中になってしまいました。
「人生くたびれた男が生きる意味を取り戻す」姿が心に響きました。
どのキャラクターも魅力たっぷりで大好きです。
見たことの無い荒野の惑星を大好きになってしまいました。
Posted by ブクログ
ファンタジーのライトノベル。
普段こういうものは読まないけど、友達に貸してもらった。
現実離れした設定だけど、読めば読むほどだんだん色んな辻褄が合っていくのが奥深い!
9巻あったけど、最後の方は続きが気になって2〜3日で読み進めてた。
キーリとハーヴェイのやりとりが可愛くて面白い。
個人的にはベアトリクスが好きだったな。
Posted by ブクログ
読み終わったあと、すごく頑張れる気がする本だと思います。どの話も好きだけれど、読み続けてのラストだから彼らの旅の終着がとても幸せだと思えてしまう。だからこの話が一番好きです。
涙がとまりませんでした。
Posted by ブクログ
途中何度も離れたり死にかけたりして、多くの犠牲や痛みがあっても、それでも一緒にいたいというキーリの願いがすごく伝わってきました。
不死人なんてしがらみもなにもなく、ただふたり一緒に平和に過ごしたい。それだけのことが中々叶わないところが切なくもあり、キーリという話の結末だとおもいます
Posted by ブクログ
泣いた。切ない。でも、キーリとハーヴェイが幸せならこれはこれでハッピーエンドなんだろうなあ。優しい気持ちにしてくれた惑星の物語に感謝してます。
Posted by ブクログ
この本がきっかけで廃墟が好きになりました。自分としては幸せに終わってほしいと思っていましたが、これも一つの幸せなのかな、と。
読み終わった今でもハーヴェイとキーリの辿ってきた道筋が浮かんできます。
Posted by ブクログ
途中途中は、「うーん、微妙・・・」という所もあったのですが、この最終巻で☆5つです。
「こういう結末にしたか・・・、やるなぁ」という感じです。
途中で辞めずに最後まで読んで良かった(^ v ^)
Posted by ブクログ
6巻まで既読<全09巻>7巻の表紙内側の荒筋読んで吐いた。泣いてそっからもう投げた。逃げた。6巻のキスのくだりと過去編を読めただけで十分満足。 7〜8巻とそのまま荒筋だけ読んで最終巻は最後の部分だけ読んだ。キーリに感情移入しすぎていた自分には7巻の「もう何もいらないからこのままでいたい」まさにそれで苦しくて、続き本編読む事がもう無理だった。6巻まででさえ毎回毎回ボロボロになっていくハーヴェイが痛々しくて苦しくて読みながら非常に辛かったというのに。1巻で終わっとけばなあ。エンドロールも今でこそ良い作品だったと思い出せるけど、そういえば読んでる最中は苦しくて苦しくて仕方がなかったんだった。そういう作家なのだ、この著者は。エンドロールもキーリも結末の結果が男女が逆だったらまだ苦しみも少なかったかもしれない。間を空けて、こののめり込み具合が緩和されて再読できるようならいつかしたい。
Posted by ブクログ
最終巻。
号泣の、最終巻です。
1度目のときはすっごく感情を入れまくって読んでいたので最後読み終わったとき立ち直れなかったですね。
ずるずる彼らのことを考えて引きずってしまいました。一週間程((長い。
彼らはあの後どうなるのか。どうなったのか。
すごく考えまくって泣きまくってしまいました。
でも、
これは、
ハッピーエンドです。
少女と不死人はそれでも幸せになった。
弟と姉はそれでも幸せだった。
だから、だから、
ハッピーエンドなんです。
めちゃ泣けました。
ほんと。言葉じゃ表せないほど良かったんです。
今も、思い出すだけで胸がつまります。
今、わたしに思えることは、ただ、彼らに幸せを。
この本に出合えてよかったです。
あの惑星に生きる彼らに出会えてよかったです。
ありがとう。
Thanks to T.T.
Thanks to T.M.
Posted by ブクログ
――もう少し、もう少しだけ、こっち側にいてもいいかな。もう少しだけキーリと一緒にいてもいいかな……。遠からず自分も自分に決着をつけるときが来る。終わりを迎えるときが来る。でも……。もしも誰かが、この惑星に何かの奇跡の力を持った誰かがいるのなら。願わくはどうか、もう少しだけ彼女と一緒に……。
キーリとハーヴェイ、ラジオの兵長、ベアトリクス、ユリウス、彼らと彼らを取り巻く全ての人々が、辿り着いた“終わり”と“始まり”とは――。
Posted by ブクログ
あーもう。最高にツボでした。途中から泣きっぱなしです。ハーヴェイ・キーリ・兵長にはもっともっと欲張りになって欲しかった。もっと幸せになって欲しかった。でもきっとこれが神様のいない現実なのだなぁと無理やり納得するしかないようで。面白いとかつまらないとかそういうことより、ただ切ない。そんなお話でした。1巻から長かったけど、まさかこんなラストが待ってるとは。まぁ、途中からかなりぼろぼろだったけど。はぁ〜切ない。文句なく★5でいいでしょう。
Posted by ブクログ
9巻って長いな〜と思っていましたが読み終わってみるとあっという間でした。
すごく悲しかったけど(ベアトリクスの事とか)なんだかあったかい気持ちにもなりました。
ハーヴェイがキーリに最後に言った言葉や「もう少しこっちで生きたい、傍にいたい」という
ハーヴェイの姿がとても印象的で胸がいっぱいで涙がでそうになりました。
最後ああいう風になってしまってちょっと複雑だったけれどあそこで終わっているから
「もしかしたら・・・」と希望を持てるのかもしれません。
こんな読後感を味わうのはすごく久しぶりです。
本当に壁井ユカコさんには感謝です。
また読みたくなるそんな話。おすすめです!!!!
Posted by ブクログ
ずーっとこのシリーズを追いかけてきた本当に良かったという終わり方でもあり、もっと幸せになっても良かったんじゃないかなぁって思って切なくなって悲しくなって、でもやっぱりすごく愛しい気持ちになりました。本当にキーリ、大好きです。壁井さんはすごいなぁって思います。大好きな小説家さんです。
Posted by ブクログ
最終巻。昨日の勢いで今日、読み終えてしまいました。
正直なところ、今でも自分の中では一巻が一番好きなのですが、しかしやっぱり、こうやって完結を迎えると感慨深いモノがあるわけで。キーリも、ハーヴェイも、兵長も、本当にお疲れ様。純粋に、そう言いたいです。一巻を読み終えた時ほどの衝撃はないけれど、自分はこの物語このキャラたちに出会えて本当に良かったと、心の底からそう思えました。
以下ネタバレを含む感想。
兵長が逝った時は流石に泣くかと思いましたが、泣きませんでした。こう言う時、自分の涙腺の堅さを呪います。
兵長もハーヴェイも徐々に反応が散漫になっていって壊れていくような感覚がもういたたまれないというか見ていられないというか。それでも必死になって足掻いて足掻いて足掻いて。どうしようもなく不器用な生き方しかできない彼女らが、それでもとても切なくて愛おしくて。あの姿を見て込み上げる何かを感じずには居られませんでした。
別に良作でも名作でもなんでもない、ただの普通なお話でした。でも自分はこの作品に出会えて本当に良かった。それだけは確かに言えることです。彼女らの必死な生き様に触れることが出来て、本当に良かったです。
Posted by ブクログ
終わりに向かってなのだけど、静かな光に包まれた1冊だった。主人公(主にハーヴェイ)に厳しい本作だったけど、予想より穏やかなラスト、総決算。もっと鬱エンドもあり得ると思っていた。キーリは聖母に変身。しかし、こうなるしかないと分かってはいても、特にベアトリクスは大好きだったから、悲しい。兵長も。
ハーヴェイは、最後の最後まで誰かの為にボロボロになって、許して、感謝して…。昔はキーリと一緒に彼に恋するのみだったけど、今読むとこの人ほんと凄いなという畏敬。あと壁井先生のタイプなんだなあ…としみじみ思う。
優しくて切ない、諦めも含んだ、しかし十分に希望のある結末だった。2人の「その先」が幸せであるように。
Posted by ブクログ
最終巻。ここにきてユドがキーパーソンに。いや、もう忘れかけてたんですが。ストーリーとしては、もう悲しくて悲しくて。人が死ぬのとか消えていくのとかって苦手なんですよ。感動はするんですが、悲しい!今回はちょっとだけしかでませんでしたがヨアヒムとビーがよかったです。しかしそれにもましてビーにひそかに恋している様であった神官さん視点のシーンが好きでした。前作でビーにこき使われてるっぽかったときからいいなあとは思っていたのです。あの人の今までの価値観は、大幅に変わったでしょうね。終わり方も綺麗に終わっていて、いやかなり切なすぎて泣けてくるんですが、よかったです。できれば最後にもう少しシグリ・ロウに出てきてほしかったですが。家族愛が大好き……! 巻末の初期ラフ集では、頬を膨らませているベッカがものすごくかわいかったです。脇役だったのが残念なくらい。
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
ヨアヒムが力尽き、さらにベアトリクスも命を落とします。ハーヴェイは、ラボに利用され人を襲うだけの存在となったユドを止めるため、傷だらけの身体を引きずって最後の戦いに挑みます。
キーリは、これまでかかわってきたさまざまな人びとの思いに触れ、最後はベアトリクスに見送られて、少年のハーヴェイとともに「砂の海」の終着駅へと旅立ちます。
ユドの活動を静止させたハーヴェイは、キーリ、兵長とともに、大陸の北部、山脈のなかにある、遺跡にたどり着きます。そこでは、80年前の戦争から逃れてきた人びとが、下界との関係を断ってひっそりと暮らしていました。キーリはそこで、寿命を終えた兵長のラジオと別れを告げ、「核」が静止しつつあるハーヴェイとともに下界へと帰っていきます。
ほぼ予想通りの結末でしたが、ベアトリクスまで命を落とすとは思っていませんでした。ハッピー・エンドではありませんでしたが、救いのない物語ではなかったので、個人的には納得のできる締めくくりでした。
Posted by ブクログ
切ない。空しい。これが一番の感想だ。
話は大好きなんだけど、寂しいのは好きじゃない。
でも、ここまで一気に読んでしまった。
これは多分、ハッピーエンドとは言えないだろうが、これ以外の終わりはないのだろう。
Posted by ブクログ
キーリは後半に行くにつれて、実はあんまり(個人的には)面白さが半減して行ったなぁ、と思います
特に、終わり方があんまり好きではありません…
惰性で最後まで購入しましたが、本を整理した時に古本屋に持って行ってしまいました
売ってから惜しくなる本も多いんですけど、これは全く…
壁井ユカコさんは、キーリで有名になって行ったんですけどねぇ
Posted by ブクログ
ああいうラストがベストだったんだって判っているですが、これからのキーリを思うとなんとも言えない気持ちになります。
あの子絶対あの思い出だけで生きて行っちゃうってこれから……。